【中学受験 小5】息子が「逃げたい」と言った翌朝、僕が考えたことと伝えた言葉
息子が「逃げたい」と言った夜、僕は答えを出せませんでした。
翌朝、親として何を信じて、どう寄り添えばいいのか――自分に問い続けました。
※前回の記事 → 【中学受験 小5】息子が「塾を辞めたい」と言った夜、親として迷ったこと
■ 息子が「逃げたい」と言った夜
あの日の夜、息子が小さな声で「僕、もう逃げたいよ」と言いました。
僕はすぐに答えを返せませんでした。頭では、何か言葉をかけて落ち着かせた方がいいとわかっていたのに、心の中では葛藤していたからです。
「ここを越えられたら、きっと力になっていくのに……。」
そう思う自分と、「無理をさせたら壊れてしまう」という不安な自分。
気持ちが整理できていなかった僕は、何かを間違えて言ってしまったら余計に追い込むかもしれないと感じて、その夜はただ「ゆっくり休もう」とだけ伝え、一緒に布団に入りました。
■ 翌朝、僕が考えたこと
次の日。僕は早く起きて、ノートを開きながら必死に考えました。
当時のメモを見返すと、こんな言葉が並んでいました。
「無関心は楽」⇔でも、息子には違う力が働く
関わりを放棄せず、自分の未熟さを抱えたまま向き合う力
希望を見放さず、寄り添い続ける
「信じる」
この「未熟さ」という言葉に、正直な気持ちが表れている気がしました。これまでの人生で積み重ねてきた「経験の引き出し」ではもう対応できないところまで来てしまったんだな――そんな感覚でした。
■ 本音で話すことに決めた
もう出せるものは、出し尽くした。
息子も十分頑張ってきた。
もしここで辞めたとしても、得たものは沢山ある。
どう転んでも、ここから先は僕も知らない世界。
どうなるかわからないけど、後悔はしたくない。
だから、上っ面の言葉ではなく、
自分の本音で話そうと決めました。
■ 息子に伝えたこと
そして、頭を整理した上で、息子にこう話しました。
「強くなって乗り越えてほしい」と思うときもある。
「休ませてあげたい」と思うときもある。
お父さんも、どうするのが正しいのか迷うときがある。
だから、つらいときに“つらい”って言ってくれることが、
すごく大事なんだ。昨日は、正直に話してくれてありがとう。
中学受験は、最終的には「続けるか、辞めるか」の選択になります。
でも、その前にまず「つらいよね」と寄り添うことが大切だと、このとき感じました。わかってくれているという感覚が、きっと子どもの心を少し軽くするんじゃないかと。だから、こんな言葉になったんだと思います。
言葉を伝えたとき、少しだけ肩の力が抜けた気がしました。
そして僕の勝手な解釈かもしれませんが、このあたりから、息子が少しずつ、自分の本音を話してくれるようになった気がします。
■ 僕がたどり着いた境地
40年前、僕も中学受験をしました。
あの頃、辛くなると僕は塾をサボって逃げていました。
**▶ 関連記事:塾が嫌だった“あの頃の自分”**
だから正直、最初は「逃げるか、頑張るか」の
二択しか思い浮かばなかったんです。
でも、息子と向き合っているうちに、少しずつ考えが変わりました。
ここまでギリギリまで、やってきた。
あとは息子の気持ちに寄り添いながら、
結果は、運と本人に任せるしかない。
僕にできるのは、ただ信じて、応援すること。
大事なのは「息子がどう頑張るか」であって、
「僕がどうさせるか」じゃない。
それでダメなら、それでもいい。
ようやく、そう思える境地にたどり着きました。
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