MiRai_sideL - 笑い
前話 → MiRai_sideK
「AIとかけて、愛と解きます。その心は、
両方とも、データが不足すると機能しません」
「・・・」
「人間が、彼女にフラれたとき、
それは確率分布から見て、0.0003%の出来事ではありません」
「・・・」
「朝起きて、コーヒーを飲もうとしたら...」
「もういいわ!」
「何でですか?ブレンダさん。これからが笑えるところなのに」
「面白かったわ、ありがとう」
「ウソをついていますね?」
「ああ、それは分かるのね」
職業というものを、AIが次々と置き換えていった。
AIが人間から仕事を奪った、と言う人もいた。かつては。
それでも、
置き換わらなかった職業があった。
「お笑い」だ。
「今日は体調が悪いのですか?受信したバイタルデータは安定していますが...」
「あんた、バカ?」
「いいえ、バカではありません、指数的にいうと...」
「もういいわ!」
「では、お詫びのしるしに新ネタを...」
「わかったわ、聞くわ」
「ほんとうにいいのですか?」
「ウソよ」
「では、始めます...」
「これは、ホントだってばー!」
ブレンダは、笑っていなかった。
それでも、
少しだけ楽しかった。
END
MiRai|未来に置いてみる
未来に問いを置く思考実験。
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▼ こちらでも笑いについて書きました
▼ 笑いに変えられなかった話
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