NovelJam2025 参戦記⑥
三日間(実質一日半!)でチームを組んで面白い小説を描き上げ出版まで行ってしまうという狂気の小説執筆大会「NovelJam(ノベルジャム)」。
2024年に引き続き、無事開催されました!
なんと7回目!!!
今回は「北海道(札幌)」「東京」「沖縄(名護)」の三拠点同時開催です! はいそんなわけで参戦記その①、その②、その③、その④、その⑤からの続きになります。
と言った次第でその⑤からの続きです。
声優さんの朗読イベントが終わり、各自執筆活動を進行していると、前もってご案内いただいていた「藤井太洋先生の執筆相談コーナー」が実施されます!

藤井太洋先生が降臨し、会場がざわざわします。
質問コーナーのはじまりです。トップバッターは花雲(はなぐも)ユラさんです。
チームフタロの席はコーナーからもっとも離れていたので会話の内容は全く聞こえませんでした。
しかし、花雲ユラさんの参戦記で内容に触れられているので是非ご覧ください!
花雲ユラさんの質問タイムが終了し、わたしの名が呼ばれます。あるものを手にしてコーナーに向かいます(このあたりの様子は上記の花雲ユラさん参戦記に記載されております)。あいさつして座ります。
スッ。サインペンとともに藤井太洋さん最新短編集「まるで渡り鳥のように」を差し出します。

はいサインをおねだりです。ん? 質問タイムになにやってんだって? 「サインしていただいてもいいですか?」は立派に「質問」なのです。

はい、本題の質問タイムです。素直に浮かんだ質問を投げかけます。
澤「この短編集の従卒トムって、どうやって思いつくんですか? 奴隷制度とネクロマンシーと幕末の組み合わせってそんな発想だせないです! NovelJam参加の前日に読んで絶望しちゃいましたよ! あと、おうむの夢と操り人形って、Kindleで読んだ気がするんですが紙で読むとまたぜんぜん印象が変わりますよね! Kindleだとポップな感じがしたんですが、たとえばSB(スプリントブリュー)社がソフトバンクのオマージュになっていたりとか。んで、あらためて紙で読むとちょっとセンチメンタルというか静謐というか」超早口。
藤「(執筆の質問じゃないのか?)そうですね。電子と紙だと印象が変わりますね。組版にするときに登場人物の性別についてちょっとミスリードを入れたんだけど、中国語版製作を経由した際に同性愛についての検閲はいっちゃうからそこを編纂されちゃって……、で、こちらの版になった際に一か所ミスが入っちゃったんです」
(ははあ、田中芳樹の短編集にもあった性別ミスリードを仕込もうと?)
澤「映像化のお話とかないんですか? オービタルクラウドなんて特に」
藤「いくつかはありましたが実現してませんね。特にオービタルクラウドなんて無理でしょ!」
澤「……なるほど、そうなんですね。質問は以上です。じゃなかった、ここから本題です。今回闇バイトについて描いているのですが、キャラが粛清される場面でどこまで凄惨にしてもいいのか、するべきなのか教えていただけますでしょうか」
藤「むずかしい質問ですね……」
澤「粛清の場面が凄惨すぎると再読どころかそこで読者が離脱しちゃうし、タニとしてのインパクトが弱いと物語の起伏も弱くなっちゃうんですよね……」
藤「R18の感覚を参考にするといいかもしれません。あとは音だけの描写とか、場面が一瞬目に入るだけとか。やっぱり凄惨すぎると一定数の読者は離れちゃいますからね」
澤「なるほど、参考になります!(← 実際にご助言反映しました!)藤井さんの作品は凄惨なシーンが極めて少ないですよね。あれ? でも従卒トムはけっこうな場面が……?」
藤「ネクロマンシーだから」
澤「あ、そうか! バイオハザード感覚! ん? でも丁寧にエンバーミングされていたような、それって主人公の愛着が……」
運営さん「……はーい、そろそろいいですか。澤さんの時間はここまでです。ここまで、ここまでですよ! ありがとうございました」
レフェリーのストップがかかり強制終了。席に戻ります。
運営さん「ほかに質問のあるかたはいらっしゃいませんかー」
しーん。誰も挙手しないので、おかわりしようかなと思って挙手してみましたが拒絶されました。メガネかけて別人を装う作戦は失敗におわりました。誰も挙手をしなかった(できなかった)のは、『超鉄火場である二日目の夜に差し掛かっていて、そんな余裕がまるでなかった』が真相だと思います(わかる)。
さあ、藤井太洋さんからいただいたばかりのアドバイスをもとに、最後まで描かなかった地獄パートに着手します。あと2,000文字です。
その⑦へつづく
NovelJam2025で執筆した「A CROSSROAD(アクロスロード)」は以下よりご購入可能です。紙本買うと電子版もついてくるのでお得です。紙本お持ちいただいたらサインするのもやぶさかではないですよ!
この機会に過去の参戦記もまとめておいたので、ご興味あればどうぞ!
さて、わたしの自著、ギター小説「440Hz」シリーズもご高覧いただけますとうれしいです。こちらはKindleUnlimitedで読み放題です!
