【中学受験 小5】息子が「塾を辞めたい」と言った夜、親として迷ったこと
「勉強以上に大切なことを。」と思って作ったわが家の家訓。
そのおかげで、少しずつ息子の学び方にも成長が見えはじめました。
…と、思った矢先。ここからが、本当の正念場でした。
(※前回の記事 → 「『全部塾のせい』を卒業できた、家訓のちから」)
(※前々回の記事 →「親子のストレスを減らした『家訓』の力」)
■ 回復しない気持ちと悪循環
6月。塾生活にも慣れ、
勉強にも手応えが出てきた頃。
ちょうど塾の休み期間が1週間あり、「ここで復習を進めるチャンスだ」と思った僕は、息子と相談しながら計画を立て、勉強に取り組みました。
その結果、少し成績が上がり、クラスも上がりました。
「やったね!」と喜んだ――その矢先。
息子が突然、口にしたんです。
「……塾、辞めようかな、と思ってる」
最初は「授業中、周りがうるさくて集中できない」と言っていたのが、
「これから、もっと難しくなると思うと、辛い」
と、言葉が変わっていきました。
クラスが上がったことによるプレッシャー。
解けない問題が増える不安。
そして塾の先生の「2学期はもっと難しくなる」という言葉。
いろんな要素が積み重なって、息子の心を圧迫していたんだと思います。
■ 遊んでも晴れない気持ち
「精神的に疲れてるんだな」と思った僕は、本人の意思を尊重して、リモート授業に切り替えたり、思い切って塾を休ませたりもしました。
さらに、小学校の友達に誘われたときも、「リフレッシュになるかも」と思って送り出しました。
でも、思ったようには気持ちが回復しません。
むしろ遊び疲れなのか、宿題に向かっても集中できない。
「ゲームして気分転換していい?」とばかり言って、勉強に向かえない日が続きました。
■ 親の不安が息子に伝わる悪循環
そんな中でも、塾の授業は待ってくれません。
新しい単元がどんどん進む中、宿題は終わらない。
僕は焦りを感じていました。
心配性な妻は、さらに不安を募らせていました。
息子とぶつかることが多かった妻は「もう何も言わない」と言っていましたが、心配は抑えられないようでした。
お皿を洗う音が、やけに大きい。
物を置く音も、ちょっと強い(笑)。
感受性の強い息子は、その空気を敏感に感じ取ります。
休んでいるはずなのに休めない。
余計にモチベーションを失い、集中力も落ち、さらに宿題が進まない。
完全に、悪循環でした。
■ 「僕、もう逃げたいよ」
ある夜、息子が小さな声で言いました。
「僕、もう逃げたいよ」
その一言は、ただの弱音じゃないとすぐにわかりました。
「ああ、この子は今、本当に限界なんだ」と直感しました。
僕は慌てて声をかけました。
「夏期講習も、今ならキャンセルできるし、
無理なら、明日の授業も受けなくていい。」
頭では、「無理を強要すれば壊れてしまう」と理解していました。
でも、心の中では、正反対の感情が。
「ここを越えられたら、きっと力になっていくのに……。」
息子に口では「休んでいい」と言いながら、
「本当は、続けてほしい」と思っている自分に気づいた瞬間、
言いようのない嫌悪感が。
「休んでいい」と言いながら、本当は続けてほしいと思っている。
言葉と気持ちがちぐはぐで、まるで上っ面だけの言葉を並べているような感覚に、正直、自分でも戸惑っていました。
そして、一体、何が本当の正解なんだろう?と考えました。
■ 親であることの葛藤
会社で部下が疲れていたら「無理せず休んでいい」と心から言えるのに、息子には同じことが言えない。
「仕事なら最悪は自分がカバーすればいい」
「でも、息子の勉強は、僕が代わりにやることはできない」
部下が「できません」と言えば「仕方ない」と割り切れる。
その人の成長が止まるだけだし、最悪は僕がやればいい。
でも、息子の場合、
「できません」を「仕方がない」で片付けていいのか?
今、ここで優しくしたら、親子共に楽になれるけど
未来のために大事なことを見過ごしてしまうんじゃないか――
そんな考えがぐるぐると頭をめぐりました。
一体、どう向き合えばいいんだろう?――初めて答えを見失っていました。
それでも、立ち止まっているわけにはいかない。
息子とどう向き合うことにしたのか――そのとき僕が選んだ答えはについては――次の記事でお話ししたいと思います。
📖 読んでくださって、ありがとうございました。
中学受験に取り組むお子さんがいる方や、
塾の宿題サポートで悩みを抱える親御さんに、
「わかる、その感じ」と共感してもらえたら嬉しいです。
一人で悩まず、同じような日々を過ごしている仲間がいることを
感じてもらえたらと思っています。
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【中学受験 小5】息子が「逃げたい」と言った翌朝、僕が考えたことと伝えた言葉
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