現役編集者が集めるnote|秀逸タイトル編 ②
記事概要
こんにちは、いつきです。
本記事の概要と第一弾、第三弾はこちらをご覧ください。
noteの投稿を眺めながら、秀逸、独創的、インパクトがあると思ったタイトルをマガジンで集め、紹介しています。
前回に続き、今回も五つの記事を紹介させていただきます。
▼ 記事紹介
「見た目なんてどうでもいい」を私たちは手放せるのか
手石 望 さん
タイトルの感想
そういえば、誰かが口にしていたような、自身も口にしたことがあるような「見た目なんてどうでもいい」。この言葉に込められているのは「外見より内面が大事だよ」と捉えられますよね。人はその発言をやめられるのか、とても気になりました。
記事の感想
この言葉を使う人の心情と裏にある事実を明かしながら、明るいテイストで書かれています。文章において耳が痛くなる内容を警戒させず伝えるのは結構難しいはずですが、さらっとやれているところが上手だと思いました。
そして「口ではそう言っていても本当はこうですよね」がきっちり書いてあり、さらにそれを繊細に受け取る人の可能性を考えたフォローがあります。
見た目がすべてではないけどちょっとした努力だけでいいことにつながるよ、という話につながっています。
実際そのとおりで、身だしなみをちゃんとするだけで周りの反応が明らかに変わります(実体験です)。「見た目=視覚情報」は第三者と共有できて評価もブレにくいので、褒めやすいという側面もあると思います。
仕事のセンスが良くて、つまずく。
総務部総務課 マモたろう さん
タイトルの感想
仕事のセンスが良い人って、やることなすこと上手くいってそうでいいよなあ、うらやま・・・そうでもないらしいです。逆説的タイトルはやはり惹かれますね。いい大人になると、「自分の中では当たり前の概念」が構築されていると思うんですけど、それを崩されると気になってしまいます。
記事の感想
冒頭から「〇〇だから△△、△△だから◇◇」で論理展開されているので、わかりやすいし、ほうほう、とうなずきながら読めます。読み手を十分納得させたところで「うまくいかないんよ」で甘くない現実を知らされます。
仕事に限らず「できる人が何を考えているか」は凡人にはわからないことが多いです。そして、よりにもよって見えないところに「できる人足りえるもの」があるとなると真似することも難しい。
そういえば、やたら仕事の成果を出している人って、何を考えてるのかわからないことが多かったなあって。だから私を含めた凡人からすると、「変わった人」と映っていたのかもしれないですね。
後半部分では「できる人のつまづき」について、強引な形ではなく「知る」ことで寄り添ってみたらいいのでは? という提案をしてくれているように感じました。人事のお仕事の一端を垣間見れた、学びのある記事でした。
謙虚だとナメられ、出しゃばると嫌われる件について
毒吐きネコ さん|人生ってだいたい罰ゲーム
タイトルの感想
「マジでそうなの」と返答しちゃいそうなタイトル。人間関係という面倒だけど絶対避けては通れない難題に対して、上手くいくかそうでないかは、単なる運なんじゃないかなと思うことがありました。どうすればいいのか悩みますよね。この八方塞がり感について何か打開案がありそうと期待したくなります。
記事の感想
夏目漱石から学ぶ「生きづらさ」への考え方を教えてくれています。複雑怪奇な人間関係において「これだけやれば万事オッケー!」みたいなノウハウなんてあったら怪しいですもの。
例え話がすごくわかりやすくて「ああ、理不尽なこと言ってくるやつって実際そうだよね」って思いました。考えてみたら、最初から悪意もってる奴に対してどうリアクションしようがいいことなんて起こりようがないんですよね。
ろくでもない世の中だけど、自分の心次第でどうにかなるよ、ということを示してくれています。かの有名な漱石だって同じように人間関係で苦労したと思うと、安心しますね。
書けないなら書けないって書けばええんやで
ヤマザキ さん|100円note職人
タイトルの感想
突き抜けたタイトル。noteを意気込んで始めたはいいけど「書けない」現象、たぶん今日も日本中で起きてます。それをどうにかできちゃう方法がわかりそうで気になるタイトル。私がネコ好きでサムネに惹かれたのもあるのはご愛嬌で。
記事の感想
「書けない」ことへの絶望からはじまるストーリー展開。書き手のヤマザキさんが「ラジオのMCになって語りかけてる」感があって楽しく読めました。
見出しも思い切りがあって、そこから勢いのまま進行するので気楽です。テーマのアレンジの仕方、どんなことでもネタにする考え方など、実践的でかつ重くない内容なので、書けなくて困っている人を引っ張り上げるパワーを感じました。
なにより終始文体が軽めで勢いがあるので、全体の安心感と明るさをつくっています。責任感が強い人ほど「書けない」に陥りやすいのかなと思いますが、もっと肩の力を抜いていいと言ってくれているようでした。
noteのフォローは、心の穴埋めだった
ナカヤマシュン さん
タイトルの感想
「noteで誰かをフォローするとき、何を思って押すのか」ということ、「フォローが心の穴埋めになる」イメージをもっていなかったので、どういうことだろうと思って気になりました。
記事の感想
改めて考えると、フォローボタンを押すことで「誰かとつながっているという感覚」がわかる気がしました。読み進めていくと、つながりをつくるのが正義という思想から、つながりが面倒になっていく経緯が描かれているのですが、素直に共感できました。
つながることが決して悪ではないし、つながりがあるから人生の豊かさを生むということもしっかり書かれています。書き手は、自分にとっての良い点とそうではない点を、客観的に捉えられる方なんだろうなと思いました。
そこから、つながりを減らすことで変わっていった経緯が丁寧に描かれています。私も同じような経験があったので、共感できる点が数多くありました。
昔、知り合いが当時でいう『パリピ』というやつで、食事会という名目でパーティーに誘われましたが、まったく馴染めなかったのを思い出しました。
秀逸タイトル第二弾、いかがでしたか?
今回も五つの記事を紹介させていただきました。
ジャンルが多岐にわたっていますが、書き手によってその表現や手法は多彩で、読むたびに新しい発見があります。
今回も楽しく読ませていただきました。
ありがとうございました。
ほかの記事にも目を通していただけたら嬉しいです!
