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5000日後の世界 / ケヴィン・ケリー / ビジョナリー、ケヴィン・ケリー最新の予言 / 3冊目のテクノロジーの未来予測 / 人生最後の本棚

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【人生最後の本棚】

まずはこの本に出会えたことに感謝です。筆者の方のご迷惑になりませんように。
おじさんがnoteを始めるに当たってメンズファッションのことを書こうと思い、ファッション関連の本を読んでみました。しかし、ファッション本を読むだけではカッコよくなれないといつも思います。中身が空っぽではカッコよくないのです。結局、いつも中身からカッコよくなるにはそれなりに本をきちんと読んでおかなければという結論に達します。昔からのものも含め、おじさんのお気に入りの本です。

5000日後の世界 / ケヴィン・ケリー

ビジョナリー(予言者)と呼ばれるケヴィン・ケリーさんの本です。僕のケリーさんの本のご紹介は3冊目です。前回、前々回とご紹介した時点で少し古い本だったので読んだ時点で予言の答え合わせということになってしまっていました。

誰でも予言の本と聞いたら「最新の予言はどうなっているの?」と聞きたくなると思いますが、ケリーさんは「インターネットの次に来るもの」以来、本腰を入れて新しい本を出しておられません。他の本が一冊出ていますが少し傾向の違ったもののようです。(積読中、いずれご紹介します。)

唯一、現在進行中のテクノロジーについて語っている予言の本はこの本となります。今回は新書です。軽いジャブといった趣きですが実はちゃんと予言されています。日本にだけのプレゼントでしょうか。もしかしたら既に他の小さな記事やインタビューなどでいくつか同じ内容を発信されているのかもしれません。

この類いの本はネタバレすると本のご紹介の意味がないので内容は少しだけご紹介します。お薦めしたいけれど中身は書けないという複雑な気分です。

ミラーワールドから始まって

2021年刊。コロナ禍の時期の本です。それもあってか、最初に「ミラーワールド」の実現を予想されています。メタバースのテクノロジーは別に止まってしまったわけではないようですが、この1、2年は新しいテクノロジーといえばどちらを向いてもAI一色となっている感があります。メタバースのお話は影に隠れてしまっている感じですが、何かそれを走らせるきっかけがあればAIと相まって一気にブレイクスルーしそうな気もします。もしかするとゲームの方面から出て来る可能性もあります。ミラーワールドは進化の枝をどのように伸ばすのでしょうか。
ケリーさんは衰えるところなく他にもバイオ新生物学的な遺伝子操作問題、アグリテック、自動運転、インフラ問題などあらゆることについて縦横無尽に未来予測されています。

イノべーションと成功のジレンマ

最後に「イノベーションと成功のジレンマ」という章がありとても面白く読みました。
「ラーメン助走路の話」という言葉。みなさんご存知でしたでしょうか?良さそうなものはなんでも「スタートアップごと買収してしまえばいい」わけではないのです。資金を注ぎ込めばいいというものではなく、何か新しいものをクリエイトしようという思いと資金とのバランスはいつの世の中も難しいもののようです。お金持ちには決して作れないものがありそうです。

ケヴィン・ケリーさんは文系⁉︎

前にも書きましたがケリーさんの言葉はどうも「理系」の言葉ではないように思います。ケリーさんの語るお話はインターネットやPCやテクノロジーに関わる内容ですが、なぜか文系の僕にしっかりと響きます。
また、ケリーさん自身も決してハイテクの道具や機器に囲まれて生活しているわけではないようです。そういうところも面白いと思います。そして60年代の西海岸の雰囲気も感じます。

フーテンの寅さんの話

少し話が変わります。みなさんご存知の「フーテンの寅さん」のお話です。僕は「寅さん」の映画を数十本観たというわけではありません。ファンの方々にはすみません。
寅さんの仕事は「的屋(てきや)」と呼ばれます。風呂敷(カバン)の中の商品を広げて口上を述べて商売をします。お客さんはある意味その「口上」にお金を払うわけです。買った商品がイマイチで苦情を言いに行っても、寅さんはもうどこかに行ってしまっています。

ケリーさんは今のインターネットの原型と言われる「ホールアースカタログ」の編集者でした。「ホールアースカタログ」ですが実は目指していたのは地球上の全てテクノロジーが載っている雑誌です。使っているユーザーがその商品の良さ、使い勝手、またテクノロジーを紹介する本です。大風呂敷です。

ケリーさんの次の風呂敷は「WIRED」という雑誌でした。面白そうな電脳系のテクノロジーを取材して雑誌に詰め込み僕たちに発信します。そのテクノロジーのひとつひとつは「ふたばが出た状態の種子」だと考えてみていただきたいと思います。上手く育つかどうかは誰にもわかりません。しかし期待して様子を追いかけてみるのも面白いと思います。
それをひとつひとつ紹介しているのがケリーさんの未来の予想ではないかと思います。ある意味、寅さんと同じ仕事ではないかと思います。雑誌という風呂敷に包んだ「未来の種」の情報を売っています。僕たちは「夢」を買っているのではないでしょうか。

考えてみると世の中にあるほとんどのものは同じではないかと思います。実は僕のnoteの記事も僕の好きなものを風呂敷に包み、noteという場に置かせていただいています。そして今やインターネットこそ、本当に実現してしまった、ありとあらゆる全てを包んでしまう地球規模の極大大風呂敷ではないかと思います。インターネットで見られるお薦め記事はほぼ全て「どこかの寅さんの口上」なのではないでしょうか。しかし、今度は大き過ぎて何を見ればいいのか決められません。情報を整理するべく検索エンジンなるものも出来ました。

後はどの大きさの風呂敷の中に「何を入れるか」です。パッケージングの技術です。「ケリーさんの風呂敷の中身は筋のいいものが多い」これが今回のこの記事の僕の口上です。
僕たちは日々そうやって色々なものを選んでいます。もしかして自分の人生まで、家族、仕事、住むところ、遊び、好きなモノやコトも運や縁で繋がってはいますが、僕たちの選択の過程と結果だと思います。

大風呂敷を広げる

大風呂敷を広げるというのは持ちきれない程の量の品物を持つことだと思います。なんでもかんでも風呂敷に入れたら重くて持てません。口上も覚えきれません。ギャンブルに例えるとルーレットで一度に沢山の場所に賭けるようなものだと思います。例えば黑と赤に賭ける。こうなると予想と言っても「0」を除くとほぼ当たります。当たってもチップは増えません。ギャンブルとしてはちっとも面白くありません。

小さな風呂敷に選りすぐりのいいモノが詰まっている。少ない機会で当たる確率が高いこと。これがケリーさんの本であり彼のビジョナリーたる由縁だと思います

僕もこのnoteで僕の好きなものやお薦め出来るものを詰めていきたい思っています。僕のお薦めで「ハズレ」なものを買ったり、読んでしまったみなさん。おられたらすみません。運や縁や相性もあります(汗)。
また、僕の記事の中にもみなさんが手放しで喜べない「あやしい」口上があることもご承知お願いします。すみません。なるべく少なくしたいと思っています。だんだん自分の足元があやしくなって来ました。

それから、ケリーさんとは切っても切り離せない「ホールアースカタログ」関連の本が僕の部屋で積読されています。早く読んでご紹介したいと思っています。前にご紹介させていただいた60〜70年代の西海岸の本とその流れの日本の本も読んでいただけたらと思います。きっとそこに僕たちが憧れたアメリカがあるような気がします。

読んでいただきありがとうございます。

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