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ゼーリエはなぜフリーレンを不合格にしたか。フリーレンはどう答えれば合格するのか。


不合格理由1(喪失を恐れた)

ゼーリエがフリーレンを不合格にした一番の理由は、フリーレンを亡くした時の喪失を恐れて、深い絆を結ぶことを避けようとしたからです。(フリーレンが先立つことについては補足を参照)

ゼーリエとフリーレンは正式な師弟関係にはありませんが、ゼーリエの気持ちは既にフリーレンの師のそれです。

それはゼーリエの弟子にしてフリーレンの師であるフランメの死を知った時からです。(第58話)

言うなれば、ゼーリエは親(フランメ)を亡くした子(フリーレン)をみる祖母のような立場にあります。

ゼーリエがフリーレンを看取る立場にあることについては補足を参照してください。

不合格理由2(守破離の離)

フリーレンを不合格にしたもう一つの理由は、フリーレンが既に「守破離」の「離」の段階にあるからです。

ゼーリエはフリーレンの親として面倒を見るのではなく、祖母の立場で遠くから見守るべきだと考えているのでしょう。

不合格理由3(エンデに行かせたくない)

ゼーリエは「できればフリーレンをエンデに行かせたくない」とも考えていたと思われます。根拠については下の記事を参照ください。

「一度だけチャンスをやる」は嘘か?

ゼーリエは「一度だけチャンスをやる」に続けて「好きな魔法を言ってみろ」とフリーレンに問いました。

そもそも、ゼーリエにはフリーレンを合格させる気がなかったように見えるのですが、では、「一度だけチャンスをやる」は嘘なのでしょうか?

確かに、「フリーレンがどう答えても、ゼーリエはフリーレンを不合格にした」ような気もします。

そうすると、ゼーリエはフリーレンに対して嘘をついたことになりますね。

確かに、ゼーリエはしばしば自分の気持ちに嘘をつきます。

しかし、ゼーリエは悪意のない人を騙すような嘘はつかない人だと私は感じるのですが、どう思われますか?

私は、ゼーリエは嘘は言っていないと思います。ただ、ゼーリエは、フリーレンが合格する可能性はほとんどゼロに等しいと考えているでしょう。

どう答えれば合格するのか

では、嘘ではなかったとして、「好きな魔法を言ってみろ」という問いに対してフリーレンがどう答えたら合格になったのでしょう?

「好きな魔法を言ってみろ」は、おそらくゼーリエが魔法使いの実力を測るときのお気に入りの質問で、ヴィアベルにも同じ質問していました。

仮に、フリーレンがここで「ゾルトラーク(一般攻撃魔法)」とか、ヴィアベルと同じく「好きも嫌いもないよ」答えたとします。

ゼーリエはこう考えるのではないでしょうか。

「この子はまだ「離」の段階にはない。」

そしてこう言います。

「残念だが見込み違いだったな。合格。」(私の下で1,000年間修行しろ。)

つまり、1,000年間の出禁処分は「1,000年間は帰ってくるな」、「私の下から離れて鍛錬しろ」ということです。

補足(試験結果まとめ)

今回の試験結果をまとめると、カンネ達は実力不足で「守」の段階にも達していないため不合格、フェルン達は「守破」の段階にいるため合格、フリーレンは「離」の段階にいるため不合格となった、ということになります。

ただ、細かい事を言うと、エーレの場合、実力は十分だったけれども、一級魔法使いとしてのセルフイメージが損なわれてしまっていたための不合格だと考えます。

補足(ゼーリエの予言)

ゼーリエとフランメの遺書を持参したフリーレンが森を歩きながら語り合う場面(第58話)のこの時のゼーリエの直感が正しいなら、そして、この場面が再び回想されるとしたら、ゼーリエはフリーレンを看取る立場になります。(そして、「ゼーリエの直感はいつも正しい」(第57話)のです。)

アニメS1-EP25のフランメの遺言状の回想シーンです。フリーレンは森の中(右)から歩いてきて、ゼーリエを追い越して崖の先(左)に立ちます。フリーレンが先立つことを示しています。

このときのゼーリエの「予言」については下の記事の補足で触れています。

『葬送のフリーレン』に関する記事はこちらにまとめています。