第7回:ランチセッションとは何か? ~155回続いている理由~
「担当者に聞くから見方が変わる!推せる!」
そんなキャッチコピーとともに続いてきた、社内配信イベント「ランチセッション」。
2016年から9年にわたって、なんと150回以上開催。
でも、「見たことはあるけど、どうやって成り立ってるのか知らない」「なんでそんなに続けられるの」という声も、実は少なくありません。
今回は、その運営の仕組みやこだわりを、風土醸成チームが棚卸し。
どうしてこんなに続いたのか?どうやったら自分のチームでもできるのか?
サステナブルに回る“仕組みの設計”をひもときます。

室長: ということで、今回は「ランチセッションって結局なに?」というテーマで、解説回にしてみようと思います。
ミクニ:おお、いいですね。
まず、ランチセッションっていうのは、東急グループの人間ならだれでも参加できる、ランチタイムオンライン配信番組です。開催頻度は特に決めておらず、出演者は司会の私と、各部門・各社・各プロジェクト担当者。約1時間で発表と質疑応答をするダイレクトコミュニケーションが魅力のコンテンツです。

なぜか半年ごとに上司が変わるチームゆえ。
ウエムラ:たしかに、なんでこれをやってるのか、ちゃんと説明する機会ってあんまりない。そもそも、わたしも2023年から運営に関わるようになって初めて全体像が見えてきた感じですし。

チャットは応援コメントで溢れました

室長: そうだよね。ミクニちゃんが長く運営を担ってきたけど、ちゃんと「概要」として整理したことって、あんまりなかったかもしれない。
わたしは「見る側」だけど、いいコンテンツになってると思う。ここらで整理しましょう。
ミクニ: はい(笑)。というわけで、今回はランチセッションの“成り立ち・目的・構成・工夫”を、できる限りわかりやすく紹介できればと思います。
【成り立ち】2016年にスタート。最初はイノベーション推進チームが主導
ミクニ: ランチセッションが始まったのは2016年。最初は当時経営企画室内にあった社内起業家育成制度(SK)チームと、東急アクセラレートプログラム(TAP)チームの主催で世の中の最先端勉強会のような形でスタートしました。テーマは「不動産ベンチャー概況」や「渋谷スタートアップエコシステムイベント」「大企業のイノベーションマインド」など、当時としては尖った内容が多かったです。

ウエムラ: いまより全然アカデミック寄りだったのかな。
ミクニ: そうですね。のちにSKチームがフューチャー・デザイン・ラボ(FDL)に移管され、FDLのなかでSKからERチームに事務局が移り、そこから徐々に「社内コミュニケーションのインフラ」へと役割を変えていきました。

【目的】担当者の“声”を通じて、会社の見え方を変える
室長: ランチセッションのキャッチコピーってなんかあるんだっけ?
ミクニ: はい。「担当者から直接聞くから見方が変わる!推せる!自分と東急のいまが繋がるセッション」です。
ウエムラ: この「推せる!」がいいんですよね。資料だけだと伝わらない熱量とか葛藤とかも、本人の声を通じて感じられるから、視聴した後は応援したくなってる。
ミクニ: 多様な事業を展開する当社では、名前だけは知っているプロジェクトや、リリースでだけ見た情報が多いので、本当に貴重な機会だと思います。
正直、リリースだけみたら「へ~・・・あれやるんだ・・・」みたいな空気もあったりするじゃないですか。それがランチセッションで話を聞けば、ウエムラさんの言うように、もうみなさん応援団になっている(笑)。
【構成】基本は55分、発表+質疑。チャットやアンケートも活用
室長: 所要時間は?
ミクニ: 55分です。最初の30分ほどでプレゼン、残りは質疑応答が中心になります。双方向性があるのがポイントですね。
ウエムラ: 「厳しい質問はやめてください!」っていうお断りが最初にあったチームもあったよね(笑)。
ミクニ: ありましたね(笑)。
質問については、参加予約の段階で「登壇者に聞きたいこと」も書いてもらうんですが、当日はチャットに書き込まれた質問を優先して、その後事前にもらっていた質問や、私自身が聞いてみたい質問をしていくという流れにしています。
【仕組み】少人数でも継続できるオペレーション設計
室長: 運営って、今は何人でやってるの?
ミクニ: 基本は私が司会とバナー作成、それから最重要の「録画ボタンを押す」係、ウエムラさんが当日の補助と記事化ディレクションを担当しています。セラン事務局には告知の部分や開催前後のアンケートまわりをお願いしています。
ウエムラ: もうさ、2人では回せないよねえ。ERチームの頃はもっと人いたんでしょ??
ミクニ:いましたね。なぜかどんどん人が減って…。気が付けば二人でランチセッションもやって、記事執筆配信もやって、それ以外のこともやって。
でもだからこそいろんな「やらない判断」がさくっとできるようになってきたとは思いますし、いろんな積み上げが“楽”につながってると感じますね。
室長: なるほど。だからこそ、155回も続いてきたんだね。
ミクニ: はい。あと、回を重ねることで「自分たちの活動が“資産”になっていく感覚」があって、それがやりがいにもつながっています。

【影響】数字より、空気が変わる実感
ウエムラ: 数字的な効果ももちろんあると思うけど、それより「雰囲気変わったな」って思う瞬間、あるよね。
ミクニ: はい。社内の発信のハードルが下がってきたんじゃなかな~と、なんとなく思っています。ランチセッションを部門内でやり始めたという話も聞きました。
室長: へ~! 人材戦略室は四半期に一回の室内タウンホールミーティングをやっているけど、そういうやり方もいいねぇ。
【これから】推せるセッション、まだまだ続きます
室長: じゃあ最後に。今後の野望とかある?
ミクニ: 「誰かの仕事が誰かの推しになる」場として、これからも続けていきたいです。そのためには、登壇したい人をもっと増やす仕掛けや、見逃し配信をもっと活用する工夫もしたいですね。
ウエムラ: 「これを見れば会社の“いま”がわかる」って言われるくらいの存在感を出していきたいです。
室長: ランチセッションが、風土の“いま”を映す鏡になったらいいよね。

