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体が重い日は、思考を深掘りしすぎない

ハイサイ。
ととのえ職人、五木田穣ごきたゆたかです。

このnoteでは、心と体と思考のズレをやさしくととのえる話を、日々書いています。

体が重い日があります。

たくさん動いたわけではないのに、体が重い。
寝不足というほどではないのに、朝からだるい。
何か大きな問題があるわけではないのに、気持ちが前に向かない。
やることはあるのに、体がついてこない。

そんな日。

私たちは、つい考えはじめます。

「どうしてこんなに重いんだろう」
「何が原因なんだろう」
「昨日、何か悪いことをしたかな」
「最近の生活が乱れているのかな」
「このままではダメなんじゃないか」
「ちゃんと立て直さないと」

体が重い。
ただそれだけだったはずなのに、
いつの間にか、頭の中で原因探しが始まっている。

そして、気づけば、
体の重さよりも、思考の重さの方が大きくなっていることがあります。

今日は、そんな話です。



体が重い日は、体が重いだけ

体が重い日は、体を重く感じているだけです。

当たり前のことのようですが、
大前提がここにあります。

体が重い。
眠い。
だるい。
呼吸が浅い。
肩がこっている。
腰が重い。
頭がぼんやりしている。
動き出すまでに時間がかかる。

それは、体の状態です。

そこに、
意味をつけようとしなくていい。

「怠けている」
「気持ちが弱い」
「最近ちゃんとしていない」
「また崩れてきた」
「このままではいけない」

そんなふうに、
思考が先に走り出すと、
体の重さが、いつの間にか自分への責めに変わっていきます。

でも、体が重い日は、
まず体が重たく感じるだけ。

それ以上でも、それ以下でもなく、
今の体が、そう知らせてくれている。

そのくらいシンプルに受け取りましょう。


思考は、原因を探したがる

私たちの思考は、
わからないものをそのままにしておくのが苦手です。

なぜなのか。
原因は何か。
どうすればいいのか。
何を変えればいいのか。

そうやって答えを探します。

もちろん、原因を考えることは大切です。

睡眠が足りていないのかもしれない。
食事が乱れているのかもしれない。
湿度や気圧の影響かもしれない。
疲労が溜まっているのかもしれない。
人間関係で少し緊張していたのかもしれない。
予定を詰めすぎていたのかもしれない。

そうやって振り返ることで、
見えてくることもあります。

でも、体が重い日に、
思考を深掘りしすぎると、
かえって苦しくなることがあります。

なぜなら、体が重い時は、
思考も少し重くなっているからです。

体に余力がない時、
頭だけで原因を探し続けると、
考えはだんだん暗い方へ向かいやすくなります。

「最近ずっとダメだな」
「自分は変われていないな」
「また同じことを繰り返しているな」
「結局、何もできていないな」

本当は、ただ体が重かっただけなのに、
いつの間にか、人生全体の反省会が始まってしまう。

思考が前にでると、そんなふうになります。


深掘りが必要な日と、休ませる日がある

自分の状態を見つめることは大切です。

でも、いつも深く掘ればいいわけではありません。

深掘りが必要な日もあります。

落ち着いて振り返れる日。
少し余白がある日。
自分の感情を受け止める力が残っている日。
体も心も、ある程度安定している日。

そういう日には、
自分の中にあるものを丁寧に見ていくことができます。

でも、体が重い日は、
深掘りよりも、まず休ませることが必要です。

体が重い。
頭がぼんやりしている。
呼吸が浅い。
気持ちが沈んでいる。
何を考えても悪い方へ行く。

そんな時に、
「なぜこうなったのか」を掘り続けると、
自分を理解するどころか、
自分を責めてしまうだけです。

だから、体が重い日は、
問いを深くするより、
問いを小さくしてみる。

「なぜ自分はこうなんだろう」ではなく、
「今、少し楽になることは何だろう」

「何が原因なんだろう」ではなく、
「今日は何を減らせるだろう」

「どうすれば変われるんだろう」ではなく、
「今の体に合う力加減はどれくらいだろう」

そのくらいでいいのです。


体が重い日は、考える前にととのえる

体が重い時は、
考える前に、少し体をととのえましょう。

大きなことをしなくていい。

水を飲む。
カーテンを開ける。
深呼吸する。
少し横になる。
肩を回す。
首をゆるめる。
足裏を床につける。
温かいものを飲む。
スマホを少し置く。
予定をひとつ減らす。
部屋の空気を入れ替える。

それくらいのことでいい。

体が少し戻ると、
思考の角度も少し変わります。

さっきまで、
「自分はダメだ」と思っていたことが、
ただの疲れだったと気づくことがあります。

「全部変えなきゃ」と思っていたことが、
今日は少し休めばいいだけだったとわかることがあります。

体が少しゆるむと、
思考も少しゆるみます。

だから、体が重い日は、
思考から入らなくていい。

まず体に戻る。

そこからでいいのです。


考えすぎると、感覚から離れていく

前にも書いたように、
ととのえる上で大切なのは、感じる力です。

感じる。
気づく。
わかる。
できる。

この順番が大切です。

でも、体が重い日に考えすぎると、
「感じる」より先に、
「わかろう」としてしまいます。

今の状態を分析する。
名前をつける。
原因を探す。
解決策を考える。
意味を見つけようとする。

そうしているうちに、
体が今、何を感じているのかから離れていく。

本当は、ただ眠いだけかもしれない。
本当は、少し休みたいだけかもしれない。
本当は、誰かに気を遣いすぎただけかもしれない。
本当は、湿度で体が重いだけかもしれない。
本当は、ここ数日がんばりすぎただけかもしれない。

でも、思考が深く入りすぎると、
それを大きな問題にしてしまうことがあります。

感じる前に、考える。
受け取る前に、解釈する。
休ませる前に、反省する。

そうすると、心と体と思考は、少しずつズレていきます。


体の重さを、責める材料にしない

体が重いことは、悪いことではありません。

体が重い日は、
体が何かを知らせてくれている日です。

少し、疲れている。
少し、休みたい。
少し、詰め込みすぎている。
少し、急ぎすぎている。
少し、余白が足りない。
少し、季節の変化に影響を受けている。

そうしたサインかもしれません。

そのサインを、
責める材料にしなくていい。

「また重い」ではなく、
「知らせてくれている」と見る。

「動けない自分はダメだ」ではなく、
「今日は動き方を変える日かもしれない」と見る。

「ちゃんとしなきゃ」ではなく、
「ちゃんとしようとしすぎていたのかもしれない」と見る。

見方が変わるだけで、
体の重さは少し違って感じられます。


深掘りではなく、浅くやさしく見る

体が重い日は、
深く掘らなくていい。

浅く、やさしく見る。

今、眠いかな。
お腹は空いているかな。
水分は足りているかな。
呼吸は浅くなっていないかな。
肩に力は入っていないかな。
今日は予定を減らせるかな。
誰かに返事を急ぎすぎていないかな。
少し横になれるかな。

そのくらいでいい。

自分を深く分析しなくても、
浅くやさしく見るだけで、
十分に戻れることがあります。

深く見つめることが、
いつも正解ではありません。

ときには、
深く掘るよりも、
表面に出ているサインをそのまま受け取る方が大切です。

「重いんだね」
「疲れているんだね」
「今日は少しゆっくりでいいね」

そのくらいの声かけで、
心と体は少し安心します。


変わる前に、戻る

体が重い日に、
いきなり変わろうとしなくていい。

生活を立て直そうとしなくていい。
原因を全部見つけようとしなくていい。
自分の課題を深掘りしなくていい。
完璧な対処をしようとしなくていい。

まず、戻る。

呼吸に戻る。
体に戻る。
今いる場所に戻る。
今日できる範囲に戻る。
自分に合う力加減に戻る。

変わるのは、そのあとでいい。

戻らないまま変わろうとすると、
さらに力が入ります。

ととのっていない状態で、
ととのえようとしすぎると、
かえって苦しくなることがあります。

だから、体が重い日は、
変わるための日ではなく、
戻るための日にしていいのです。


体が重い日は、思考を深掘りしすぎない

体が重い日には、
思考を深掘りしすぎない。

原因を探しすぎない。
自分を分析しすぎない。
人生全体の反省会を始めない。
変われない理由を掘り続けない。

ただ、
今の体を見てあげる。

重いんだな。
眠いんだな。
疲れているんだな。
少し休みたいんだな。
今日は急がない方がいいんだな。

そのくらいでいい。

自分を深く知ることは大切です。

でも、自分を知ることは、
自分を責めることではありません。

構造を解くことは、
自分を追い込むことではありません。

本当は、
自分にやさしく戻るためのものです。

だから、体が重い日は、
無理に深く潜らなくていい。

浅く、やさしく、今の自分を見る。

そして、少しだけ体に戻る。

水を飲む。
息を吐く。
肩をゆるめる。
予定を減らす。
横になる。
窓の外を見る。
今日は少し、ゆっくりにする。

それだけでも、
ととのえることは始まっています。

体が重い日は、
思考を深掘りしすぎない。

まず、体に戻る。
そこから、また少しずつととのえていけばいい。

また、次の記事でお会いしましょう。

ととのえ職人
五木田穣


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