目標が決められないとき、立ち止まることの意味
自分を置き去りにしないための目標の整え方とは
目標を立てようとすると、
なぜか、少し息が詰まる。
前向きな言葉のはずなのに、
心が、ほんの少し遠ざかる。
それは、
意欲が足りないからでも、
覚悟が弱いからでもありません。
目標のほうが、先に前へ出てしまっている。
ただ、それだけなのかもしれません。
やりたいことがあるのに、心がついてこないとき
周囲から見れば、
真面目で、信頼できて、ちゃんとしている。
経験も実績も、
それなりに積み上げてきた。
それでも、
「次はこれを目指そう」と口にした瞬間、
呼吸が、少し浅くなる。
そんな感覚を持つ人は、
決して少なくありません。
ちゃんとやっているのに疲れる理由のひとつは、
自分の状態より先に、
周囲の期待や正解を引き受けてきたこと
にあるとも言えます。
目標は「立てるもの」ではなく、「整えていくもの」
目標という言葉には、
どうしても
「前に進まなければならない」
という力が宿ります。
数値や期限、
分かりやすい達成イメージ。
けれど、
心が追いついていないまま立てた目標は、
道しるべというより、
自分を追い立てる声
に変わってしまうことがあります。
整える、というのは、
何かを足すことではありません。
今、
どこに力が入っているのか。
何を「やりたい」より前に、
何を「抱え込んで」しまっているのか。
それを、
そのまま見てみることです。
日常の中で、起こりやすいすれ違い
たとえば、こんな場面。
ノートを開いて、
目標を書き出そうとしたとき。
最初の一行を前に、
「ちゃんとした目標にしなきゃ」と
手が、少し止まる。
書き出してみた瞬間、
気持ちが軽くなるどころか、
やる気より、義務感のほうが前に出てくる。
あるいは、
誰かに向かって
「次はこれを目指していて」と説明しているとき。
言葉としては整っているのに、
話しながら、
どこか他人事のような感覚が残る。
説明できるほど、
自分の実感が薄くなっていく
そんな違和感です。
「これは達成すべき目標だよね」と
自分に言い聞かせた瞬間、
なぜか胸の奥が、少し重たくなることもあります。
どれも、
意志が弱いから起きることではありません。
目標が、
「自分を動かすもの」ではなく、
「自分を測るもの」になっている
だけかもしれません。
少しだけ、楽になるために
無理に前向きにならなくていい。
ワクワクする言葉に、
置き換えなくてもいい。
まずは、
「この目標を前にしたとき、
私は、いま何を感じているだろう」
それを確かめるだけでいい。
重いなら、重いままで。
違和感があるなら、
その感覚を急いで消さなくていい。
目標は、
自分を奮い立たせるためだけのものではありません。
今の自分を映す鏡
として、
そっと置いておくこともできます。
自分を置き去りにしない、という選択
目標があることと、
自分を大切にすることは、
本当は、反対ではありません。
もし、
目標を考えるたびに
少し気が張るなら。
それは、
立ち止まってもいい、という合図かもしれません。
今のあなたに必要なのは、
新しい目標ではなく、
自分の位置を確かめる時間
なのだと思います。
どこへ向かうかは、
そのあとで、
ゆっくり整えても大丈夫です。
※ここで紹介している習慣は、
個人向けコーチングの中でも大切にしている考え方です。
必要なタイミングで、思い出していただけたら嬉しいです。
📍 決める前の時間 — あなたの位置を確かめる3つの話
1/3 頭では分かっているのに動けないとき、心の中で起きていること
2/3 「やる気が出たら」と思っているあいだは、なぜか進めない
3/3 目標が決められないとき、立ち止まることの意味
おすすめ記事
・小さな習慣|何もしない時間が、心を整える1月に
・小さな習慣|誠実さが伝わる、ひと言を添える
・自分が好きな自分を知ろう〜モチベーションとは〜
今日のひとこと
「よかったね」と思えた、その気持ちを大切に
YOUTUBEではおうちで簡単に取り組めるミニワークショップをご紹介して
います。
また、公式LINEでは
日常の中で取り入れやすい
心の整え方についてのコラムも配信しています。
▶︎ 公式LINEはこちら
必要なときに、必要な分だけ。
気になったタイミングで、そっと覗いてもらえたら嬉しいです。
リンクはプロフィール欄にまとめています。

Profile
桐生 純子
これまで法人向けの研修や講演を中心に、
人と人との関わり方、対話のあり方を伝えてきました。
その中で見えてきた
「個人の内側が整わないままでは、関係性も前に進まない」
という実感から、
現在は個人向けのコーチングにも力を入れています。
▶︎ 自己紹介はこちらから

きょうもいい日になりますね🌹
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ、サポートお願いします!!情報発信の活動費に使わせていただきます。