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鳥取に行きたいけどレンタカーが面倒なあなたへ。公共交通だけで巡れる旅ガイド

鳥取旅行を検索すると、こんな言葉に遭遇するかもしれません。

「レンタカー必須」「車がないと不便」「公共交通が少ない」

正直、半分は本当です。車があるほうが自由に動けるのは確かです。でも「必須かどうか」というと、話は少し違います。

鳥取の主要スポットは、バスとJRでかなりカバーできます。しかも、乗り物に乗ること自体が旅の楽しみになる。そういう巡り方ができるのが、鳥取の公共交通のおもしろいところです。

「行ってみたいけど、レンタカー代もかかるし…」と思っている方に向けて、公共交通で鳥取を楽しむコツをご紹介します。
知っておくと便利なWebサイトのリンクも多数ありますので、どうぞお見逃しなく。


まず、空港に着いたら(鳥取砂丘コナン空港到着モデルルート)

ここでは鳥取砂丘コナン空港(県の東側)に到着した場合のルートをご紹介します。

空港に到着したら、空港連絡バスで鳥取駅へ向かいます。所要時間は約20分、料金は480円です。

ひとつだけ知っておいてほしいことがあります。空港から鳥取砂丘への直通バスはありません。「空港に着いたらそのまま砂丘へ」と思っていると少し戸惑うかもしれない。一度鳥取駅を経由するのが基本の流れです。

でも、これを最初から知っていれば問題なし。むしろ鳥取駅に立ち寄ることで、旅にひとつ「おまけ」がつきます。



米子鬼太郎空港(県の西側)をご利用の方へ

米子鬼太郎空港から米子駅へは、空港連絡バスで約20分でアクセスできます。米子駅からJRや路線バスを使えば、境港・水木しげるロードをはじめ、倉吉・鳥取方面へも乗り換えができます。西側エリアを中心に巡りたい方は、米子空港着のルートも選択肢に入れてみてください。

空港そのものも楽しい鳥取県です


鳥取駅前で、思わぬ発見がある

鳥取駅に着いたら、砂丘行きのバスに乗り込む前に少しだけ周りを歩いてみてください。

実は、鳥取駅周辺が温泉地なんです。「鳥取まちなか温泉」と呼ばれるエリアで、徒歩数分の範囲に銭湯や温泉旅館が点在しています。飲料水を掘り当てようとしたら温泉が湧き出た、という約110年の歴史を持つ温泉地です。

旅の朝に一風呂、旅の締めに一風呂。そういう使い方ができるのが、駅前温泉の魅力です。


砂丘エリアへは、鳥取駅からバスで

鳥取駅前バスターミナルから、路線バスで鳥取砂丘方面へ向かいます。所要時間は約22分。砂の美術館前、砂丘センター展望台、砂丘会館など、エリア内にバス停がいくつかあるので、目的地に合わせて降りる場所を選べます。

砂の美術館では、世界トップレベルの砂像が展示されています。現在は「スペイン」をテーマにした第17期の展示が開催中で、圧巻の砂像が並んでいます。

砂丘エリアはグルメも充実しています。梨ソフト、砂たまご、牛骨ラーメン、かにかにバーガー。鳥取らしいご当地グルメが砂丘周辺のお店に揃っています。砂丘を歩いた後の小腹を満たすのに、困ることはありません。

以前の記事で砂プリン氷をおすすめしました!暑い時期は是非!!


バスをたっぷり使うなら「乗り放題手形」が鍵

「鳥取藩乗放題手形」というバスパスをご存じですか。鳥取県内の路線バスが3日間乗り放題で1,800円というパスです。

砂丘行きのバスも、後で紹介する倉吉・米子方面のバスも、この1枚でカバーできます。しかも砂丘こどもの国、鳥取県立博物館、わらべ館など、一部施設では入場割引の特典も受けられます。

旅の最初に鳥取空港や鳥取駅前のバスターミナルで購入できるので、到着してすぐ手に入れておくと安心です。

なお2026年3月から、鳥取県内の路線バスではICOCAなどの交通系ICカードも利用できるようになりました。現金を用意する手間もなくなっています。


倉吉・米子へ。JR特急が意外に速い

「砂丘だけじゃなく、もっと遠くへ行きたい」という方に知ってほしいのが、JR特急スーパーまつかぜ・スーパーおきです。


鳥取駅から倉吉まで約30分(自由席1,440円)、米子まで約1時間(自由席2,890円)で到着します。

車で行く場合はどうでしょうか。鳥取〜倉吉は約48km、所要時間は渋滞なしで50分前後。鳥取〜米子は約100km、所要時間は1時間30分〜2時間ほどかかります。ガソリン代は燃費15km/L、2026年7月時点の参考価格約180円/Lで試算すると、倉吉往復で約1,150円、米子往復で約2,400円ほどが目安です(もちろん、実際の車種・燃費・ガソリン価格によって変わります。あくまで試算・目安です)。

移動時間でいえばJRのほうが速く、料金面でも片道なら大きな差が出るケースがある。加えて、乗っている間は運転の疲れがなく、車窓の景色をゆっくり楽しめます。ただし時刻表とのにらめっこは必要です。とはいえ、タイミングが合えば間違いなくJRが最速の選択肢です。


倉吉:赤瓦と白壁の静かな町

倉吉駅に着いたら、バスで白壁土蔵群へ向かいます。約10分おきにバスが出ていて、所要時間は12〜17分。江戸時代から続く赤瓦と白壁の蔵が残る、落ち着いた雰囲気の町です。

倉吉駅からは、三朝温泉や三徳山(三佛寺)へもバスが利用できます。三朝温泉はラジウム含有量が世界有数と言われる名湯で、日帰り入浴でも十分に楽しめます。三徳山の投入堂は「日本一危険な国宝」とも呼ばれ、岩肌にへばりつくような懸造りのお堂が圧巻です。倉吉を拠点にすると、鳥取中部のエリアがぐっと広がります。

三朝温泉は以前に記事を書いております!6月頃はホタルも見られるんですよ



米子:鬼太郎の世界への入口

県の西側の拠点、米子駅からも各地へのアクセスは広がっています。大山寺、とっとり花回廊、境港・水木しげるロード、足立美術館(島根)。JRとバスを組み合わせることで、かなりの範囲を移動できます。

米子から向かう場所の中で、特にJR境線だけは乗ってほしいと思っています。米子〜境港間を走るこの路線では、鬼太郎・ねこ娘・目玉おやじ・ねずみ男のラッピング列車が走っています。沿線16駅すべてに妖怪の愛称名がついていて、電車に乗っているだけで水木ワールドに引き込まれていきます。境港で降りれば、水木しげるロードが目の前に広がります。


移動そのものが、コンテンツになる

山陰本線には「とっとりサンド列車」が走り、米子〜鳥取間にはコナンラッピングの名探偵コナン列車も運行されています。どの列車に当たるかはその日の運次第ですが、出会えたら少し得をした気分になれます。

車の旅では通過するだけの景色が、電車やバスの旅では旅のリズムそのものになります。車窓から日本海を眺め、次の町への期待を積み上げながら移動する。そういうペースも、鳥取の旅には似合っていると思います。

「鳥取は車がないと巡れないかも。。。」と思っていた方が、「これなら自分にも旅できそう」と感じてもらえたなら嬉しいです!


最後までお読みいただきありがとうございました!
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