電車の中で、一人で千羽鶴2|ヒソカとの闘い×色の決定×千羽鶴でロケットを再現
前回、プロジェクト成功祈願の「一人で千羽鶴」は順調に理屈っぽく始まった。
正解にはまだ折り始めてないけれど、一人でも折れそうだと把握したし、ツルの房の構成は決めた。
そして省いていたが実は既に作りたいモチーフは最初から決まっている。H3ロケットだ。そのモチーフにいかに沿った千羽鶴にできるか、色の観点で考える。
※今日はこんな内容です

1.ロケットモチーフの千羽鶴
念のため「ロケットモチーフの千羽鶴にしたい」のニュアンスを解説しよう。こういうことではない。

1000羽の色の構成がロケットっぽくて、組上げた千羽鶴全体でロケット一本のように見えるといいな、ということだ。
でも、絵ではなくあくまで千羽鶴なので、こだわりつつもデフォルメは大切だろう。大きな点しか打てない点描画でロケットを描くみたいなものだ。点描画をちゃんとしらんけど、おそらく色数は抑えたほうがいい。
2.デフォルメする色を探す
そしてありがたいことに、今回作りたいH3ロケットには資料が大量にある。しかもJAXAの公式だ。
宇宙開発に関わる物や人はどれもこれも絵としての力が強い。映えを狙った映えではなく、無骨な映えだ。普段仕事でそうしたものに触れるときも「カッコいいなあ」と思ってるけれど、JAXAはそんな写真をJAXAデジタルアーカイブスで提供してくれている。こんな感じで。

※感謝の気持ちで註
無償かつ私的利用なら使用に申請は不要とのこと。ありがとうございます!
皆さんも使うときはこの注意事項をよく読んで正しく使っていきましょう。
今回モチーフにしたいH3ロケットも例に漏れず大量に写真がある。例えばこれだ。

色のデフォルメの仕方がわからないので、「薄目で見る」という非常に実績が積重なって有効性が確認されている手法を今回は採用しよう。
おおまかにこう見て良さそうだ。

なんと!4色でそれっぽくなったじゃないか!!
白色/オレンジ色/黄土色/銀色。4色でロケットを錬成できる。鋼の錬金術師もびっくりの配合だ。
3.Amazonでロケット部材を購入できるのか?
ラフな仕様が決まったところで、ここまでの前提にしてきた7.5cm四方の折り紙4色をAmazonで買えるか、つまりロケット部材のAmazon調達が可能か確認する。
7.5cm四方の折り紙で調べると…
おっと、グラデーション千羽鶴前提の色とりどりパック(こういうのとかこういうのとか)ばかりだぞ… 雲行きが怪しい…
この色とりどりパックで特定の色だけ抜き出して使うと、使用する量より不使用の量のほうが圧倒的に多くなる。高くつくし、何よりもったいない。
…と思ったら、「折り紙 7.5 単色」で検索すると、200枚単位で単色も販売していた。気を取り直して4色を探す。すると…
白
もちろん無事に存在した
オレンジ
あるにはあるが、なんか色味が夏っぽくて鮮やかすぎる。主張が激しいオレンジばかりだ…もっとこう落ち着いたオレンj… いえ、僕が探していたのは山吹色だ。豊かで落ち着いた山吹色です、はい
無事に存在した
銀
違うよ、僕が探してたのは最初から「シルバーグレー」だよ
無事に存在した
ここまでは、極めて順調だ。問題はこいつだ。
黄土色
それっぽい色がない。
「折り紙 黄土色」で検索しても、出てこないのだ。
3.1.Amazonにはヒソカがいた
黄土色って、令和になってからポリティカルコレクトネスの観点で呼び方変わったのか?と焦っていたら、驚くべきことに気づいた。
Amazonの検索窓に入れている「折り紙 黄土色」が数秒経つと勝手に「折り紙 黄色」に上書きされ、黄色の検索結果だけが表示されるのだ!!
ハンターハンターのヒソカが、占い結果に『薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)』を貼付けるイメージだ。ぜひ、幻影旅団の皆さんも確認してほしい!
3.2.童心を忘れていただけだった
この謎の原因が解明できなかったので、Amazonの密林から抜け出て、トーヨー折り紙のHPに飛んで、黄土色を探した。
そして真実にたどり着いた。
黄土色の折り紙は、「黄土色」ではなく「おうどいろ」だった!ひらがな表記じゃないと出てこないのだ!
そういえば小学校低学年くらいのころに漢字の音読みを知って、「おーどいろ」と呼んでいた色が「黄色い土の色」の意味だと知ったとき、少し驚いた記憶があるような…
改めてAmazonの商品ページを見ると、確かにどれも色がひらがな表記だった。ひらがなを見ているのに頭の中で漢字に勝手に変換していた。
折り紙のメインユーザである子供に合わせて、どの色もひらがな表示。折り紙を見る自分の目が、童心を失っていたと言ってもいい。
3.3.気を取り直して、「おうどいろ」
「おうどいろ」を探すと、色はすぐに見つかった。何なら、「おうどいろ」よりも「うすおうど」のほうが色味がしっくりくる。
問題は7.5cm四方のサイズがないことだった。
15cm四方ならある。ここで決断を迫られた。「千羽鶴、買ってから折るか?切ってから折るか?」。自分でウン百枚も切るのは、大変そうだ。ただでさえまだ1羽も折っていないのに、「1歩も歩かず2歩下がる」状態だ。
ここで、ミッション要求に立ち返ろう。
千羽鶴を折ろう。プロジェクト成功を祈って。ご利益ありそうだから、一人で。
この思いで始めたのだった。決まりだ。自分で切ろう。
1000歩を歩むことが分かっていて、「1歩も歩かず2歩下がる」状態なら、1002歩を歩こう。
4.では、整数比に
無事にAmazonでロケット材料の調達めどが立ったところで、では、それぞれ何枚調達するか。
先ほどの自分デフォルメH3ロケットの色の長さの比率を画面上で測ったうえで、ツルの房は50羽/本と既に決めたので、これを合計が50になる整数比に変換する必要がある。こうなった。

結果、
しろ色
必要数200枚
調達数:7.5cm四方 200枚/セット×1セット
不使用予定の予備0枚
やまぶき色
必要数520枚
調達数:7.5cm四方 200枚/セット×3セット
不使用予定の予備80枚
うすおうど色
必要数240枚
調達数:15cm四方 100枚/セット×1セット
15cm四方を4枚に切断
7.5cm四方換算で、不使用予定の予備160枚
シルバーグレー色
必要数40枚
調達数:7.5cm四方 200枚/セット×1セット
不使用予定の予備160枚
となる。無事に早速、注文した。完成したツルを留めるビーズや金具と合わせて。
いま、土曜日の昼過ぎなのでAmazonなら日曜日には届くだろう。
5.かなり準備は進んだ:いよいよ折り始められそうだ
ちなみに、ここまでくどくど書いているけれど、時系列を整理するとまだ思い立ってから24時間経っていない。
金曜夜:帰路の電車で「一人で千羽鶴」を思いつく
土曜朝:素因数分解して構成を整理<ここまで前回>
土曜昼:色を決定して、材料を注文<イマココ>
そして、間違いなく一番大変な1000羽を折る工程をまだ始めていないのに、「ほしいサイズの紙がないから自分で切って準備する」工程を足してしまった。

始まっていないどころか、後退りしている。
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