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親の終活を話すといつも口論に…否定せずに話すコツ3選

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🟩どうしても否定して親を怒らせてしまう。


言い争う親子

父:「定期預金が安全だろ?だって、利率も普通預金よりいいじゃないか?」

私:「いやいや、定期預金って意味ないよ。利率なんて1%切ってるでしょ。インフレ負けして、貯金が目減りしているの理解できないかなぁ。」

父:「じゃ、どうしろって言うんだ?保険に入っとくか?なんかこの前、保険屋からも進められたし。」

私:「保険?そうじゃないでしょ。いくら手数料とられると思ってんの?そんなものよりも、低コストのインデックスファンドに投資したほうがいいに決まってんじゃん。」

父:「投資?何を言ってる。そんなもんギャンブルじゃないか。とにかく定期預金が一番じゃ。」



言い過ぎたと反省する息子

はい。終わりました。やっちまった会話例です。

今、この瞬間に、両親との信頼関係が悪くなって、終活開始が、確実に遠くなりました。

「それは違う」「いや、そうじゃなくて」とつい否定から入ってしまう。

よーくわかりますよ。でも、ほんの少し会話を工夫すれば、結果を変えることができるんです。

今回は、デール・カーネギーの名著『人を動かす』をベースに、親との会話で「否定しない」コツをお伝えします。

まずは、なぜ否定してしまうのか見てみましょう。


🟩親への終活の切り出し方

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親に任せてもらえない。信頼関係を築く会話の4原則
こんなこと言われたら、どう切り返す?
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🟩否定してしまう原因

否定してしまう原因

▶️世代・情報ギャップ

親世代と子世代では、常識が異なります。われわれ子供世代からすると、どうしても親の言っていることは間違っていると感じてしまうからです。


▶️正論で説得できるという誤解

正しいことを論理的に伝えれば、納得してくれるはずという誤解から、相手を否定して正論をぶつけてしまうことがあります。


▶️親子であることへの甘え

仕事先の人なら、正面から、否定なんかしませんよね。でも親にはしてしまう。親子という関係性からくる甘え(遠慮がない)からなんですね。


▶️未解決の感情

過去の親子関係の中で、解決されていない感情やわだかまりから、立場が逆転した際に、無意識のうちにその時の感情をぶつけて否定してしまう


▶️老化による理解力低下

高齢になって理解力が不足することで、こちらの言っていることが、理解できず、こちらがイライラして、否定してしまいます。



🟩否定しないための原則3選

それでは、どうすれば親を否定せずに会話できるのでしょうか?私の経験から特に効果的だった原則を3つご紹介します。

否定しないコツ3選

▶️議論しない

議論で自分の意見が正しいことを証明したくなるのは、よ~~く分かります。

もし、そんなこと思っているなら、180度考え方を変えてください。

議論で勝っても、相手の考えは、絶対に変わりません

むしろ、自分の考えが正しいと意固地になるだけ

何か言われたら、「そうなんだね。父さんはそう考えているんだね。」と返していったん受け入れてください。これで議論はだいたい回避できます。


▶️誤りは指摘しない

親の言ってること、やってることが間違っていることありますよね。

でも、まともに指摘しちゃだめです。

間違いを指摘するって、「自尊心・承認欲求」という木を、チェーンソーで切り倒すようなものですからね。

どうしても、言いたいときは、「自分が間違っているかも?」というスタンスで話してみて。

こんな感じで。

「(いやいや、父さんそんなの間違ってるよなぁ。。。)そうなんだ。たしかに僕の方が間違っているかもしれないね。父さん、じゃあ僕の意見が間違っているところを一緒に確認してもらえないかな。」

こう言われて、そこにさらにかぶせて反論してくる人はごくまれでしょう。だって、自分が間違っているっていう前提で話してるんだから。


▶️人の身になる

否定しないためには、人の立場に身を置いてみるということが有効です。

人の立場になろうとすることで、両親がその意見に至った背景、感情、経験、価値観、考え、つまり相手を理解することに繋がります

考えてみてください。

あなたが親で、自分のことを理解しない子供と、自分のことを理解してくれる子供、どちらの言うこと聞きます?

考えてみてって、言ったけど、考えるまでもないですよね(笑)

具体的にはこんな感じです。

父:「便利な都会に引っ越すなんて嫌じゃ。今の家に住み続けるんじゃ」

私:「(そうだよなぁ。過去、いっぱい苦労して、お金を貯めて、買った家を手放すのは嫌だし。母さんと僕たち子供と過ごした思い出もある。もう体力もないから、引っ越し自体も大変。今あるコミュニティを捨てて、新しいコミュニティ作るなんて大変だよな。)」

思いを巡らせれば、否定する気持ちはどっかに飛んでっちゃいますよ。



🟩改善版の会話例

お互い理解しあう親子

冒頭の会話を3つの原則を適用して会話してみますね。

父:「定期預金が安全だろ?だって、利率も普通預金よりいいじゃないか?」

私:「そうなんだね。父さんは預金のほうがいいと感じているんだね。」
(↑いったん受け入れて、議論に持ち込まない。

私:「僕は投資したほうがいいと思っているんだ。でも、父さんの意見が正しくて僕が間違っているかもしれない。一緒に最近の金利とインフレ率、もし、優良なファンドで投資していたら、どうなっていたのか比べてみない?」
(↑誤りは指摘しない。自分が間違っている体で話す。

父:「そうはいってもなぁ。やはり投資と聞くとギャンブルと思ってしまってのう」

私:「(そらそうか。いままで預金するのが社会常識だったよな。さらに、下がったとき、取り戻す時間がないから、投資はギャンブルに感じてしまうかもね。)」
(↑人の身になる

私:「そうだね。世の中、絶対というものはないからギャンブルの要素は残ってしまうね。」
(↑やっぱり否定しない。意見はいったん受け入れる。

父:「そうなんだよな。でもインフレで目減りしていくってのは困ると思っているよ。」

私:「そうか、じゃあ、貯金のうち半分だけ投資するとか、ちょっとずつ投資額を増やしていく方法だったらどうだろう?」

父:「わかった。お前がそこまで言うなら、少し考えてみようか。」


現実は、こんなにうまくいかないことが多いとは思います。ですが、少なくとも、否定するよりは、プラスの方向にもっていくことができます。



🟩まとめ

今回の記事では、つい親を否定してしまう原因と「否定しない」コミュニケーションの原則をご紹介しました。

ほんの少し会話を工夫するだけで、親との関係は確実に前向きに変わっていきます。

大切なことは

  • 議論しない。論破しても、親の考えは変わりません。

  • 誤りを指摘しない。自分が間違っているスタンスで話してみて。

  • 人の身になる。相手を理解することに力を注ぎましょう。

です。

「否定すること」は、必ず親の自尊心・承認欲求を下げます

まずは「否定しない」ことを徹底してください。

そして、あとは実践するのみです。

とはいっても、親との会話を事前に練習なんてできませんよね。

今後、会話トレーニング用のツールを紹介しますので、しばらくお待ちください!



🟩参考図書

今回の記事は、以下の書籍を参考にしております。

本当に役に立っています。

終活にも使えますが、正直言うと、仕事でもプライベートでも、人と関わるのであれば、役に立ちます。

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🟩おまけ:参考フレーズ

今日の記事を参考にした会話をする際に、使えるフレーズを紹介しておきます。


▶️議論しない

  1. 「なるほど、そういう見方・考え方もあるね」

  2. 「確かにそうかもしれないね」

  3. 「父さん/母さんの知識・経験からすると、そうなんだね」


▶️誤りを指摘しない

  1. 「私の理解が間違っているかもしれないね」

  2. 「ごめん、私が勘違いしているみたいです」

  3. 「私が見落としていたことがありました」

  4. 「ちょっと、僕が勉強不足かもしれない」

  5. 「僕が間違って覚えているのかもしれない」


▶️人の身になる

  1. 「父さん/母さんの気持ち、確かによく分かるよ」

  2. 「そんなことがあったんですね。それは大変だったね」

  3. 「もし、僕が父さん/母さんの立場だったら、確かにそう思いますね」


相手を否定して、自尊心・承認欲求を下げないようにしてください!

この記事が少しでもお役に立てば幸いです。



🟩次の記事

否定しないことが習慣づけできれば、承認欲求が下がることは防げます。それができるようになったら、次は承認欲求を満たすフェーズです。そのためには4つの原則を守りましょう。

えらそうに書きましたが、私も最初は、正論で親を言い負かそうとして何度も空気を悪くしました。

この3つを意識するようになってからなんですよね。親の終活の話が、前に進むようになったのは。

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