夏のはじまりは、がんばるより慣れていく― 暑さに体を急がせない ―
ハイサイ。
ととのえ職人、五木田穣です。
このnoteでは、心と体と思考のズレをやさしくととのえる話を、日々書いています。
昨日は、
7月のはじまりに、体の声を聴いてみる、
という話を書きました。
新しい月が始まると、
何かを頑張りたくなる。
今月こそ、ととのえよう。
今月こそ、動き出そう。
夏だから、もっと元気に過ごそう。
そんなふうに、
気持ちが前向きになっていく。
それは、悪いことではない。
でも、
7月のはじまりに、
いきなり自分を急がせなくてもいい。
夏に入る前に、
まず少し呼吸を戻す。
体の声を聴いてみる。
そんな話でした。
今日は、その続きとして、
夏のはじまりの過ごし方について、書いてみたいと思います。
夏のはじまりは、
がんばるより慣れていく。
暑さに体を急がせない。
そんな話です。
夏は、気持ちより先に体にくる
夏になると、
気持ちは、少し外へ向かいやすくなります。
空が明るい。
日が長い。
海や空がきれい。
外に出たくなる。
何かを始めたくなる。
少し活動的になりたくなる。
そういう季節の力があります。
でも、
夏は、気持ちよりも先に、体にきます。
暑さ。
湿度。
強い日差し。
汗。
冷房。
寝苦しさ。
外と室内の温度差。
喉の渇き。
胃腸の疲れ。
自分ではまだ大丈夫だと思っていても、
体は、たくさんの調整を無意識にしています。
体温を保つ。
汗を出す。
水分を調整する。
血流を調整する。
睡眠の質を保とうとする。
胃腸を働かせる。
外の暑さと、
室内の冷房の差に対応する。
夏は、
ただ暑いだけではありません。
体にとっては、
ずっと調整が続く季節です。
だから、
夏のはじまりに大切なのは、
気合いで頑張ることではなく、
体を少しずつ慣らしていく、という心構えです。
暑さに慣れるには、少し時間がかかる
暑さに体が慣れていくには、
少し時間がかかります。
昨日まで涼しかった体が、
今日から急に夏仕様になることはありません。
梅雨の湿度を受けてきた体。
冷房に当たる時間が増えてきた体。
汗をかく機会がまだ少なかった体。
睡眠が少し浅くなっている体。
そういう体が、
少しずつ夏に入っていきます。
体は、まだ準備がととのっていない。
だから、
夏が来たからといって、
急に活動量を増やしすぎない方がいい。
急に、長時間外に出る。
急に、強い運動をする。
急に、予定を詰める。
急に、冷たいものばかり摂る。
急に、夜更かしが増える。
そうすると、
体の調整が追いつかなくなります。
暑さに慣れるとは、
根性で耐えることではありません。
体が、
少しずつ汗をかけるようになること。
暑さの中でも、
呼吸や動きが乱れすぎないこと。
水分や休息を取りながら、
無理なく夏の環境に入っていくこと。
体が、環境に適応し、調っていくこと。
そのためには、
体に時間を渡す必要があります。
がんばるほど、体の声を聞き逃すことがある
夏のはじまりに、
がんばろうとしすぎると、
体の声を聞き逃すことがあります。
少しだるい。
少し頭がぼんやりする。
喉が渇いている。
眠りが浅い。
胃が重い。
汗が出にくい。
なんとなく息が浅い。
足が重い。
そういう小さなサインがあっても、
思考が先に動いてしまう。
夏だから。
7月だから。
天気がいいから。
予定を入れたから。
みんな動いているから。
これくらい大丈夫だから。
そうやって、
体の小さな声を押し切ってしまうことがあります。
でも、
体は、正直です。
無理をすると、
ちゃんと重くなる。
水分が足りないと、
ちゃんと知らせてくる。
冷房に当たりすぎると、
体が冷える。
寝不足が続くと、
日中の暑さがきつくなる。
だから、
夏のはじまりは、
体の声をこまめに聴くことが大切です。
がんばる前に、
今の体に聴いてみる。
今日はどれくらい動けそうか。
今、喉は渇いていないか。
暑さで疲れていないか。
冷房で冷えていないか。
眠りは足りているか。
その確認が、
体をととのえていきます。
夏に慣れるとは、自分の速度を知ること
夏に慣れるというのは、
暑さに負けないことではありません。
暑さの中での、
自分の速度を知ることです。
どの時間帯なら動きやすいのか。
どれくらい外にいると疲れるのか。
どのくらい水分が必要なのか。
冷房はどれくらいが心地よいのか。
夜は何時くらいに休むと翌日が楽なのか。
どれくらい食べたら重いのか。
どれくらい冷たいものを摂るとだるくなるのか。
どれくらい汗をかくと体が軽くなるのか。
そういう自分の体の反応を、
少しずつ知っていくこと。
それが、
夏に慣れるということです。
人によって、
夏の入り方は違います。
暑さに強い人もいる。
湿度が苦手な人もいる。
冷房に弱い人もいる。
汗をかきにくい人もいる。
胃腸が冷えやすい人もいる。
睡眠が乱れやすい人もいる。
だから、
誰かが良いと言っていることではなくて、
自分の体の声を聴きたい。
自分の体に聴きながら、
自分の速度で、夏に慣れていきましょう。
暑さに体を急がせない
暑さに体を急がせない。
これは、
夏のはじまりに大切にしたいことです。
まだ体が慣れていないのに、
気持ちだけで走り出さない。
まだ汗をかく準備ができていないのに、
急に頑張りすぎない。
まだ睡眠が整っていないのに、
予定を詰めすぎない。
まだ胃腸が重いのに、
冷たいものや刺激の強いものばかり入れない。
体には、
体の準備があります。
夏に入るための準備。
暑さに慣れるための準備。
汗をかくための準備。
眠るための準備。
食べるための準備。
休むための準備。
それらを無視して、
思考だけで夏を始めようとすると、
体が置いていかれます。
夏は、
勢いで乗り切る季節ではありません。
体と相談しながら、
少しずつ入っていく季節です。
夏のはじまりにできること
夏のはじまりにできることは、
どれもとても小さなことです。
朝や夕方の少し涼しい時間に歩く。
こまめに水を飲む。
冷房で冷えすぎないようにする。
汗をかいたら、
水分だけでなく塩分も意識する。
眠る前に、
スマホを少し早めに置く。
胃腸が疲れている日は、
食べすぎない。
冷たいものを摂りすぎたなら、
温かいものも、摂るようにする。
外に出た日は、
夜に少し早めに休む。
暑い時間帯に、
無理に頑張ろうとしない。
そういう小さなことです。
どれも、
特別な健康法などではありません。
とても、シンプルなもの。
でも、日常に即したもの。
夏の体には、
こういう小さな調整が効いてきます。
ととのえることは、
何か特別なことをすることではありません。
今の季節に合わせて、
体が少し楽になる選択を増やしていくこと。
それが、
ととのえるということです。
今日の小さな実践
今日の小さな実践は、
「涼しい時間に、少しだけ外の空気を感じる」です。
朝でも、夕方でもいいです。
長く外に出なくていい。
少し窓を開けるだけでもいい。
玄関先に出るだけでもいい。
数分だけ歩くだけでもいい。
その時に、
暑さを我慢するのではなく、
体がどう感じているかを見てみる。
風はあるか。
湿度はどうか。
汗は出るか。
呼吸は浅くないか。
体は重いか、軽いか。
外に出たあと、
少し水を飲みたくなるか。
そうやって、
体が夏をどう受け取っているかを感じてみる。
夏に慣れることは、
夏に耐えることではありません。
体の反応を見ながら、
少しずつ季節に入っていくことです。
その入口として、
涼しい時間に少しだけ、
外の空気を感じてみてください。
夏のはじまりは、がんばるより慣れていく
夏のはじまりは、
がんばるより慣れていく。
暑さに体を急がせない。
7月になったからといって、
急に元気にならなくてもいい。
夏が来たからといって、
急に活動的にならなくてもいい。
体には、体の速度があります。
心には、心の速度があります。
季節の明るさに合わせて、
自分を急がせなくていい。
まずは、
体の声を聴く。
呼吸を戻す。
水を飲む。
涼しい時間を選ぶ。
汗のかき方を見る。
眠りを大切にする。
胃腸の重さに気づく。
少しずつ、
夏の体に慣れていく。
ゆっくりでいい。
夏は、
気合いで乗り切るものではなく、
体と一緒に入っていくもの。
今日も、自分の体を置き去りにせず、
少しずつ夏へ慣れていきましょう。
ととのえ職人
五木田穣
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