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東京~南米をLATAM航空で往復する方法【⑤ウユニ塩湖編-2】~東京からウユニまでの移動中の様子をシミュレーション~

※本記事は私の2019年および2025年の南米旅行の体験をもとに執筆しています



1 はじめに


前回の記事では、東京~ウユニの交通手段と宿泊施設の予約方法・予約時に意識することについて紹介し、以下の旅程を作成しました。

最終的な旅程(想定)

①羽田 3/4 19:30
→ニューヨークJFK 19:30(JAL)

②JFK 23:55→リマ 3/5 06:55(LATAM)

※Sleepoverもしくは日本人宿で休憩

③リマ 3/6 01:05→ラパス 03:55(LATAM)

※ラパス市内ホテル宿泊

④ラパス 3/7 21:00→ウユニ 3/8 07:00
Todo Turismo

※3/8~3/12はHotel Juliaに滞在
※3/12~3/13はCasa de Sal - Salt Hotelに滞在

⑤ウユニ 3/13 21:00→ラパス 3/14 07:00
Todo Turismo

※ラパス市内ホテル滞在

⑥ラパス 3/15 09:16→サンティアゴ14:24(LATAM)

⑦サンティアゴ 3/16 01:35
→シドニー 3/17 06:50(LATAM)

⑧シドニー 08:55→羽田 3/17 16:45(JAL)


今回の記事では、作成した旅程をもとに、東京からウユニまで移動する際の様子をシミュレーションしていきます。私が2019年に東京からウユニまで移動した際に経験したこと、最近のJAL・LATAM航空に搭乗した体験をもとに、移動中にどんなことがおこりえるのか、考察します。


※ここから先は前回までの記事の内容と重複する部分が多くなりますのでご了承ください



2 出発前の準備


まず、座席指定とオンラインチェックインを行います。詳細は以下の記事をご覧ください。

ビザは必要ありませんが、アメリカで乗り継ぐためにはESTAを申請し、認証を受ける必要があります。また、過去にESTAの認証を受けてからアメリカに入国したことがある人は「MPC」を使用することができます。通常、ニューヨークの入国審査は1時間以上待たなければなりませんが、MPCを使用すると待ち時間を10分未満にできることが多いので、ぜひ使用してみてください。


ここで重要な情報です。JALチェックインカウンターでは、「バゲージタグはリマまでのものが発行されるので、一旦リマで荷物を引き取り、リマでもう一度預けなおしてください」と言われました。
準備の段階で懸念していた通りになりました。リマで安全に休憩できる場所を確保しておいて正解だったようです。



3 羽田~ニューヨーク(JAL)・JFK空港乗り継ぎ・ニューヨーク~リマ(LATAM)


JALの羽田~ニューヨークのフライトからリマ(ホルヘ・チャベス空港)に到着するまでの流れについては以下の記事をご覧ください。


この記事では、私が2025年に羽田~ロンドンの昼行便へ搭乗した際の様子を羽田~ニューヨーク線に当てはめてシミュレーションしています。JALの羽田・成田発のヨーロッパ・北米方面へのフライトはどの路線・便も同じような流れで過ごすことになるからです。

実際、私が2019年にJALの羽田(当時は成田)~ニューヨークのフライトに搭乗した際も、機内サービスは「おつまみ→1回目の機内食→ハーゲンダッツ→軽食→2回目の機内食」という流れがあり、この流れは2025年の羽田~ロンドン線と同じだったので、現在の羽田~ニューヨーク線の機内サービスにおいても、羽田~ロンドン線と同じような流れで機内サービスが展開すると考えられます。

なお、2019年当時の成田~ニューヨークの機材はボーイングB777-300でした。現在はエアバスA350-1000という機材が使用されており、より湿度・気圧の面で快適に過ごすことができたり、シートモニターが大きく操作しやすくなっていたりするなど、グレードアップしています。以前よりもニューヨークまでの約13時間のフライトが過ごしやすくなっているのは間違いありません。

作成した旅程でのニューヨークでの乗り継ぎ時間は約4時間と余裕があります。しかし、入国審査や荷物の再預入れといったプレッシャーのかかる場面を早く終わらせて安心できるようにするためにも、MPCを使用するのがおすすめです。

記事内ではニューヨーク~サンパウロ線としてLATAM航空のフライト中の様子が紹介されていますが、ニューヨーク~リマ線のフライトもだいたい同じような流れです。


4 リマ乗り継ぎ


荷物を引き取り、休憩するためにペルーへ入国します。リマのホルヘチャベス空港での入国審査はいつも混雑しているイメージがあります。入国審査官からは片言の英語でいくつか質問されます。

・Holiday?Business?
・How many days?

のような感じです。

ですので、簡単な英単語で簡潔に「Holiday」「1Day」のように答えれば問題ないはずです。

荷物を引き取り、制限エリア外へ出ます。ここから先は荷物の盗難に遭わないよう、特に気をつけてください。日本人宿への送迎を頼んでいる場合は、出口付近でドライバーがホテル名・名前が記載されたボードを掲げているので、こちらから声をかけることで無事に合流できます。

念のため、ホテル名と自分の名前が書かれたボードを見つけてもすぐに声はかけず、他にもそれっぽいボードを掲げているドライバーがいないかどうかチェックしてみるといいです。

といいますのも、ペルーに限らず治安の悪い国では、強盗犯が他のドライバーの掲げているボードの内容をコピペしてニセモノのボードをつくり、それに釣られた旅行者が車内で強盗に遭う、ということもあるらしいです。

ホテル到着後は荷物を部屋に置き、高山病予防のための薬を購入しにいきます。日本人宿に宿泊すると、日本語を話せるスタッフが一緒についてきてくれることもあるので安心です。

あとはホテルで横になってゆっくり休憩できます。私の経験上、現地時間の昼過ぎくらいに、意識を失うように眠たくなります。このあとは深夜発の便に2時間程度しか乗らず、ロクに寝られないこともふまえ、しっかり休憩しましょう。

十分に休憩ができたら、空港へ戻ります。日本人宿のスタッフ曰く、ホルヘチャベス空港から国際線搭乗時には遅くても3時間前に到着しておいた方がいい、とのことでした。

空港到着後はLATAM航空カウンターへ向かい、機械で搭乗券とバゲージタグを発行してから、荷物を預けます。

保安検査と出国審査を受け、搭乗口へ向かいます。このあたりは通常の国際線搭乗時と同じ流れです。



5 リマ~ラパス


座席は3列×3列です。日本人宿のスタッフに指示された通り、このフライト中に高山病の薬を飲んで、高地に備えます。特に機内サービスはありませんでした。

機内で高山病予防の薬を飲みます


約2時間ほどで深夜のラパスに到着します。標高4000メートルという環境が自分の身体にどのような影響を及ぼすのか、考えているだけで緊張し、すでに心臓の鼓動が早くなってしまいました。



6 ラパス滞在


入国審査を終え荷物を引き取り、制限エリア外へ出ます。現在はボリビア時間の午前5時ごろで外はまだ暗いです。治安と体調が心配なので、夜が明けるまでは空港で待機していた方がよさそうです。空港内のカフェに
入り、軽食とコカ茶を注文します。

コカの葉が高山病に効きます
「たくさん飲んでたくさん出す」を心がけます


酸素が薄いことはジワジワと身体に影響し始めたように感じます。座っているだけなのに呼吸が深くなり、心臓の鼓動がとても強く感じます。

日の出時刻を過ぎて外が明るくなるころに、いよいよ市街地のホテルへ向かうための準備を行います。空港内でSIMカードを購入し、ATMで現金を引き出してから、ラジオタクシーが待機している場所に向かいます。

ドライバーには英語が通用しないので、ホテル名と住所をメモした紙を見せて「¿Cuanto es?(いくらですか?)」と聞けば、だいたい通じます。70ボリビアーノと言われました。案内された車が公式のラジオタクシーなのかどうかを確認してから乗車します。

タクシーはラパスの街の坂をぐんぐん下り、目的地のHotel Miltonに到着しました。特にチップを請求される等のトラブルは何もなかったです。

朝9時でしたがチェックインさせてもらい、部屋に入ることができました。LATAM航空の往復航空券を使用して日本から直接ラパスへ向かおうとすると、たいていラパスに朝4時ごろ到着する旅程になります。私は運がいいことに飛び込みでアーリーチェックインさせてもらいましたが、あらかじめホテルと連絡をとって「アーリーチェックインできるかどうか」を確認しておいた方がよさそうです。

無事に部屋に入ったら、いざベッドで横になって休憩!といきたいところですが、身体が高地に慣れていないタイミングでは、酸素を体全身にいきわたらせるために、椅子に座った姿勢でいるのが高山病対策のための最善の方法らしいです。

しかし、当時の私はミスを犯しました。高山病対策のことを大して調べておらず、このときラパスについた安心感からすぐにベッドに横になって寝てしまったんです…

昼過ぎに起きて、すぐ近くのメルカード(市場)にミネラルウォーターとパンを買いにいきました。相変わらず呼吸が荒く、心臓の鼓動が強い状態ですが、薬も飲んでいることですし、ゆっくり動けば何とかなるだろうと思っていました。メルカードではスペイン語でやりとりし、パンと水を購入できました。

ホテルに戻り、4階の自分の部屋へ上がります。Hotel Miltonはスタッフがとても親切で、エントランスにはコカ茶やコカ飴があったり酸素ボンベも用意されたりしているなど、大変すばらしいホテルでした。しかし、エレベーターが設置されておらず、上の階の部屋までは階段を使って行き来しなければならないのが欠点でした。

頑張って階段を上がります。1階から2階までは順調に上がりました。しかし、2階から3階に上がるとき、明らかに呼吸が苦しく、頭がボーっとする感じがありました。「頑張れ、あと1フロア上がったらベッドで休憩できるぞ!」と自分を励ましながら、3階フロアに達しました。

ドカッ!という大きな音がしたところまでは覚えています。そこから10分ほど全く記憶がありません。

今、自分は目の前が真っ暗なところを前に進もうとしています。でも目の前に壁みたいなものがあり、全然先に進めません。何かおかしいなあ…

その壁の正体は「床」でした。3階フロアに達した瞬間、酸欠でぶっ倒れてしまったんですね。10分後に意識が少しづつ戻り、目の前の壁が床だと気づいた瞬間、自分の身に何がおこったのか、すぐに理解しました。ゆっくり起き上がり、何とか4階の部屋に戻ってからはとても怖くなりました。そこから次の日の朝まで、一歩も部屋の外に出ることができませんでした。


ここで倒れました


ということで、東京からラパスまで直接向かう際は、高山病にかかるリスクが普通にあるということがご理解いただけたかと思います。最悪命を落としてしまうようなので、石橋をたたいて渡るくらいの入念な準備・慎重な行動が求められます。

翌朝、徐々に高地に慣れ始めたようで、昨日よりも呼吸が落ち着いたように感じました。起きてから宿の無料朝食を少しだけ食べました。

お昼ごろ、昼食を食べに外出し、近くの食堂で謎の料理を食べました。さらに5分ほど歩いて、サン・フランシスコ寺院も見学しました。坂の上り下りがきついですが、宿から徒歩10分圏内であれば、何とか散策できる感じです。


サン・フランシスコ寺院


謎の料理


宿のスタッフに「今夜のバスでウユニに向かう」と話すと、「出発までホテル最上階にあるドミトリールームのベッドを使ってもいいよ、今日は誰もいないし部屋のシャワーを使ってもいいよ」と言ってくれました。しかも追加料金なしだったので、とてもありがたかったです。

余裕をもってバスの出発時刻の1時間半前にバス乗り場に着くように行動します。宿のスタッフにラジオタクシーを呼んでもらいました。たしか10~20ボリビアーノくらいの料金でした。

Todo Turismo社のバスはバスターミナルではなく、会社のオフィス前から出発します。オフィスでチェックインを行い、荷物を預けます。待合スペースやトイレもあるので、安心です。

Todo Turismo社のオフィス&待合スペース


そして21:00になってからバスに乗り、いよいよウユニに向けて出発します。



7 ラパス~ウユニ


評判の高いTodo Turismo社のバスだったので、すべてのサービスが素晴らしかったです。フカフカのリクライニングシートで、夕食、コカ茶、朝食のサービスがあり、車内にはトイレも設置されています。


Todo Turismo社のバス(翌朝ウユニで撮影)
快適な座席
夕食サービス
水とお茶のサービスも
このあとお湯を紙コップに入れてもってきてもらいました


途中日の出時刻の前後に、トイレ休憩があります。


朝焼けが美しく感じられました


そしてバスは07:00ごろにウユニの街のTodo Turismo社オフィス前に到着します。そこから5分ほど歩いてHotel Juliaへ向かいます。比較的治安がいいらしく、歩いても大丈夫そうです。

ここでも、チェックイン時間前にもかかわらず、部屋に案内してくれました。この宿では5人部屋のドミトリールームを予約しており、シングルベッドが5つが配置されていました。



8 まとめ&次回予告


今回はここまでです。ウユニに着いたあとは、HODAKAツアーのツアーに参加し、ギリギリまでウユニ塩湖の絶景を楽しみました。

次回はウユニから東京に戻ってくるまでの様子について、私の経験も交えつつ、シミュレーションしていきます。また、LATAM航空の往復航空券を購入してウユニまで行く際の注意点・反省点についてもまとめます。