6月に観た新作映画
令和7年6月に観た新作映画は8(+1)本。
◆カウントする対象作品:
・劇場で観た新作映画
・配信で公開された新作で、1年以内に観た映画
・劇場を逃したが、公開日から1年以内に配信で観た映画
・劇場で観た旧作映画(括弧で表記)
🥇:罪人たち(IMAX)
🥈:サブスタンス
🥉:ルノワール
4:ドールハウス
5:ファイナル・レコニング(M:I-8)
6:メガロポリス(IMAX)
7:愛に乱暴
8:室町無頼
劇場観覧した旧作では『風と共に去りぬ』が最高でした!…すごいぞとは聞き知っていたのですが、実は今回が初見で、あれはまさに映画の王様と呼ぶのに相応しい作品でした。午前十時の映画祭、ありがとう!
今月は『ミッションインポッシブル8』をついに観られました!5月17日には先行公開が始まってたから、今更って感じですね。(苦笑)
以下、観賞後のツイートを引用しながら、一言添えていきます。(*ブラウザのリーダー機能によってはツイートが表示されない場合があるので解除などお試しください)
▼●風と共に去りぬ
『風と共に去りぬ』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) June 7, 2025
午前十時の映画祭にて初見。こりゃすげー。現代の視点で分析しちゃえば「要するにNHK朝ドラ」だが、ハードな物語とリッチな画作りに圧倒された。1939年当時からこんな映画が作れるアメリカ、そりゃ日本も戦争で負けるよ。構図と照明が完璧な美しさで233分ずっと見惚れてしまった。 pic.twitter.com/MSAGicpRl5
これは初鑑賞が映画館で本当に良かったと思える作品でした。
王道作品こそ劇場で観ろ!って感じですね。
作り手が銀幕で上映される想定のみしてるから、大きなスクリーンで最大効果が出るようにチューニングされてるんです。これ本当ですから!なんだこんなものか、と思った旧作や名作が別物に感じられるかもしれませんよ。
▼ファイナル・レコニング
『ファイナル・レコニング』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) June 8, 2025
ハリウッドの特異点であり自分で全部やる系アクションスターを極めし尊師トムクルーズa.k.a.イーサンハントによる一大凄腕スパイ叙事詩ミッションインポッシブルの最終章。とぶ!もぐる!なぐる!相変わらず脚本はクソ無茶苦茶だけど映像は凄くて面白かったよ!大満足。 pic.twitter.com/gjyyDd4gFg
面白かったのでこちらに長文の感想を書きました。
▼サブスタンス
『サブスタンス』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) June 10, 2025
まるで実写版『笑ゥせぇるすまん』のような大傑作。冒頭からキューブリック味を感じさせる撮影が多いなーと観てたらクライマックスで時計じかけと2001年とシャイニングを合体させてほぼそのまま詰め込んでて、大いに楽しませてくれた。デミムーアとマーガレットクアリーの女優魂よ。 pic.twitter.com/uthWdrd94d
MOVIXさいたまで4K上映していた、そして無料鑑賞ポイントが貯まってた、ので遅ればせながら観覧してきました。最高ですね、これ。
普通の映画ならここがクライマックスで、ここで二人は和解してハッピーエンドになるのに…という場面からラストまでの狂気の暴走がマジで凄いです。クリーチャーのデザインだけネタバレ見ちゃって二の足踏んでたのですけど、これは映画館で観て大正解でした。まだ4Kの箱で上映してくれていたMOVIXさいたまに大感謝です。
予告もレビューもほぼ全く見ない状態で観覧しましたが、意外だったのは…
①キューブリック色が強め
②ホラー映画の中では『ブレインデッド』に近いものがある
③荒木飛呂彦の『ジョジョの奇妙な冒険』の4部に含まれるエピソードの一つを正しく実写化した感じ(日本版実写映画で抜け落ちたもの)
特に3点めは映画版『ダイヤモンドは砕けない』で感じた物足りなさを補ってくれるという意味で、心の傷を癒してくれるような効果がありました。(笑)
面白かったのでこちらに長文の感想を書きました。
▼メガロポリス
『メガロポリス』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) June 25, 2025
コッポラが40年かけて作り上げた狂気の大作。色々と政治や宗教をモチーフにした表現が多くて濃厚な味わい。ただしビジュアルに限れば要所でCGを多用しているため完成度こそ高いが過去作に比べれば狂気がやや薄味で少し物足りない。IMAXの1.43アスペクトの使い方は独特で面白い。 pic.twitter.com/0bZ0YNn52G
CGで何でも描けてしまう時代に、巨匠のイマジナリーを映像化することの価値は相対的に下がってきたように思えて、少し寂しい気持ちになりました。
かつては狂気を純度高く実行できる映像作家が「巨匠」と呼ばれ、巨匠だけが『地獄の黙示録』や『ワン・フロム・ハート』のようなイマジナリー具現化型のキチガイ映画を実現可能でした。『メガロポリス』はCGアーティストとAIによるコモディティ化が進んで、そうした狂気は薄れてしまったように見えました。
再現環境が少ないので作品の評価に含めて良いのか迷います(当該ツイートでは除外しました)が、本作は6月18日に日本で一回きりの《パフォーマンス付き上映》で観覧しました。こちらはその詳細なルポ。
▼ルノワール
『ルノワール』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) June 25, 2025
スマホもi-modeもなかった80年代末の日本。末期がんの父、仕事に追われる母。行き場のない寂しさを抱えた小学5年生の少女は、伝言ダイヤルで心理学を専攻する大学生と知り合う。少女のオカルト的な妄想が視聴者それぞれのノスタルジーと溶け合って、なんとも奇妙な感覚を味わえる傑作。 pic.twitter.com/m5ebKPhQD6
これは凄い。物語や脚本も良いけど、撮影と編集と照明も上品でシネマで観る悦びを感じられる映画でした。
舞台は80年代の日本。早川千絵監督とほぼ同世代の私は、ノスタルジーと妄想が複雑に絡み合って、観てると奇妙な世界へ連れて行かれました。スマホもi-modeもポケベルもない時代、心に寂しさを抱えた人達を支えていたのは伝言ダイヤルだったんですね。しかも早川千絵監督の年齢だとちょうど主人公と同じ年頃だなあ…え、意味深?
▼罪人たち
『罪人たち』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) June 27, 2025
タランティーノの正当な後継者と呼びたい神作。2025年ベスト当確です。私の中でこれを超える作品は年内はもう現れないかと。IMAX70mmをフル活用した美しい映像だけでも最高なのに、ブルースの歴史に捧げたオマージュの洪水に私は脳汁止まらず。クライマックスの編集とカタルシスも完璧。 pic.twitter.com/6eWmNt3YDL
今年のベスト映画でダントツ暫定ナンバーワンです。
グランドシネマサンシャイン池袋の巨大なIMAXスクリーン目一杯に広がる超巨大なストラトキャスターの感動は忘れられない映画体験になりました。(そこかよって言わないで;笑)
▼ドールハウス
『ドールハウス』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) June 27, 2025
評判が良いから映画館で観たらマジでメチャ良いやんけ!日本映画らしい陰湿な恐怖と、ハリウッド映画っぽいダイナミクスの融合。中盤以降の脚本がどんどん予想を超えてくる快感。今っぽいYouTubeから往年の火サスまで振り幅エグいて!あと改めて長澤まさみはスター女優だと実感した。 pic.twitter.com/u5ex83EDqI
これは凄い映画でした。本当に素晴らしい。この人形は貞子に続くジャパニーズホラーアイコンになれるでしょう。たぶん西洋人形に変えてすぐに欧米でリメイクされるんじゃないかな〜?
▼室町無頼
『室町無頼』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) June 28, 2025
2025年公開。アマプラ視聴。好みの問題かもしれんが、マジでつまらん。退屈の極み。映画版キングダムの二番煎じ崩れ。映画全編を通してのキャラの強さがブレブレなのが致命的な欠陥だと思われる。原作は人気の歴史小説らしいが、ここまで荒唐無稽なアクション描写があるのか気になる。 pic.twitter.com/QPtOYCeD8W
ここまで完全な失敗作も珍しいと思うのですが、、、
特に才蔵(長尾謙杜)の修行のシーンが噴飯ものでした。なにわ男子の裸に興味がある人には楽しいかもね。てゆうか、なにわ男子が修行するときの上半身裸だったり、彼が年上のおねいさんから「あなたまだオナゴを知らないでしょ?」と迫られて筆下ろしするエピソード(流石に直接的な描写はなかったが事後にセリフでやりましたと白状する)があったりなど、キモいタイプのジャニオタ淑女の願望詰め合わせパックで、マジで相当気持ち悪い映画だと思います。女性アイドルに対して「●●ちゃんは処女に決まってる僕ちゃんが最初のオトコになってあげるんだ優しく手ほどきしてあげるよムフフ」と鼻息巻いてる男性キモオタと完全に一致ですからね。(ジャニオタ女性の全員がそうだろとは言ってないのでそこは誤解しないでくださいね;笑)
▼アポカリプスホテル
『アポカリプスホテル』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) June 28, 2025
評判が良いから視聴してたテレビアニメ。漫画原作ありきかと思いきや完全オリジナルらしい。それは凄い。毎回予想外の脚本と演出で1クール大いに楽しませてくれた。ほんわかアニメだが引用のセンスが良いので、SFや映画に詳しい人には是非おすすめしたい良作。アマプラ視聴。 pic.twitter.com/3pDhN4gWH2
各話ごとの時間のギャップがエグくて、それもハードSFっぽい趣がありました。
▼愛に乱暴
『愛に乱暴』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) June 29, 2025
肩身の狭い思いをしている主婦がジワジワと追い詰められていく演出が見事。なぜ彼女はクズ夫やモラハラ姑に強く出られないのかが後半で明かされるのが一種のミステリー要素だと思うが映画ではやや弱く感じたので、原作小説を読みたくなった。2024年公開。アマプラ視聴。 pic.twitter.com/s6ujGahuPw
江口のりこは良い女優ですねー。
▼さ〜て、来月の映画館は?
7月公開作品で気になるのは…
●ファンタスティック・プラネット(6/20 持ち越し)
●ロスト・チルドレン 4K(6/20 持ち越し)
F1 エフワン(6/27 持ち越し)
オールド・ガード2(7/2 Netflix)
「桐島です」(7/4)
●プリンス・オブ・ブロードウェイ(7/4)
ブリック(7/10 Netflix)
スーパーマン(7/11)
ストレンジ・ダーリン(7/11)
ファンタスティック4 ファースト・ステップ(7/25)

この中では、Netflix新作が最も気になります。
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(了)
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