今回の受験の結果に不満な方への応援歌 成功するまでバッターボックスに立ち続ける こうして私は受験を乗り越えた その3.44 最難関大学受験の顛末 流石に懲(こ)りた結果 仮面浪人を楽しみ尽くす 当たり前過ぎて意識しなくなっていること
成功するまでバッターボックスに立ち続ける
これは私の座右の銘。
運と勘としつこさの人生
のしつこさの部分に相当します。
……
此方の続編です。
経緯
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此処から心の深い位置に… 準備しなくても普通に生きていれば何とかなると思い込む勘違い人生(笑)がスタート
初めての受験失敗が小学校受験でした。
そして公立小学校に入学。大学生活の様な知的欲求の赴くままという毎日…
その辺りの極一部は此方から
無手勝流でも四谷大塚の補欠試験にまぐれで合格するのでした。
運と勘しつこさの人生の運…
小学校5年生の時に与えられたfast track:
への乗り移り。この運を完全には活かせなかった。先頭集団からはオマケしても2周遅れ(2年分)のままの中学校受験。最難関中高一貫の進学校と、最難関私立大学附属中学校2校、当たりですが全て不合格。バッターボックスに立つも惨敗。
地元の区立中学校に進学。四谷大塚のお陰で授業だけで好成績、実力テストでも偏差値72と云う現実に… またも勘違い。
此処から心の深い位置に… 準備しなくても普通に生きていれば何とかなると思い込む勘違い人生(笑)が再スタート
特段勉強しなくても今度こそ最難関校には合格できると思い込んでしまいました。生徒会活動にのめり込み充実した中学生生活。それが2年生秋の学校主催のマラソン大会での骨折で休学、治療。復学するも期末テスト、実力テスト共には散々。それでも楽観的に最後迄生徒会中心に楽しみ切っての受験。希望の最難関附属高校は全滅と云う…
バッターボックスに立つも同じ失敗を繰り返した…
某総合大学の附属高校に入学。2周回遅れのままで、しかも内部進学前提ののんびりした附属高校の中で、生徒会活動からも足を洗いイジメも受けつつの孤軍奮闘しました。当時難関大学入試に最強だった駿台予備校の入学試験に合格、四谷大塚に居た方々に混じっての受験勉強。
欲を出して本来の志望校ではなく最難関国立大学を目指したのが記憶力ハンディの私には身の丈を越えていた…
入試科目が増え、5教科7科目。これは結果としてキツかった。ですから
①記憶量が少なくて済む理系に進学すること
②日本史、世界史は受験科目から外すこと
③その分、英語、倫理社会、政治経済は逃げないこと
当初の私立最難関校狙いには無用の倫理社会、政治経済、現代国語、古文、漢文は大好物。受験勉強と云うよりは自分の趣味を受験に被せ、ただでさえ課題のある記憶力を浪費。結果として
2周回遅れでの戦線拡大はやり過ぎ。
手を広げすぎ…(笑)
でした。それでも工夫して例えば主要科目の英語は、
これで得意科目にしました。少女漫画や学校行事は萎えた気分を転換するには、特効薬でした(笑)
その現役でのバッターボックスでは完敗と云う顛末。 駿台予備校に対しては、附属高校卒業生と云うよりは、駿台予備校卒業生と思える程学び尽くしました。先頭集団からは2周遅れ、距離を縮めるのは困難と諦め、それ以上は引き離されない様にと。駿台予備校の授業は、受験対策と云うよりは大学への基礎学力構築と云うスタンス。それに魅了されました。
そんなこんなで迎えたバッターボックス。
最難関国立/私立大学、全滅… 捨てる神。
卒業式の日に通い詰めた図書室管理の女子から… 拾う神。
そして浪人生としての駿台予備校通い。人生で1番学業に集中できた心地良い時間でした。此方に網羅的にまとめてありますので宜しければお楽しみ下さい。
学習の進捗としては、2周回遅れの分の1周回分は取り戻せたものの… まぁ中高一貫最難関進学校の方々の高校2年生の出来なんだろうなぁと云う感じ。
そして迎えバッターボックス。予想通り… 最難関国立大学と最難関私立大学は不合格。母校の医学部と理工学部は合格と云う感じ。再度のバッターボックスをお願いしつつ、取り敢えず電子工学科なら申し分ないとの親心での仮面浪人のスタートでした。
閑話
電子工学は小学校の学研の科学と学習の付録、鉄道模型、誠文堂新光社の子供の科学/初歩のラジオ/無線と実験からのオーディオアンプと云う趣味の流れ
の自然な延長でした。物理学科も有ったのですが大学での研究のレベル的には電子工学科の方が理学と工学を両方扱うと云う意味で先んじていました。
閑話休題
これで仮面浪人確定でした。
その時に父親に
順当に詰めてきたんだね。医学部受かるって事は希望校にも殆ど入れるレベルになったんだね。
と、ポツリ。
これは忘れられない一言になりました。
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所謂仮面浪人生活。と言っても理工学部なのでめちゃくちゃ多忙でした。通い慣れたお茶の水を越えて千葉の外れの広大なキャンパスまで、片道2時間半の通学でした。
往復の車内は格好の勉強部屋(笑)
一方で大学構内での生活は…
航空宇宙工学科が有って、
YS-11を造った木村秀政さん


らが率いていました。こちらも凄い教授陣。なので敷地内に滑走路が有りました。

勿論風洞実験設備も完備。それが出来る程の郊外… なので広大な敷地。
授業は楽しく、しかも1年生から専門科目もガッツリありました。盛りだくさんで実践的… 出欠管理も極めて厳しく予備校の緩さ…
……
難関中高一貫進学校の生徒さんは講師を選んで自分のカリキュラムを組み立てて居ました。的を絞った学習。因みに私はベタで、共通一次試験を口実に文系科目、倫理社会や政治・経済、古文、漢文まで記憶力も無いのに知的欲求に抗(あがな)えず手を広げ過ぎ。それでも恣意的に可能な限り広範に授業は受けて居ました。勿論出欠は紙が回ってきて署名するだけなので無管理同然。
緩い…
それでも…見事に無遅刻無欠席。本能の赴(おもむ)くままの行動ならでは…
……
に慣れていたので、歴史が逆戻りした感じ。まぁ附属高校の生活の延長線と云う感じで…、総合大学の附属高校ってのは後述のカリキュラムも含め高校からの整合性が結構取れてると関心しました。
教養課程では、文学から物理学まで教養とは思えない深堀の授業でした。流石大学。幼稚園から小学生の時の知的欲求のままに過ごした日々を
彷彿とする毎日…
文学では濹東綺譚
なんて云う極めてニッチな題材を深堀して貰ったものも楽しかった…
英語は最新のESL用機器を駆使し、今で云うリモート授業のコンテンツを学内の専用施設で個人が自分のペースで学ぶスタイル。これもまた自分のペースで学べて心地良い時間でした。受験英語とセサミストリートからのヒアリング/スピーキングの積み重ねが見事に開花した感じで、吹っ切れた世界で英語を楽しむと云う世界。これも英語力の統合化による英会話の飛躍的上達にとても有効でした。…
第二外国語は理系なので順当にドイツ語を選びました。これもまた新鮮で、言葉だけではなく文化、日常生活等広範な知識を網羅的に学べた事も楽しめました。その時はまさか社会人になって海外畑でドイツも含めた欧州のセールス&マーケティングを担当するとは思ってもいませんでしたが…
物理学や化学の実験も高校とは別次元の本格的な、実践的な内容でした。例えば化学では、古典的な硝子器具を使った滴定を高精度で… 各自に実験設備が与えられての完全個別指導。チューターもいてサポートを受けつつ、精度が悪いと最初から再実験と云う厳しさでした。飴と鞭かなぁ…(笑) 午後1番から始まって、遅い生徒は20時頃まで… 教授も良く付き合ってくれたものだと思います。
座学も楽しめて…
数学は偏微分や行列が高校の内容を拡張、一般化する形ですんなり… これを道具として使うのが物理学…
物理は特に楽しく、後にこの大学の松平升教授の教科書を

希望校、最難関私立大学の理工学部でこれまた名物教授の大槻義彦さん
から学ぶことになる
とは思ってもいませんでした。入学前年まで楽しんだ駿台予備校の物理学の坂間講師
や元全国全共闘連合議長という不思議な経歴の持ち主の山本講師
の授業との整合性を楽しめました。
専門科目は電磁気学から回路理論、アナログ設計、ロジック設計、そして最先端機器の構造等多岐に渡り学べました。
例えば手頃なところではファクシミリを基礎から伝送プロトコル等通信技術までを通しで2コマ使っての授業で… 正に理論から実績まで。
圧巻はコンピューター工学。電子計算機室には最新鋭のメインフレームが鎮座。当時はプログラミングは紙テープからパンチガードに進化していて、プログラムは1行を1枚のカードとしてコンピューターに読み込ませる時代。パンチガードを沢山持っているのが知的ステータスだったりしました。言語はFORTRAN。直ぐにパーソナルコンピュータが普及してBASICと云う簡易版も普及するのですが、その直前の時代。これでプログラミングの基礎は完璧。
また、上述の様に鉄道模型から入った鉄道好き。専門科目でのシステム設計の切り口からの鉄道技術も楽しめました。特に印象に残っているのはフェイルセーフの考え方。

正にこちらで紹介されている重力を使ったフェイルセーフや
多重構造のシステム設計等、目から鱗で入れ食い状態…
鉄道総研から
の方なので奥が深い。しかも現場も踏んだ経験がお有りで実践的な話も。初期の頃のMBAコースのガチのケーススタディじゃないですが、国鉄の考え方の真髄を味わえる事例紹介は圧巻でした。
設備も凄く、図書館は高校の図書館からは想像を絶する充実度。読みたくても高くて買えなかった本や雑誌がフルセット。しかも雑誌は理学、工学系の学会誌の最新号が読み放題と云う夢のような場所。高校の図書室も気晴らしに本を読む事も有って、結構ニッチな本電波技術、トランジスタ技術を読み漁った経験が有りますが… 異次元。
余りに楽しくて仮面浪人縛りを忘れて、このままでも良いかなぁと云う思いが心に過(よぎ)ったのは事実…
つづく
