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現役ライターが商業出版した時の苦労とは?みくまゆたん×編集担当の岡本さんとスペースでぶっちゃけてきた【第1話】

 先日、私の自著の出版記念として、編集担当の岡本さんと「商業出版の苦労について」をテーマにスペース対談を開催しました。

それにしても、本音ぶっちゃけすぎ(笑)
アーカイブ残していますので、気になる方はぜひ!

出版した本はこちら

 今回の記事では、イベントのレポートをインタビュー形式で紹介します。(長すぎるので、2~3話構成になるかも。1話だけで、怒涛の9880文字です。熱量バグってます)。


スペシャルサンクス・渋谷さんが文字起こしをしてくれました!

 今回なんと、同じく岡本さんの担当で『ヒトもAIも仕事は“引き受け方”が9割 断らずに信頼されるための仕事整理術』を出版されている 渋谷亜也さん が、イベントの文字起こしを担当してくださいました。


 しかも、ただの文字起こしではありません。今回の対談データを音声ファイルまで共有してくださった上で、

「フィラーや口癖を取りつつ、読み物として成立する最低限の編集にとどめています。みくさんの好みもあると思うので、あとはお好きに直しちゃってくださいね!」

という、プロの優しさと気遣いが詰まった「完璧すぎる下ごしらえ」をしてくださったのです。

 そんな渋谷さんは、コールセンター歴12年、第55回電話応対コンクール全国3位という経歴の持ち主。現在は、プロジェクト単位で参画しアシスタント業務に従事する傍ら、「一般社団法人日本接客アドバイザー協会 名誉顧問にも就任されているとのことです。(凄い経歴だ……私のために全力で文字起こししてくださって、本当にいいんですか??)

 改めまして、丁寧に文字起こしをしてくださり本当にありがとうございます。今、渋谷さんの本を読んでいる最中なのですが……「これ、私のために書いてくれたの?」と思うほど刺さる内容ばかり。

 ついセルフブラックになりがちな人や、その優しさゆえに「頑張りすぎてしまう」人には、ぜひ手に取ってほしい一冊です。

↑渋谷さん×岡本さんのスペースイベント「仕事の引き受け方"を言語化した理由」は、こちらから。渋谷さんの飾らない本音が炸裂していて面白かったです!

 さて、ここからは2/3 12:00〜に開催された みくまゆたん × 岡本さん のスペースイベントを、インタビュー形式で紹介していきます。

 当日参加してくださった方も、今回初めて読む方も最後まで楽しめるよう、随所に「その時の本音」 や 「後から思い返してのツッコミ」 を差し込んでいきます。

 話が長くなりすぎた結果、まさかの 全3話構成(もはや長編小説) になりそうですが、どうぞゆっくりお付き合いください。

その他のスペースイベントの予告、アーカイブ視聴はこちらからご確認ください。

みくまゆたん×岡本さんスペースイベント「【出版記念対談】商業出版の苦労について(みくまゆたんさん×岡本)」

岡本:こんにちは。本日は よろしくお願いします。もしかしてみくさん、めちゃめちゃ緊張してます?

みく: めちゃめちゃ緊張してます。すみません。

岡本: 本当ですか? 僕は始まったら結構大丈夫なタイプでして。では改めまして、本日は よろしくお願いします。じゃあ、改めてみくさん。出版おめでとうございます!

みく: ありがとうございます。

リア友に伝えたら、ブログを始めた友達が購入してくれた

岡本: 1月30日に『書く人生のはじめかた 文章力より大切な“書き続ける”ための心構え』が、ついに発売されましたね。発売日は土日を挟みましたけど……ぶっちゃけ、反響どうでした?

みく: 反響はすごかったです。「おめでとうございます!」って、いろんな方から声をかけてもらいました。リアルの友達からは「こんな人、他にいないよ!」って驚かれて。私自身もびっくりしました。

岡本: 「こんな人」っていうのは?

みく: 本を出した人って、リアルの生活圏にはそんなにいないじゃないですか。私、よさこいチームにも所属しているんですけど、そのメンバーにも「本を出したよ」と伝えたら、みんな本当に驚いてくれて……。

新年会で「本を出したよ」と伝えまくってきたら、「まさかみくさんが、ここまでになるとは」とみんなから驚かれました(笑)

その中で、一人買ってくれた方もいました。ちょうどブログを運営している方で、「ブログ執筆の参考にしたい」と言ってくれて。すごく嬉しかったです。

岡本: ブロガーさんには、絶対に参考になる内容ですよね。実は僕も、ブログを8年くらいやっていたんです。Webライターの仕事と並行して、ずっとブログを運営していました。だからこそ、ブロガー視点でも役立つ内容だなと感じました。

えっ、そうなんですか?(初耳だったので、ここで目を丸くするみくさん)岡本さんとは既に何度かお話ししていますが、まだまだ私の知らない引き出しがたくさんありそうです……。(開けていかなきゃ)

商業出版をして驚いたのは「リリース」が大手メディアで広がること

みく: 商業出版をして驚いたことのひとつが、出版するとプレスリリースが広がっていくことでした。

正直、PR TIMESに出して終わりだと思っていたんです。でも実際には、いろんな大手メディアで取り上げられていて……見つけるたびに「えっ、こんなところにも!?」とびっくりしました。

朝日新聞のメディアですが、なんと配信会社から提供された企業・団体等のプレスリリースを原文のまま掲載しているとのことでした。こういう効果もあるんですね!

日本経済新聞社さまのメディアでも、紹介いただきました。

岡本:実はPR TIMESって、媒体側が「こういうジャンルのニュースが来たら通知してほしい」と登録しているんですよ。だから、そこから編集部が取捨選択して記事化することが多いんです。むしろ、PR TIMESだけで終わるほうが珍しいくらいで。

みく: そうなんですね……!

岡本: そこからどんどん配信されていくので、自然といろんな方の目に触れるんですよ。

みく:凄い……!本当に、出版ってブランディングになりますよね。

岡本: そうなんです。権威性が名前や活動につくというのは、商業出版の大きな魅力だと思います。今日はそのあたりの実感もぜひ伺いたいと思っていました。では、みくさんが商業出版をしてみて、心境の変化や「意外と変わらなかったこと」ってありますか?

みく: まず、大手新聞社などの媒体に載ったことをSNSで紹介したら……投稿がめちゃくちゃ伸びるんですよね。

凄いいインプレッション数……!

みく: 投稿が想像以上に伸びて、本当に驚きました。フォロワーさんも爆速で増えていって……。「商業出版します」という発信って、やっぱり夢として目指している人の目に留まりやすいんだなと感じました。

noteで連載している「商業出版について赤裸々に語るマガジン」も、多くの方にフォローしていただけました。noteもXも一気にフォロワーが増えて、しかも有名なインフルエンサーさんや著名な方からのフォローまで増えていて……その変化には本当に目を丸くしています。

そのきっかけの1つとして、Xでブルーバッジをつけたのも大きかったですね。

岡本: そうですよね。出版直前につけてくださいましたよね。

ブルーバッチで、一気にフォロワー拡大へ

みく: はい、出版直前にブルーバッチをつけました。企業から見られた「権威性」を「お金」で解決できるので……それもかなり大きかったと思います。あとは、注目度が一気に高まったことで、いろんな著者さんと仲良くなる機会も増えました。

岡本: そういえば、僕もみくさんにいろんな著者さんをご紹介しましたね。

茨城さんとも、月曜日に対談します。茨城さんは、現在noteで企画もされているので、気になる方はぜひ!

たくさん褒めて下さるので嬉しいです!

みく:本当にたくさんの著者さんをお繋ぎしてくださったので、出会いを通じて、世界が広がるのを感じました。一緒に励まし合ったりできるのもいいですよね。

絵本作家のよりみちさんからは、私を「戸田恵梨香(似てない)」と紹介していただきました!

私の中で「著者さん」って、ずっと遠い存在だったんですよ。今までライターとして活動していたから、自分とは別世界の人といいますか。でも今、自分も作家になったことで、同じ立場として話せるようになって。「あ、こんなに話しやすいんだ」というのを感じています。

岡本: 自分も同じ立場になると、話しやすくなりますよね。それに、みくさんは商業出版後にXのプロフィールも変えましたよね。「作家」という肩書きを入れていました。

みく: はい。書籍を出版した記念に「作家」をプロフィールに追加しました。自分でも、権威性がぐっと強くなったなと感じています。

プロフに「作家」を入れる。これは密かに、ずっと前からの夢でもありましたね……。

岡本: 確かに、書く仕事をされている方の中には、商業出版を機に「晴れて自分も作家と名乗れる」とおっしゃる方が多いんですよ。

みく: 私自身も、「作家」を名乗るのはずっと小さな夢でもありました。ライター歴は8年ほどになりますが、この仕事が本当に好きなんですよね。

でも、Webの記事って、メディアが閉じると記事ごと消えてしまうといいますか。もちろん、記事は誇りを持って書いてきたし、やりがいもあったけれど……200本くらい書いた記事が、メディアの閉鎖とともに全部消えたときは、やっぱり少し寂しかったというか。

岡本:そのこと、本にも書かれていましたよね。

みく: はい。もちろん、お仕事としては十分すぎるほど報酬もいただいていて、本当にありがたいんです。でも、それでも自分が積み上げてきたものが一瞬で消えてしまうのは、どこか切なくて。

だからこそ、「残るものを書きたい」と強く思ったんです。自分の積み重ねが形として残る場所がほしい、と。

自分の実績として「残るもの」が欲しいと思うように

岡本: なるほど。

みく: それに、産前・産後って自分の思うように動けない時期があるじゃないですか。悪阻で休んだり、子どもがいると仕事に全力投球できない時期もあって……。

そのときに、「ちゃんと残る実績」や「消えないもの」があると、これからのキャリアを安心して続けられるんじゃないかと思ったんです。だから、いつかは本を出したいとずっと思っていました。

岡本: うん、うん。

みく: でも、そんなに簡単なことじゃないですよね。本を出すって。

一時期は創作大賞を目指していたこともあって、「賞を取れば本が出せるかも」と思って頑張っていたんです。

2年前にガチ狙いして、玉砕した小説です。ただ、著作権に絡んだ話は興味がある人が多く、note上での反響は凄かったです。

 でも、創作大賞って本当に「一握りの人」しか選ばれない。私自身も、上位の人たちの作品をたくさん読んできて、力量差がわかってしまうというか……。「自分が勝てるかどうか」って、現実的に判断できてしまうのは「業界人あるある」なのかもしれません。

岡本: なるほど。

みく: 私は夢だけを追いかけてきたタイプじゃなくて、ずっと商業ライターとして現場で書いてきたので、自分の限界もある程度わかるんです。

だから、「どうしようかな」と迷っていた時期に、ちょうど岡本さんから声をかけていただいて。もう、「このチャンスは絶対に逃しちゃいけない」と思って、全力で頑張りました。

岡本さんが「いつか本を書いていただこう」と、ずっと前から思ってくださったのは嬉しすぎ

岡本: そうだったんですね。実は僕、ずっと前から「いつかみくさんに本を書いてもらおう」と、虎視眈々と狙っていたんですよ。

ここ嬉しすぎるので、何度も読み直してしまう(笑)

みく: 岡本さんにそう言っていただけるのは、本当にありがたいです。noteを続けていく中で、出版社の編集者さんから声をかけてもらうというのは、一つの「夢」ですから。

岡本: 逆に、いつ声をかけるべきかずっと迷っていたんです。みくさんがnoteの執筆をすごく頑張っていらっしゃるのを、実はこっそり拝読していました。あえてガッツリとコメントなどは残さず、「チラ見」するような形で見守っていたんです。

みく: ありがとうございます。

岡本さんは5年前の「クズ男エッセイコンテスト」で審査員をされていて、その時に私はグランプリをいただいたんですよね。その時から「いつか絶対に声をかける」と決めてくださっていたと伺って……。 これまで公募に落ちることも多く、「noteを書き続けて意味があるのかな」と悩んだり、仕事に繋がらない時期もありました。でも、継続していると良いことがあるんだなと改めて感じています。

岡本:noteを拝読していたので、 みくさんの中で「何か大きな変化が起きているタイミングなのかな?」というのは、以前から感じていました。noteを再開されたのは、確か1年以上前でしたよね?

みく: ええ! そんな前から見てくださっていたんですか?

岡本: 実際のところ、いつ頃から活発に書かれていたんですか?

みく: 本腰を入れたのは2年ほど前、「創作大賞」の前あたりからです。「絶対に賞を取って本を出すぞ」と決めて、猛烈に頑張り始めた時期でした。

岡本: 「本を出そう」って、最初から明確に決めていたんですね。

みく: はい。もう絶対に「本を出そう」まで決めてました。でも、今ってKindleやzineで自分で出すこともできるじゃないですか。興味はあったんですけど……私はこれまでずっと編集の方に見てもらって、プロの編集者が修正したものしか世に出してこなかったんです。

だから、自分で全部やって本を出すっていうのが、凄く怖くて。(noteは全然平気なんですけど、「本」ってなると急にハードルが高いというか)

岡本: 怖いですよね。もちろん、自分で全部作れる方はいますけどね。僕も個人でKindle出版しましたけど、めちゃめちゃ不安でした。だから、その気持ちはわかります。

みく: ですよね。変に形にして、もし失敗してしまったらどうしようという不安があって……。自分から言うのも大変烏滸がましいのですが、これまで活動してきた中で、ある程度の『ライターとしての知名度』を積み上げてきたという自負もあります。

だからこそ、自分の目線だけで本を出すことで、これまでお仕事でお世話になった編集者の方々が共に築き上げてくださった『みくまゆたん』というブランドを傷つけるわけにはいかない━━そんな怖さも感じていたんです。

「なに勘違いしてるんだよ!」というツッコミは受け止めます。自分でも文字起こしを読み直してみて、だんだん「大口叩いてるな」って恥ずかしくなってきました。

岡本: うん、うん。

みく: 今まで私って、大手メディアでたくさん書いてきたじゃないですか。関わる方々はみなさん超優秀な編集者ばかりで、その方々の力をお借りしてやってきたんです。

だから「文章が上手ですね」と言われることもあるけど、それは私1人で作り上げてきたものじゃないんですよね。編集の力に助けられてきたからこそ、今があるんです。

だから、もし自分だけで全部やって本を出した時に、本当の実力がそこで露わになってしまったら……って思うと、すごく怖くて。こんなこと言うと、自分で本を書いている人には「何甘ったれたこと言ってるんだ」と思われるかもしれないんですけど。でも私は、作品って「完成度を高めてから出すもの」だと思っていて。

岡本: うん、うん。

みく: だから、そういうのを踏まえると、やっぱ自分一人で出しちゃうのはすごく怖かったんですよね。

岡本: うん、うん、うん。

みく: だから、どこか出版社の方が声をかけてくれないかなーって思ってて。それで note を頑張ってたんです。

岡本: なるほど、そういう経緯だったんですね。

大手出版社に企画を出したことも

みく: 一応ね、企画を出版社に出したこともあるんですよ。

岡本: 書籍の企画、ですか?

みく:はい。とある大手出版社さんにも、企画を出したことがあります。

岡本: ちょっと気になっちゃうので……突っ込んでもいいですか?ちなみに、どんな企画を出されたんですか?

みく: 「それはパクリではありません」っていう小説を書いてたんですよ、創作大賞で。で、それが結構評判良かったので、それを漫画っぽい感じにしたら……出せるかな、と思ったんです。

岡本: あ、著作権をテーマにした小説でしたよね。

みく: そうです。それを、実用書みたいな、漫画みたいな形に落とし込めるんじゃないかと思って。

岡本: そうだったんですね……その作品、反応とかあったんですか?

みく: ないですね。

岡本: なるほど。実は、本当に赤裸々にお伝えすると、商業出版の企画って、出版社には本当に山ほど来るんですよ。僕も企画の窓口に届くものをたくさん見てきましたけど……なかなか難しいんです。

みく: あ、やっぱりそうですよね。恐らくですが、著者の名前が持つ権威性とかもありそうですよね……。

岡本:企画のテーマが「今やるべきものか」というのもありますし、もちろん持ち込み企画から出版に至るケースもあります。でも確率論で言うと、かなり低いんですよね。

みく: ですよね。大手出版社だと、1冊出すのに何百万とかかるから……もう本当に、出版社が著者にお金をフルベットする、賭けというか、ギャンブルですよね。

岡本:いや、本当そうです。300万、400万くらい著者に投資するビジネスですからね。そこに在庫リスクも乗っかってくる。出版って、基本的にそういうビジネスなんですよ。

みく: うん、うん。

岡本: 今回は書店流通をしないデジタルファーストの出版なので、在庫リスクもないし、300万も400万もかかってはいないんですけど……とはいえ、商業出版って「著者にベットする」という、ちょっと言葉は悪いですけど、そういう行為なんですよね。

私も原稿書いていく中で「出版社さんに投資されているのだから、頑張らないと」みたいな思いは抱えてました。(だから販促活動も頑張っていたというのもあります)


みく: 著者に「投資=賭ける」ですね。

岡本: まさに、著者に「賭ける」という行為ですよね。僕自身も、本が売れないといけない立場なので……そういう意味では本当に「人間ドラマ」みたいなものが商業出版にはあります。

みく: そうですよね。だから、運よく出版できたとしても、その後に「売れなかったらどうしよう」っていうプレッシャーもあるだろうな、というのはすごく感じていました。自分も全く業界の外の人じゃないから、横からいろんな情報を聞くじゃないですか。どれくらいお金がかかるか、とか、売れなかったらどうなるか、とか。

2冊目を出すって、本当は大変なんですね……

岡本: そうですよね。いや、本当、売れなかった本たちっていうのは、けっこう悲しい末路をたどってしまいますし……著者が苦しい思いをされている事例も、すごくたくさん聞いてきました。僕はデジタルファーストの出版なので、ちょっと特殊なんですけど。

実は、1冊目を紙の本で出して、なかなか売れなくて……その体験がトラウマになって、「2冊目がどうしても出せないんです」という方も、たくさんいらっしゃるんですよ。

みく: ですよね。私もよく聞きます。「2冊目が出せなくて悩んで辞めちゃった」とか。「出せなくて辞めちゃった人」、本当に多いです。

岡本:そうですよね。本当に、書店の実売の数字って、他の出版社が全部見られちゃうんですよ。2冊目の企画を出すと、必ずその数字を見られちゃうんですよね。

みく:ねえ。やっぱり見られちゃいますよね。だから結局、他の出版社で出すって言っても、実売数が他の出版社にも見られてしまうので。だから私も、今回の1冊目……これでコケたら怖いなっていうのがすごくありました。だからめちゃめちゃプロモーション頑張ったんですよ。

実は前代未聞の試みだったので、内心ヒヤヒヤしながらも、

「人が離れるかもしれない。けれど、嫌われる覚悟を持ってでもいい。
このプロジェクト──『本のプロモーションと共に、編集担当の岡本さんを公の場で口説……じゃないわ、編集の重要性をしっかり伝えていく』──だけは絶対にやり切る」


という気持ちで更新していました。この話は、第二話で出てくるかもしれません。もしかしたら第三話かもしれません。

岡本:本当、頑張ってくれましたよね。原稿執筆も超大変だったと思うんですが。

みく: 大変でした。

ライターと作家の「切り替え」

岡本: みくさんはライター活動もされていますが、自著を書く上で「切り替えるタイミング」みたいなものはありましたか?あったとすれば、それは難しくなかったですか?

みく: すごく難しかったです。まず、私はライターとして仕事をしているじゃないですか。でも「自分で本を出す」っていうのは全然違って。とくに今回、私が出したのはビジネス書じゃないですか。

ビジネス書の場合、自分の言葉で「自分の仕事」に自信を持って書ききるっていうことが大事なんです。私は、自分の名前を出さない方の仕事に携わっているのですが、そこでは「自分を出してはダメ」で、その商品・サービスの魅力や、その人の魅力を伝えるのがメインなんです。

私はその領域のお仕事を何年もやってきて慣れてるから、その感覚が染みついていて……だから、自分の言葉で「自分のお仕事」に自信を持ち、言い切っていくって凄く難しかったです。

その中で、「紹介する人やサービスをより素晴らしく見せるように書く」というのと、「自分の言葉で、自分の仕事に自信を持って何万文字も書ききる」というのは、全然別のスキルなんだって気づきました。

岡本:本当、自分の本を書き上げるのって、ライティングスキルとかではないですよね。

みく: ライティングスキルじゃないですね。あと、「本を出す」ってなると、私が大事だなと思ったのは、「今、目の前にある仕事ときちんと向き合う」経験を増やさなきゃいけないってことなのかなって……。自分で考えて、自分の言葉で「どうやったら仕事を取れるか」とか、そういうことをずっと考えてきた人じゃないと書けないと思いました。

一時情報の大切さ

岡本: そうですよね。一次情報というのが、本当に書籍では超重要だと思っていて。僕も原稿のフィードバックでよく言うんですけど、伝聞の情報を原稿に入れてくる著者さんっているんですよ。

僕はそこにしつこく赤を入れて、「伝聞ではなく、あなたの言葉になってから原稿にしてください」って、すごく言うんです。

みく: ああー。

岡本: 裏を取ったりとか、フワッとしないようにするのはすごく大事で。逆に言うと、みくさんの原稿は一次情報ばっかりだったので。

みく: 全部一次情報です。

岡本:だから、そういう心配はなかったですね。

みく:そんな私ですが、実は今までも「スクールとか通わなきゃいけないかな」って悩むことも多々ありました。一応、セミナーみたいなのはいろんなところ行ってるんですよ。塩谷舞さんのセミナーや、マーケティング系のセミナーだったり、ヨッピーさんのイベントとか……。

でもやっぱり「〇〇さん(その道のカリスマ)になんか心酔します」みたいなことは、あまり表に出さないと決めていました。

岡本: うん、うん。

みく:そうなっちゃったら多分ダメだと思ってて。尊敬する人がいても、その人一人に心酔しちゃいけないというか。いっぱいそういう人がいてもいいけど、やっぱり自分の目線で、自分で考えてやっていかないと、自分の道は切り開けないし、自分だけのオリジナルは作れない。それはもう8年以上ずっと意識してやってきました。

岡本: すごい合点がいったというか。僕、なんとなくマッピングのイメージでいろんな人を見てるんですよ。

みく: そうなんですね。

岡本: あ、この人、この辺と近そうだな”みたいな。Xでも「よく絡む人のマッピング」みたいなの、一時期流行ってたかなと思って

みく: ああー。

岡本: 僕がやってみたら、みくさんが結構上位に出てきたんです。

みく: え、そうなんですか?

【第2話へ続く】

創作大賞ビジネス部門に応募しています。

第2話

第3話

第4話

第5話


【告知】

現在、 #書く人生のはじめかた  という書籍を発売中です。

もし読了いただけましたら、Amazonレビューやnote・Xなどに感想いただけると泣いて喜びますー!

【こちらもぜひ!「編集ってなんですか」のスペースがスタエフに登場!】


 先日岡本さんとお届けしたスペース対談「編集ってなんですか?」が、なんとスタエフにアーカイブとして登場!

スタエフでいつでも聴けるので、Xのタイムラインで流れて消えてしまわないのは良き。私が「はい」「そうですよね」って真面目に答えている声も聞こえます!

それにしてもXのスペースって、スタエフに流せるんですね。「聴き逃してしまった」「もう一度じっくり聴きたい」という方はぜひご視聴ください。ライティングをする上でも、絶対に勉強になる話だと思います。


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