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《葬送のフリーレン》ミリアルデ、デンケンの根回しでゼーリエ暗殺計画に介入する(帝国編考察)


はじめに

ミリアルデ(聖杖法院)は帝国編で再登場すると考えています。(このエルフの女性はミリアルデだと考えます。他に候補がいません)

第14巻128話

なぜなら、デンケンの根回し先が聖杖法院だからです。(フラーゼに対抗できる根回し先としては聖杖法院しか思い当たりません。理由は他にもあるのですが省略)

第14巻130話

聖杖法院は、おそらくシスターとモンクから構成される「対魔法使い専門の特務機関」(第14巻128話)でしょう。

そう考える理由は以下の通りです。

  • 「聖杖」の言葉を冠する組織 → 女神様と関係がある(ゼーリエが「神話の時代の大魔法使い」と自称していることから「大魔法使い」は神話の時代から存在し、ということは「聖杖の証」も同様。だから「聖杖」は女神様と関係のある言葉)

  • ミリアルデが手を組んで祈るポーズをとっている → 女神様と関係がある

  • トップが女性 → 教会系統(女性の僧侶は存在しない)ではなく修道院系統(シスターとモンクから構成される)の組織

  • 聖杖法院がデンケンの通っていた神話の時代の資料を収蔵している図書館のそばにある → 修道院(昔の文献や神話を現代へと伝えていく役割がある。第12巻112話)系統の組織

詳細な根拠は下記の記事で扱っていますので、是非お読みください。

今回は、どのようにミリアルデ(聖杖法院)が帝国編に関わってくるのか、について考えてみます。

デンケンの根回し

根回しのタイミング

大陸魔法協会vs.影なる戦士vs.魔導特務隊の三つ巴となっている帝国編ですが、聖杖法院はデンケンの根回しの結果としてここに関与します。ですので、まず、デンケンが根回しを行ったタイミングを確認しておきます。

舞踏会二日前の早朝、カノーネがグリュックの取り調べを行います。カノーネは次にデンケンの元へ行きます。デンケンはカノーネからグリュックの措置について説明を受けた後、「根回しを進めておくか」と呟きます。そこからの場面展開はこうです。太字がデンケンの関係する場面です。

  1. 「根回しを進めておくか」(第130話)

  2. フリーレンの早起き(第130話)

  3. ラントとユーベルの脱出(第131話)

  4. フリーレンがガゼレから銀貨で買い物(第132話)

  5. 図書館(第132話)

  6. ゼンゼに情報提供「(暗殺計画については)何も知らん」(第132話)

ですからデンケンは「根回しを進めておくか」 と呟いた後、根回しを済ませてから図書館へ行っています。

この日のデンケンの行動はこうなります。

なお、グリュックのヴァイゼへの移送は「昼には」(第130話)ということですから、ゼンゼとの食事は昼食です。

第130話
  1. 朝、カノーネからグリュックの措置について報告を受ける。(第130話)

  2. 「根回しを進めておくか」(第130話)

  3. 聖杖法院へ行きミリアルデと面会、根回し

  4. 図書館(第132話)

  5. ゼンゼと昼食をとり情報提供「(暗殺計画については)何も知らん」(第132話)

  6. 昼頃、帝都を発つ → 舞踏会当日にヴァイゼ着(第140話)

そうすると、ゼンゼに「(暗殺計画については)儂は何も知らん」と言っていますから、根回しに行った時点ではデンケンはゼーリエ暗殺計画のことを知りません。

第14巻132話

デンケンはウソはついておらず、真実を語っていると考えます。理由は下記の記事で説明していますので、済みませんが参照ください。

デンケンとレルネンがヴァイゼで何をしているか等に関してはこちらの記事で扱っています。フラーゼが査察に入っていることから、ヴァイゼは帝国編と深い関係にあります。

根回しの内容

根回しに行った時点では、肝心のゼーリエ暗殺計画についてデンケンは知りません。

では、何のために根回しに行ったかと言えば、フラーゼの手綱を握るためです。フラーゼの陰謀によりデンケンはグリュックの護送に同行することになってしまい、フラーゼの手綱が握れなくなりました。それが根回しの背景です。

第14巻130話

ここでグリュックがカノーネに指摘しているとおり、フラーゼには「今デンケンに動かれたら何か困る事情がある」わけです。

第14巻130話

フラーゼがデンケンを帝都から遠ざけた理由については皇帝が問い質しています。(第142話)

第142話

ここで皇帝は何度も問い質します。(約5ページに渡って押し問答が続いています。予知夢でのゼーリエとのやり取りでもそうでしたが、皇帝はかなり押しが強いです。手を変え品を変え色々な角度から質問して答えを引き出そうとします)

しかし、フラーゼは頑として答えずに、立ち去ってしまいます。相当な秘密なのでしょう。これに関しては下記の考察で触れていますが、今回は省略します。

ですので、私達にわかるのはデンケンの目論見だけです。

デンケンは、舞踏会でのゼーリエと皇帝の会談をセットしています。

ということは、デンケンが聖杖法院に根回しした内容とは、この会談が滞りなく進むようフラーゼ(魔導特務隊)の動きに目を光らせておいてくれ、ということでしょう。

聖杖法院と舞踏会

ゼーリエと皇帝の会談の舞台は舞踏会の会場ホールです。

ということは、聖杖法院も会場に入っているはずです。何か不測の事態が起こった時には即応できるよう準備しているでしょう。

ということで、会場のゼーリエの側には、ゼンゼ、カノーネ(リネアール)、聖杖法院がいると考えます。

ミリアルデ本人が会場にいるかどうかはわかりませんが、正装したエルフは目立ちすぎると思いますね。

※カノーネはフラーゼから「カノーネ、貴女が正しい選択をすることを願っています」(第139話)と言われているため、暗殺の現場に居合わせて、彼女の選択が暗殺の帰趨を決することになると考えます。

おわりに

ミリアルデの現在について考えた本稿で「ミリアルデ三部作」は一応は完結です。三部作では「皇帝酒」の前日譚から聖杖法院へ行って帝国編に登場するまでを考えてみました。

材料がほとんどないため想像でかなり補いましたが、私なりに根拠を示しましたので、結論だけではなく私がなぜそう考えたのかまで含めて楽しんでいただけたら幸いです。


《葬送のフリーレン》に関する記事は下記のマガジンにまとめています。

150本超ありますが、最初の考察記事としてお勧めなのはこちらです。

これを読んだ上で、フランメ、ヒンメル、エーヴィヒ、ゼーリエ、大魔法使い、などで検索すると物語の全体像に関わる考察が出てきます。

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