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マザ, アイヒホルン...ヘルタ・ベルリン ユースが輩出したドイツ最高の若手逸材たちと育成哲学:Hertha BSCにフォーカス!



ドイツで最も多くのプロ選手を輩出したクラブ

ドイツ最高の育成機関をもつサッカークラブはどこか?と聞かれれば、ほとんどの人はまずFCシャルケ04の名前を挙げるだろう。「クナッペンシュミーデ」の功績は、比類ないものだ。さらに詳しい人であれば、フロリアン・ヴィルツを輩出した育成機関「ガイスボックハイム」をもつ1. FCケルンヨズア・キミッヒを輩出したVfBシュトゥットガルトなどを思い浮かべるかもしれない。

しかし実際に国内外へ数多くのプロ選手を輩出し、年代別のサッカードイツ代表級の選手を育てることに長けているクラブが別に存在する。そのクラブこそヘルタ・ベルリンである。人口約330万人を誇るドイツの首都・ベルリンに本拠地を置く名門のユース部門は、「aus Berlin für Berlin(ベルリンから、ベルリンへ)」というスローガンのもと、これまで数々のタレントを見出してきた。

世界最高のCBとも称されたジェローム・ボアテングを筆頭に、ケビン=プリンス・ボアテングマクシミリアン・ミッテルシュテットルカ・ネッツといったフリッツ・ヴァルター・メダル受賞者は、クラブの成功の象徴だろう。現在、バイエル・レバークーゼンでキャプテンを務めるドイツ代表MFロベルト・アンドリッヒなども含め、数々の実力者を輩出してきたのだ。


近年のヘルタBSCが収めた「巨大な」成功

またヘルタBSCのユース部門が優れていることを証明するのが、クラブが直近で輩出した2人の「天才」だ。イブラヒム・マザケネット・アイヒホルンである。トップ下のテクニシャンであるマザは、実質1部初挑戦だった2025/26シーズンカスパー・ヒュルマンド監督率いるレバークーゼンの「心臓」として躍動。20歳のサッカーアルジェリア代表MFは、欧州のメガクラブ垂涎の的である。

アイヒホルンは、16歳の守備的MF。年齢には似つかわしくないフィジカル、ボールを前進させる推進力、精度の高いパス能力をもち、ブンデスリーガ2部ではすでに屈指の実力者だ。こちらもすでにFCバイエルン・ミュンヘンを筆頭とする欧州中のメガクラブから関心を集めている。タイプの異なる2人のMFを輩出した事実が、ヘルタの育成レベルの成功を物語っている。

近年の成功は彼ら2人だけではない。MFの逸材パスカル・クレメンス、CBのマールトン・ダルダイVfLヴォルフスブルクに所属するMFのベンス・ダルダイを筆頭とするダルダイ兄弟、CBのリヌス・ゲヒターアタランタBCでプレーするラザール・サマルジッチなどもヘルタBSCのユース出身だ。ここまで量と質を兼ね備えた選手を輩出するクラブは、国内で他に無いだろう。


ヘルタBSCの育成哲学

ヘルタBSCのユースアカデミーは所属する選手の多くは、ベルリンまたはブランデンブルク出身だが、首都ベルリンの多文化性を反映するかのように、選手たちのルーツは30カ国以上に及ぶ。様々な能力を備えた選手たちがチームで躍動するのだ。選手たちは、ベルリン地域で行われるU-9からU-14までのハイレベルなリーグ戦に参加し、より厳しい環境のなかで成長している。

また、コーチ陣による体系的な育成コンセプトに加え、優れたスタッフ陣の構築もアカデミー哲学の重要な要素だ。育成の中心にあるのは、「技術」と「主体性」。ボールコントロール能力を高めるだけでなく、試合の中で積極的にプレーする姿勢も重視される。高い技術レベルを維持しつつ長時間プレーし、相手からのプレッシャーにも耐え抜く――それこそが、ヘルタBSCの育成哲学の核だ。

実際、マザにしても、アイヒホルンにしても、自身でボールを持ちつつ試合をコントロールする能力に長けた選手である。ヘルタBSCユースの育成哲学は、現代サッカーの影響を受けながら発展し、優れた選手を輩出するというコンセプトの実現に貢献しているのだ。トップチームは現在ドイツ2部に所属するが、アイヒホルンにはリバプールFCからの関心も噂される。成功の証だろう。


参考文献:Hertha BSC – Philosophy and Strategy


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