7月のはじまりに、体の声を聴いてみる― 夏に入る前に、少し呼吸を戻す ―
ハイサイ。
ととのえ職人、五木田穣です。
このnoteでは、心と体と思考のズレをやさしくととのえる話を、日々書いています。
今日から、7月ですね。
6月が終わり、
また、新しい月が始まりました。
沖縄では、梅雨も明けました。
空の明るさ。
光の強さ。
風の感じ。
肌に当たる空気。
少しずつ、
季節は夏へ向かっています。
7月になると、
なんとなく気持ちも切り替えたくなります。
今月こそ、ちゃんとしよう。
夏だから、動き出そう。
生活を整えよう。
もっと元気に過ごそう。
そんなふうに、
新しい月の始まりには、
前向きな気持ちが湧きやすいもの。
それは、悪いことではありません。
新しい月に、
気持ちを切り替えることも大切です。
でも、だからといって、
そんなに、自分を急がせなくてもいい。
夏に入る前に、
まず少し呼吸を戻す。
そして、
体の声を聴いてみよう。
今日は、そんな話をお届けします。
7月になっても、体は急には切り替わらない
月が変わると、
気持ちは少し切り替わります。
6月が終わった。
7月が始まった。
夏に入っていく。
そう思うと、
何かを始めたくなったり、
気持ちを入れ替えたくなったりします。
でも、
体はカレンダー通りには、切り替わりません。
6月の湿度を受けてきた体。
梅雨の重さを感じてきた体。
夏至の光を受け取ってきた体。
慰霊の日に立ち止まった心。
人に合わせすぎた日。
やさしさで疲れた日。
少し離れて、
自分に戻ろうとした時間。
そういうものは、
月が変わったからといって、
すぐに消えるわけではありません。
7月になったから、
急に元気にならなければいけない。
夏が来たから、
一気に動き出さなければいけない。
そんなふうに、
自分を急がせなくていい。
季節は進んでいきます。
でも、
体には、体の速度があります。
心には、心の速度があります。
思考だけで、
その全部を前に進ませようとしなくていいのです。
夏に入る前に、呼吸を戻す
夏は、
思っている以上に体に負荷がかかる季節です。
暑さ。
湿度。
強い日差し。
冷房。
汗。
睡眠の浅さ。
胃腸の疲れ。
外と室内の温度差。
体は、
いろいろな調整をしながら過ごしています。
だから、
夏に入っていく時に大切なのは、
いきなり頑張ることではなく、
まず、ととのえることです。
特に、呼吸を戻すこと。
呼吸が浅くなっていないか。
肩に力が入っていないか。
胸が詰まっていないか。
お腹が硬くなっていないか。
息を吸うことばかりで、
吐くことを忘れていないか。
夏に向かう時、
外側の光や予定に意識が向きやすくなります。
でも、
外へ向かう前に、
一度、自分の内側へ戻る。
深く吸おうとする前に、
ゆっくり吐く。
急いで整えようとする前に、
今の体の状態を感じてみる。
その小さな時間が、
7月のはじまりに、必要だと思います。
体は、もう声を出しているかもしれない
体は、
いつもサインを出してくれています。
でも、
大きな声で知らせてくれるわけではありません。
むしろ、
最初は小さな声です。
なんとなく重い。
少し眠い。
呼吸が浅い。
胃が重い。
肩がこっている。
頭がぼんやりする。
汗をかきにくい。
喉が渇いていることに気づきにくい。
朝から少しだるい。
やる気が出ない。
こういう小さなサインを、
私たちはつい見過ごしてしまいます。
7月になったし。
夏だし。
頑張らなきゃ。
動かなきゃ。
始めなきゃ。
そうやって、
体の声を、
思考で押し切ってしまうことがあります。
でも、
体はすでに知らせてくれているかもしれません。
少しペースを落としてほしい。
水分を取ってほしい。
眠りを大切にしてほしい。
冷たいものを摂りすぎないでほしい。
予定を詰めすぎないでほしい。
ちゃんと汗をかけるように、
少しずつ体を慣らしてほしい。
7月のはじまりに聴きたいのは、
「何を頑張るか」だけではなく、
「体は今、何を知らせているか」です。
月初に、目標より先に見たいもの
月のはじまりに、
目標を立てるのも必要です。
今月は、これをやる。
ここを整える。
この習慣を続ける。
これを始める。
そういう目標があると、
日々の方向が見えやすくなります。
でも、
目標より先に見たいものが、あります。
それは、
今の自分の状態です。
今の体は、どれくらい疲れているのか。
今の心は、どれくらい余裕があるのか。
今の思考は、何を急がせているのか。
今の暮らしには、どれくらい余白があるのか。
今の自分にとって、
その目標は大きすぎないか。
今の体で、
その予定を抱えられるのか。
目標を立てることは大切です。
でも、
今の自分を見ないまま立てた目標は、
自分を苦しくすることがあります。
自分がどんな状態なのかがわからずに、
理想だけ抱いても、そこに大きなズレがあります。
7月のはじまりには、
まず体の声を聴いてみる。
自分の心と体の状態を、確認する。
そのうえで、
今月の過ごし方を考えてみましょう。
夏のはじまりは、急がず慣らしていく
夏のはじまりは、
急いで頑張るより、
少しずつ慣らしていく時期です。
暑さに慣れる。
汗をかくことに慣れる。
水分を取ることに慣れる。
日差しの強さに慣れる。
冷房との付き合い方に慣れる。
眠り方を調整する。
食べ方を調整する。
外に出る時間を調整する。
体が夏に入っていくには、
少し時間がかかります。
だから、
夏に入ったからといって、
急に予定を詰めすぎない。
急に運動量を増やしすぎない。
急に気持ちだけで走り出さない。
体が慣れていく時間を待つ。
それも、
7月の大切なととのえ方です。
体は、
ちゃんと季節を受け取っています。
だからこそ、
その体を置き去りにしない。
夏の始まりは、
体と相談しながら入っていきましょう。
今日の小さな問い
最後に、
今日の小さな問いを置いておきます。
7月のはじまりに、
体はどんな声を出していますか。
軽いでしょうか。
重いでしょうか。
動きたいでしょうか。
休みたいでしょうか。
暑さに少し疲れているでしょうか。
まだ梅雨の重さが残っているでしょうか。
呼吸は深いでしょうか。
浅いでしょうか。
今月、
何を頑張るかの前に、
何をゆるめる必要がありそうですか。
夏に入る前に、
どこに余白をつくれそうですか。
全部に答えなくていいです。
ひとつだけでもいい。
7月のはじまりに、
体の声へ戻るための問いです。
7月のはじまりに、体の声を聴いてみる
7月のはじまりに、
体の声を聴いてみる。
夏に向かう前に、
少し呼吸を戻す。
今月、何をするか。
どこへ向かうか。
何を整えるか。
それを考える前に、
まず今の自分の状態を見る。
体は、
もう夏に入る準備ができているのか。
それとも、
まだ少し6月の重さを抱えているのか。
心は、
前を向きたがっているのか。
それとも、
少し静けさを求めているのか。
思考は、
また自分を急がせようとしていないか。
7月は、
明るさも暑さも増していく月です。
だからこそ、
自分の体を置き去りにしないこと。
夏に合わせようとする前に、
自分の呼吸に戻ること。
そこから、
ゆっくりと始めていけばいいと思います。
7月が、
急かされる月ではなく、
自分の体と一緒に進んでいく月になりますように。
ととのえ職人
五木田穣
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