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沈黙は、4秒しか待てなかった ─ オンライン司会の本番でわかったこと

こんにちは、しょうへいです。

前編では、ファシリテーターを引き受けた経緯と、本番までの準備の話を書きました。何に悩んで、誰の言葉に助けてもらって、どう設計したか、という話です。

後編では、本番が始まってからの1時間と、終わった後の気持ちまでを書きます。「失敗する」と思っていた自分が、なぜ終わってみて「またやりたい」に辿り着いたのか。その中身の話です。

ちなみに本番の録画はまだ見返せていなくて、記憶だけで書いています。

↓前編よろしければご覧ください。

拍手でスタートを切った


配信が始まって、最初にやろうと決めていたのは拍手でした。楽しそうな雰囲気を作れば、それが参加者にも伝染する。ご機嫌な声色を意識しよう。そう決めていました。


やってみて気づいたのは、拍手でまず気分が上がったのが、自分だった、ということでした。


手を叩いた瞬間、テンション高く話せるようになった。このテンションは、1時間ずっと続いてくれました。雰囲気を作るというのは、まず自分の気分を上げる作業なのかもしれません。

沈黙は4秒しか待てなかった


前編で、問いは3つだけ用意した、と書きました。投げた後は時間を見て間に入ればいい、と構えていました。


実際は、4秒くらいしか待てませんでした。


頭では「コメントを待とう」と思っても、身体が待てない。すぐに「ちゃおさん、どうですか?」と振ってしまいました。一人でやっていたら、これは早すぎたと思います。

でも今回は、コメントはちゃおさんに拾ってもらう、と事前に決めてありました。だから僕が4秒で動いても場は崩れず、会話が自然に転がっていきました。

ちゃっきーさんが第三部で、役割分担を曖昧にしないことの大切さを書いていました。その学びが、自分の”待てなさ”を助けてくれた場面でした。

ゆるストイックの議論


前半のディスカッション中、参加者の方がゆるストイックの話を図にして、コメント欄で共有してくれました。


画面越しにその図を見た時、優しいなあ、と思いました。誰かが自分の時間を使って、しかも他の参加者にも見える形で応えてくれる。コミュニティだから生まれる場の質だと思います。


前半では、もう一つ印象に残ったことがあります。


ゆるストイックの「努力と運の切り分け」という話を、『7つの習慣』の「関心の輪」と「影響の輪」で整理する場面がありました。運や結果は関心の輪、自分の行動や考え方は影響の輪。振り回されないためには、影響の輪に集中する、という話です。


びっくりしたのは、『7つの習慣』が会話の共通言語として自然に出てきたことでした。


学生時代や会社の同僚と話していて、こういう本の話題になることは、ほとんどありません。このコミュニティだと、『7つの習慣』も、朝井リョウさんの『イン・ザ・メガチャーチ』も、普段の会話の中で当たり前のように名前が出てくる。誰かが本の名前を出せば、みんながそれをベースに話を進められる。


ちなみに『イン・ザ・メガチャーチ』は、コミュニティでの話題をきっかけに、僕も買って読んでいるところです。


同じような本を読んで、同じような問いを考えている人が集まっているんだな、と思いました。自分が前から考えていたテーマが、他の人の口から出てくる場面も何度かあって、そのたびに、思想が似てるなあ、と感じました。

普段の生活では出会いづらいこの感覚が、コミュニティの価値なのかもしれません。

↓読み始めた本の記事です📚


無意識の議論


前編で、1時間の重心を後半に置く、と書きました。

事前MTGで、ちゃおさんが後半について自分から話したい、と言ってくれていました。旗を立ててくれていたおかげで、わたしは本番でも安心していられました。

議論の中では、あえて摩擦を起こす話、価値観の合わない人と交わる話、自分の中の本音に気づく話が出てきました。このあたりで、僕も少しだけ話しました。

挑戦のほとんどはうまくいかないこと。コンフォートゾーンを出て摩擦を感じる瞬間こそ、生きている実感を取り戻してくれること。

前から自分の中で考えていたテーマだったので、話すことへの躊躇はありませんでした。

終わった瞬間に出てきた言葉


締めの挨拶で、自然と口から出たのは「皆さんのおかげで楽しめました、ありがとうございました」でした。

準備で「主人公は自分じゃなくて流れ側」と繰り返し言い聞かせていた。その言葉が、終わった瞬間に自然に口から出てきたのは、自分でも少し嬉しかったです。

配信を閉じたあと、最初にやったのはスレッドに感謝のコメントを書きに行くことでした。熱が残っているうちに、言葉にして置いておきたかったんだと思います。

なぜ「またやりたい」と思えたのか


正直に書くと、この気持ちは感謝された時に一番強くなりました。

誰かが「ありがとう」と言ってくれると、自分もまたあの場を作りたくなる。リベンジというより、もう一度あの楽しさの中に戻りたい、という単純な気持ちです。

目立つのが苦手だった自分が、終わってみたら「またやりたい」と思っていた。

人の話を聞くことに集中できた時間、優しさを受け取れた時間、自分の考えを素直に話せた時間。そういう瞬間の積み重ねで、気づけば怖さが小さくなっていた、という感じです。

次への宿題


前編で、宿題を一つ書きました。次は自分でコメントを拾う方を試したい、という話です。後編で、もう一つ増えました。沈黙を、ちゃんと待てるようになること。横にいる力、と呼んでもいいかもしれません。


4秒しか待てなかった自分を、次は6秒、8秒と、場に任せられるようになっていきたいです。どちらの宿題も、今回はちゃおさんや事前の役割分担に助けられて回避できたことです。次は、それを自分一人の足場で試したいと思います。

終わりに


引き受けた時は、ほぼ100%失敗すると思っていました。終わってみたら、「またやりたい」と思っていました。この変化を起こしてくれたのは、ちゃっきーさんの三部作と、ちゃおさんとの呼吸合わせと、参加者の皆さんの優しさでした。


この記事が、次にファシリテーターをやる方の手元で、少しでも準備のお守りになれば嬉しいです。

参考記事

非常に参考にさせていただいたちゃっきーさん三部作:

第一部


第二部


第三部


当日のディスカッションの中身について、FumiMasaさんの素敵なレポート:
FumiMasaさん「パブリックビューイングに参加してきた」


前編:
目立つのが苦手な自分が、オンラインで1時間の司会に挑んだ話

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