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物流は荷物が動いても利益が残らない局面へ――猛暑、燃料高、時間制約が現場を圧迫する

みなさま、おはようございます。東城です。
【1,064字】


物流業界では、荷動きが維持されても利益が薄くなる構造が強まっています。猛暑による労働負荷、燃料費の上昇、時間指定や再配達への対応、冷蔵・冷凍輸送の電力負担が重なり、売上だけでは経営の実態を測れなくなっています。

外国人材への期待は高まる一方で、安全教育や免許制度、現場定着の設計が追いつかなければ、採用拡大がそのまま収益改善にはつながりません。

物流業界は、これまで「荷物を運べるかどうか」が最大のテーマとして語られてきました。

しかし、これから本当に問われるのは、運べるかどうかではなく、運んで利益が残るかどうかです。

猛暑が長期化すると、倉庫内や積み下ろし現場、ラストワンマイル配送の負荷が増し、休憩時間の確保、作業速度の低下、体調不良対応が避けられません。

冷蔵・冷凍物流では、単に人がきついだけでなく、低温維持のためのエネルギー負担が重くなり、利益率を強く削ります。

しかも物流は、他産業のコストにそのまま波及する産業です。

燃料費が上がれば、農業、食品製造、小売、外食、介護配送まで影響します。つまり物流の苦しさは、物流業界だけの問題ではありません。

物流コストの上昇は、連鎖のとなり、他産業の利益率悪化の起点にもなるのです。

外国人雇用の面では、物流は今後さらに受入れ期待が高まる分野です。しかし、現場では日本語での注意喚起、時間厳守文化、顧客対応、安全運転、免許制度との接続など、学ぶべき内容が多く、単に人を入れれば回る仕事ではありません。

特に日本の夏に慣れていない新規入国者を配送現場や積み下ろし現場に置く場合、暑熱対策、睡眠、食事、休憩、水分・塩分補給までを組み込まなければ、事故や離職が増えやすくなります。

物流はこれから、「物を動かす産業」から、「気候・時間・コストの三重制約の中で利益を守る産業」に変わっていきます。そこでは、効率化だけでなく、夜間配送の再設計、温度帯別の採算管理、再配達の抑制、現場教育の再構築が問われます。


実務への指針

物流分野へのこれから必要なものは、暑熱安全、シフト設計、教育、定着、そして温度管理コストまで含めて、利益率を守る物流運営として提案することです。


次回のテーマ

物流コストの上昇は、そのまま食品工場の原価と利益率にも跳ね返ります。次回は、屋内産業に見えて実は気候変動の影響が深い食品製造に踏み込みます。


本日も最後までお読みいただき誠にありがとうございます!

今日も一日、良い一日になりますように!



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