東京~南米をLATAM航空で往復する方法【③移動編】~旅行当日の様子をシミュレーション~
※本記事は私の2019年および2025年の旅行の体験をもとに執筆しています。
前回までの流れ
前回までの記事で、LATAM航空東京~南米往復航空券の購入方法と出発当日までに準備することについて紹介しました。
今回は【③移動編】です。出発してから到着するまでの間の様子について、時系列で説明します。また、おこりえるトラブルを想定し、未然に防ぐ方法についても考察します。
なお、私の経験を活かした内容にするため、以下の旅程で東京~南米を往復することを想定して話を展開します。
旅程
①羽田~ニューヨーク(JAL運航便)
②ニューヨークJFK空港で乗り継ぎ
③ニューヨーク~サンパウロ(LATAM運航便)
④南米各地を観光
⑤サンパウロ~ロサンゼルス(LATAM運航便)
⑥ロサンゼルス空港乗り継ぎ
⑦ロサンゼルス~羽田(JAL運航便)
※すべてエコノミークラスを利用します
※行きはニューヨーク経由、帰りはロサンゼルス経由を想定していますが、アメリカの乗り継ぎ地がこれら2都市以外であっても、フライト中の様子や入国審査など、①~⑥の流れはほとんど一緒です
①羽田~ニューヨークJFK
オンラインチェックイン
オンラインチェックインは「最初に搭乗するフライトを運航している航空会社」のウェブサイト・アプリから行います。行きの最初の東京~ニューヨークのフライトはJALによる運航ですので、JALのウェブサイト・アプリからオンラインチェックインを行います。
なお、今回はLATAM航空の航空券でJALに搭乗するので、JMB(JALマイレージバンク)会員の方は必ずログアウトした状態で先に進むようにしてください。JMB会員としてログインした状態ですと、フライト情報が表示されません。
※以下はウェブサイトから行う場合の手順です

「予約管理」あるいは「搭乗・チェックイン」を選択
航空券番号・予約番号と苗字を入力すると予約便の詳細が表示されます。

ページの一番下に「オンラインチェックイン」があるので選択します。



ここで座席指定を行うこともできます
最初に搭乗するJALのフライトだけではなく、次に搭乗する南米(サンパウロ)行きのフライトもまとめてチェックインされていました。オンラインチェックインしていればモバイル搭乗券を利用することができます。特に預け荷物がない場合は、空港到着後モバイル搭乗券とパスポートを用意してそのまま保安検査場・出国審査場へ進めばOKです。
空港にて
当日荷物を預ける場合・空港でチェックインする場合は、オンラインチェックインと同じく「最初に搭乗するフライトを運航している航空会社のカウンターへ向かう」ことになります。

JALのカウンター付近に自動チェックイン機(キオスク)があるので、そこにパスポートをかざせば、バゲージタグと紙の搭乗券を印刷してもらうことができます。預け荷物は機械を操作してセルフで行います。心配なことがあれば近くのJALスタッフに声をかければ手助けしてくれます。

JALの搭乗券にはSOLD AS LA7491と表示されています
今回はLATAM航空の航空券を使用しますが、搭乗するのはJALのフライトですので「Face Express」も使用できます。JALのチェックインカウンター付近に機械があるので、パスポートをかざし、顔写真を登録すれば、保安検査や搭乗時にパスポートや搭乗券を取り出す必要もなく、スピーディーに先へ進めます。
▽Face Expressについての詳細▽
https://www.jal.co.jp/jp/ja/inter/faceexpress/?msockid=02ae999da9d06b0320f78b07a8aa6a73
保安検査・出国審査をパスすれば、あとは搭乗口付近で待機すればOKです。ここから先、アメリカに着くまでは通常のJAL国際線搭乗時と同じ流れになります。
アメリカ行きフライトに搭乗する際は搭乗券に「SSSS」がプリントされているかどうかチェックしてください。「SSSS」とは、アメリカ行きフライトに搭乗する乗客の中からランダムで選ばれた乗客たちが搭乗時にもう一度詳しい荷物検査を行うシステムです。
もし自分の搭乗券に「SSSS」がプリントされていた場合は速やかに搭乗口付近へ向かい、追加の荷物検査がどこで、どのタイミングで行われるのか、についてのアナウンスを聞き逃さないようにしてください。
私もこれまで2回くらったことがあります。2回とも搭乗時に靴の中とカバンの中を目視で確認され、爆発物や薬物の成分を含んだものを持っていないか検査されました。

搭乗
JAL国際線では、搭乗クラス、ステータス、座席の位置によって、搭乗する順番がGROUP1~5に割り振られています。エコノミークラスの後方窓側席であればGROUP5(最後)になります。
しかし、先ほど紹介した Face Express 利用者はGROUP3搭乗のタイミングで専用のレーンに誘導され、早く搭乗することができました。
ここからニューヨークまでは約13時間のフライトです。
おつまみ・ドリンク配布
離陸すると、最初におつまみミックスとドリンクが配布されます。

機内Wi-Fiサービスもあります。1時間までWi-Fiに無料で接続でき、それ以上は有料です。約13時間という長時間のフライトなので、24時間プラン(16.8USD、JALカード割引あり)に申し込むと快適に移動できます。
1回目の機内食
JALエコノミークラスの機内食は基本的に「洋食」もしくは「和食」から選ぶことになっています。写真つきメニューも見せてくれるので、分かりやすいです。

食事中にデザートとしてハーゲンダッツが配られます。JALの機内限定味なので特別感があります。

消灯
乗務員が機内食を片付け終えると機内の照明が暗くなります。日本からアメリカ大陸に向かう場合は、いきなり半日の時差を調整しなければなりません。早めに寝る、昼寝のつもりで少しだけ寝ておく、など、上手く時差ボケを調整するようにしてください。
軽食
しばらくすると照明が明るくなり、軽食が配られます。内容は菓子パン1つとドリンクサービスです。

なお、JALの国際線長距離フライトでは、トイレ付近に「スカイオアシス」というコーナーが設けられており、日本のお菓子(チョコ、クッキーなど)や飲み物(水・オレンジジュース)を無料でもらうことができます。

(見づらくてすいません)
もちろん、ニューヨーク線をはじめアメリカ方面へのフライトにも設置されているので、小腹が空いたときに利用してみるといいです。
2回目の機内食
着陸の2時間前になると、2回目の機内食が配られます。2回目の機内食は1種類しかありません。フライト時間や現地時間に合わせて、若干メニューが変わっています。

なおJALウェブサイトからは、自分が搭乗するフライトの機内食の内容を検索することができるので、ぜひ活用してみてください。
シートベルト着用サイン点灯
着陸に向けてシートベルト着用サインが点灯し、それから30~60分後に着陸します。JALはJFK空港第8ターミナルに到着します。
②JFK空港乗り継ぎ
入国審査
到着したら案内にしたがって入国審査場へ進みます。入国審査場の電波は悪いので、MPC利用者は降機したらすぐに顔写真の登録を行ってください。MPC利用者専用レーン(Dレーン)は通常レーンの奥側にあり、待ち時間10分ほどで入国審査を受けられることが多いです。MPCが使えない・使わない場合は通常レーン(Cレーン)に並びます。混雑時は1時間以上並ぶこともあります。
審査では最初に滞在目的を聞かれることが多いので、「Transfer(乗り継ぎ)」と答えれば大丈夫です。しかし、乗り継ぎであっても、色々と質問されます。
以下、私がこれまでにアメリカ乗り継ぎ時に聞かれた質問をまとめます。
・このあとどこへ行くの?
・南米には何をしにいくの?
・所持金は?
・タバコ、酒は持っている?
・スペイン語話せる?
滞在目的が乗り継ぎなので、そこまで怪しまれることはないと思います。ただ、話がこじれたり英語を理解できなかったりしたときのために、南米行きの搭乗券やeチケット控えはすぐに差し出せるようにしておいてください。
荷物を預ける(リチェックイン)
入国審査を終えたら、必ずターンテーブルで預けた荷物を引き取ります。次に荷物を持って税関を通り、制限エリア外への出口へ向かいます。そして、JFK空港第8ターミナルの場合、制限エリア外への出口の直前に「荷物再預けカウンター(Baggage Re-check Counter)」があるので、ここで荷物を預けなおし、次のLATAM航空のフライトに載せてもらいます。
私は2025年の夏に、偶然にも国際線フライトでJFK空港第8ターミナルに到着する機会がありました。このとき「荷物再預入れカウンターは出口へ向かって歩いていると、出口直前で進行方向左側に突然現れる」という印象を受けました。よく見ていないと素通りしてしまうので気をつけてください。
保安検査場へ
現在いるのはターミナル8で、LATAM航空はターミナル4から出発します(2026年1月時点)。よってAirTrainでターミナル4へ移動し、ターミナル4で保安検査を受けます。


すでに羽田空港出発時点でニューヨーク~サンパウロの搭乗券も受け取るので、そのまま保安検査場へ進み、再度保安検査を受けて搭乗口へ向かいます。
乗り継ぎ時間が6時間以上あれば少し市街地へ出て散策することができるでしょう。しかし、5時間未満であればおとなしく空港内に留まっておいた方がいいです。アメリカの保安検査は大変厳しく、フライトの出発が集中する時間帯ですと、保安検査の待ち時間が長引いてしまい、フライトに乗り遅れてしまうこともあるので、南米にたどり着く前にトラブルに巻き込まれないためにも、ここは余裕をもって行動した方が吉です。
③ニューヨーク~サンパウロ
1回目の機内食
ニューヨーク~南米のフライトは夜行便になることが多いです。離陸後に2〜3種類から選べる機内食が配布されます。

消灯
日本時間は午前ですが、ここまでの長距離移動の疲れとアメリカ入国審査のプレッシャーから解放された安心感から、たぶんぐっすり眠ることになりそうです。
2回目の機内食
着陸の1~2時間前に朝食としての機内食が配布されます。

シートベルト着用サイン点灯&着陸
まもなく南米(サンパウロ)に到着します。
④南米各地を観光
約30時間の移動を経て、南米に到着します。アメリカからのフライトは早朝に到着することが多いです。夜行便を含む長時間移動の疲れに加え、いきなり半日の時差が発生するので、着いたその日はホテルでゆっくり休憩するのがベストです。
⑤サンパウロ~ロサンゼルス
それでは帰国します。
オンラインチェックインを行う
オンラインチェックインは「最初に搭乗するフライトを運航している航空会社」のウェブサイト・アプリから行います。帰りの最初のフライトはLATAM航空による運航なので、LATAM航空のウェブサイト・アプリからオンラインチェックインを行います。
アメリカ行きフライトはESTA・ビザの確認がある関係で特殊な流れで進みます。
※以下はLATAM航空アプリを利用する場合の手順です





パスポートをスキャン後、アメリカ政府のシステムと連動し、ESTAの認証を受けたかどうかが確認されます。何も問題なければオンラインチェックインは終了です。最終目的地である東京までのモバイル搭乗券をダウンロードすることができ、そのまま搭乗できます。
預け荷物がある場合はサンパウロの空港のLATAM航空チェックインカウンター付近へ向かい、自動チェックイン機(キオスク)でバゲージタグを発行します。あとは荷物と発行したタグをカウンターに持っていけばOKです。
なお、アメリカ行きフライトに搭乗するので、ここでも搭乗券に「SSSS」がプリントされている可能性があります。
もし自分の搭乗券に「SSSS」がプリントされていた場合は速やかに搭乗口付近へ向かい、追加の荷物検査がどこで、どのタイミングで行われるのか、についてのアナウンスを聞き逃さないようにしてください。羽田空港とは違い、すべて英語でのアナウンスを聞き、英語でやりとりをしなけらばならない分、余裕をもった行動が求められます。
また「SSSS」は英語で「4S/Four S/フォー・エス」と表現されます。搭乗口で「4S」というワードを含むアナウンスがあったら速やかにスタッフのもとへ行き、SSSSが印刷された搭乗券を見せ、指示を仰ぎましょう。
SSSSをくらった乗客は、搭乗時に靴の中とカバンの中を目視で確認され、爆発物や薬物の成分を含んだものを持っていないか検査されます。
なお、ここから先は私が以前公開した記事の内容と重複しますので、そちらをご覧ください。
⑥ロサンゼルス空港乗り継ぎ
⑦ロサンゼルス~羽田
まとめ
LATAM航空の東京~南米の往復航空券を使うと、比較的安く南米まで移動することができますし、旅程によっては途中のアメリカの都市で少し散策・観光できることもあり、大変お得です。
ただ、エコノミークラスで東京~南米の約30時間を移動するのは体力を大幅に削られるので、旅行グッズを買いそろえるなど、しっかりと事前準備を行いたいところです。
今回はここまでです。
次回は【④世界一周編】です。太平洋と大西洋を一度ずつ横断する「世界一周ルート」のLATAM航空の航空券の探し方・購入する方法について説明します。
