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創作大賞2025授賞式と私【連続ドキュメンタリー小説・第1話】

【あらすじ】
「創作大賞授賞式に出て、あの場所で仲間達と酒を飲みたい。マカロンを食べたい」

「帰り際、受賞者に『一緒に帰りませんか』って声をかけたい」

中間選考を突破したい。
あの場所で受賞したい。

 そんな大志を抱き、奮闘したこの一年。今年は念願の中間選考に2作品突破——それからのドキドキハラハラな日々(結果待ち)、レビュアー賞の受賞。

そこから課せられた使命。それは、結果発表まで受賞を……仄めかせては絶対にならないという使命だった。

無事結果発表されて、ホッとした私は授賞式のために東京へ向かう。愛、マカロン、推し活(推しnoterさんと話したい)、出会い……感動と出会いとグルメなドキュメンタリー小説。

300文字

 この度、創作大賞2025ベストレビュアー賞を受賞した。

 嬉しかったと同時に、中間選考を通過した2作品がこの時点でメディア賞・入選に選ばれなかったことを知る。

 正直「あなたの懸賞金を決めてください」は、もしかして受賞できるのではないかと予想していた。残念ながら、自分の作品にはつい評価が甘くなってしまうというか。我が子みたいな感じといいますか。

 その一方で「今年、この作品が受賞するかも……」という予想は約7割くらい当たっていた。自分の作品にも、客観的な目を持つことが大事なのだろうと、この時に悟った。

 悔しかったのは事実。
 だけど、授賞式に参加するのはかねてからの夢だった。

 昨年、創作大賞授賞式に参加した方々がビールやマカロンを口にしている写真を見るなり

「私もあの場所にいって、みんなと『あの時は頑張ったね』と語り合ったり、マカロンを食べたい」

という大志を抱いた。もちろん、書籍化やメディア賞の受賞という夢もあるけど、まず先に目に留まったのが「マカロン=食欲」だった。

 そして、あの場所に選ばれた人たちがどんなことを考え、何を話すのか。知りたかった。なぜなら、私は好奇心旺盛なのだ。

 受賞通知を受け取るなり、まず探したのは東京のホテル。宿の高さに目が眩む。一泊で24,000円(朝食と温泉付き)。

 往復の新幹線で20,000円。合計で44,000円ほどかかる。おまけに、その日は金曜日なので夫に有休をお願いして娘の面倒を任せる必要がある。

 夫は「絶対に行った方がいい。なかなかない体験だから。楽しんできな」と背中を押してくれた。娘と初めて離れて過ごす二日間。大丈夫だろうか。

 家を出たあと、夫は娘の手を引いて外にいた。そして、2人で行ってらっしゃいと言わんばかりに手を振ってくれた。娘は私が遠くに行くと不安そうな顔をするのに。その日は、落ち着いた表情をして少し笑みを浮かべていた。

 娘は言葉が話せない。けれども、

「お母さん、安心して行ってきてね」

と言ってくれたような気がした。

 東京につく。ホテルは八丁堀駅近くにあるので、まずは京葉線を探さないといけない。東京駅から京葉線がそれにしても遠い。遠すぎる。

 迂闊だった。パソコンを入れたスーツケースをガラガラと引きながら、今度もし恵比寿に行く機会があれば山手線あたりのホテルにしようと決意した。

ドーミイン八丁堀駅に宿泊

 授賞式の会場は恵比寿にある「BLUE NOTE PLACE」。

 その前に、私はベストレビュアー賞を受賞している紫吹はるさん、彩野リィさんとスターバックスで待ち合わせ。

 スターバックスを探すものの、どこにあるのかなかなか見つからず……。あたりをウロウロしていると、色が白くて可愛らしい女性を発見。優しそうな雰囲気の方だったので、思わず

「すいません。スタバってどこにありますかね?」

と聞いてしまった。なんと、この方がエンタメ原作部門『レンタルマイセルフ』、ミステリー小説部門『毒の声〜法中毒学者 家達ルイの事件簿〜』でメディア賞を受賞されていた髙津ナジミさんだったのだ。

 ナジミさん、あの時は丁寧に教えてくださり本当にありがとうございます。改めまして、受賞おめでとうございます。お礼がいいたくて、ついツイートしてしまったら

 返信・フォローもしてくださりありがとうございます。今後の活躍も心より応援しております!

 スタバにつくと、紫吹はるさん彩野リィさんと初対面。お2人とも可愛い……胸キュン。

 はるさんは授賞式でスピーチを任されている。実はその日の15時にはすでにスタバについていて、そこからずっと一生懸命スピーチの練習をしていることも知っていた。

 スタバでは、私とリィさんで時間を測って「30秒以内にスピーチができるのか」という練習もしていた。

 授賞式でも、時折口を小刻みに動かしながらスピーチの練習をしているはるさんを見て、本当に努力家の方なんだなぁと実感した。

 リィさんとは、昔から知ってるような感覚で喋ってしまった。

 ああ、雨降ってるなぁー(折り畳み傘を開くの面倒くさい)と思っていたら

「折り畳み傘、開くの大変ですよね。私の傘入ってください」

って、サッと傘を差し出してくれたリィさん。気遣いに胸キュン。気遣いの出来る子……リィさんはOLさん。きっと会社でも、みんなから愛されてること間違いない。少なくとも私が先輩なら絶対可愛がるし、ランチをたまに奢るはずだ。

 会場に着くと、エントランスに「創作大賞 授賞式」と書かれているのを見て、胸のドキドキ最高潮。

いよいよです

 会場へ一歩踏み入れると、noteさんが作ってくれた名刺、首からかける名前カード、授賞式のパンフレット、胸につける花(顔出しOKか否かで色分けされているので、顔出しNGの方も安心)、記念品などをいただいた。

 名刺は一部本名を入れてもらった。

 理由は、本業で仕事する時は「本名で名刺を作っている」から。(他の仕事の時も、余った時に使えそうかなと思っていた)

 この度は、私の要望にお答えくださり、noteさん。平野さん。本当にありがとうございます!!

 授賞式が始まる。会場はビュッフェ形式。

 聞いたことのない横文字のオシャレな食べ物が、ずらりとカウンターに並ぶ。はたして、この食べ物が憧れのマカロンなのか。それとも。

みたことのない料理

 カウンターに料理の名前が記されていたので、写真を撮るべきだった。人が混雑していて、撮影がなかなか難しそうだったので諦めた。

 みねのもみぢばさんのレポートに、料理の写真が載っていたので、そこでやっとこの料理が「フォアグラ最中」であることを知る。

 本命のマカロンは、どうやらフォアグラ最中の下に敷いてあったらしい。

 しまった。念願のマカロン食べてない。
 でも、美味しかったから。まぁいっか。

 とりあえずその時の私は、マカロンどころではなかった。煌びやかな舞台とレッドカーペットで、いろんな欲望、食欲……意識がぶっ飛んでいく。

 みねのもみぢばさんとは、昨年くらいから「授賞式でお会いしたいです」とお互いに伝え合っていた。というか「お会いしましょう」くらいのテンションだった。もはや2人とも、会う前提で会話してるの凄い。

 本当にその場所で2人会って、話しているので、改めて私たちの引き寄せ力と、有言実行ぶりの凄さに驚いている。改めまして、みねさんもレビュアー賞おめでとうございます!やっとお会いできて嬉しいです。

 その後、アルロンさん、影山さくらさん、田丸さん、渡邉有さん、秋田さん、半径100m➕さん、せやまさん、長瀬ほのかさん、OLのミカさん、秋谷りんこさん、はそやmさん、野やぎさんなどいろんな方々と写真を撮影したり、名刺交換したり。お話もできた。

 本当に、夢みたいな時間だった。どの方も初対面のはずなのに、ずっと前から知っているような気がしていて不思議だった。

 発信し続けていると、覚えてもらえる。そして、自分もその人を覚える。そこから、出会いが生まれたりもする。発信の力はすごい。

 書くことを受賞や仕事に繋げようとすると、発信の先に「何か」が必要だったりもする。でも、私は発信の力をこの授賞式で改めて実感した。

 野やぎさんからは

「みくさんを探している方がいっぱいいますよ」

と言ってくださり、えええ本当ですかぁぁぁ?となっていたら、ニコリと穏やかな笑みを浮かべていて……ああ……紳士……背が高い……スタイルがいい……優しい……そして実はnoteの同期……となってました。

 野やぎさんのお陰で、いろんなメディアの方や出版社さんたちとも名刺交換できたので、本当にありがとうございます。

 授賞式では、なんとエッセイでメディア賞を受賞された望月さんに話しかけてもらえた。端正な顔立ちの美女から突然話しかけてもらい、「えっ、誰だろう?」と驚いていたところ、なんと望月さん……!それにしても凄い美人さん!!!

 望月さんからは、私が書いた竹内涼真さんのドラマ記事を読んでから、ドラマを見始めてくれたことや、歌のうまさとドラマの感想に繋げるところが凄いと褒めてくれたり……。

こちらの記事は、今週のイチオシにも選ばれました。

 望月さんに褒めてもらえて嬉しくて、それと同時に緊張してぎこちなくなってしまいすみません。めちゃくちゃ嬉しかったです。授賞式の翌日、改めて望月さんの受賞作を拝読させていただきました。

 家族愛に溢れていて、テンポがよくて面白くて、とても素晴らしかったです。改めて受賞おめでとうございます。  

 稿 累華さんは、noteで創作大賞の振り返り記事を執筆されていて、その完成度と分析力の高さに唸っていて、おそらく何か受賞されるのではと思っていたので、ここで出会えて本当に嬉しかったです。

 記事を読んでくださっていると知り、本当に光栄です。

来年応募を目指す方にとって、きっと役立ちそう(簡単に真似ができないお話ではあるのですが💦)と思ったのでシェアします。

 深谷みどりさんからも「ずっと挨拶したくて」と挨拶に来てくださったことが、とても嬉しかったです。

 実は深谷さんの受賞を知った瞬間、思わず「フォロワーさんの深谷さんがいる!!!」ってテンション上がってました。深谷さんも、改めまして受賞おめでとうございます。

 授賞式では、青山ヱリさんにサイン本を書いてもらえた。

 この日のために、本にカバーをつけて大きなカバンでせっせせっせと持ち運び、ポケットに酒瓶が入る元鈴木さんのワンピースを着用。

 ポケットから本を差し出し、

「あっ、あの……サインを書いてください」

と伝えて、ようやく実現。青山さんから、わぁーみくまゆたんさんだーと言ってもらえて「ああ……名前呼んでもらってる……夢じゃない(震え)」と感無量状態。

 もはや授賞式への参加というより、推し活レポートみたいになってきた。

家宝にします

 すでに感動は最高潮。
 ああ、憧れのヱリさんに会えた……。
 東京に来て良かった。

 (第2話?3話?で、さらなる展開が待ってます。そのために(写真は載せられないので)イラストを描く予定です。ふふふふふふふ)



 参加して良かったのは、受賞者のみなさんのスピーチが聞けたこと。

 本当に一人一人の話に人生が乗っていて、聞き応えがあった。

 創作はもちろん選ばれることだけがすべてではない。でも、それを承知の上でメディアや出版社が選ぶ人はどんなことを考え、何を話すのか。そこに私は興味があった。

 お話を聞いている時は、クリエイターというより1人のライターとして参加していた気がする。

 印象的だったのは、自分が応募したかったというよりも、周りの人から「応募してみたらどうか」と提案されて、応募したら受賞したという方も数人いらっしゃったということ。

 アイドルや俳優として活躍されている人の中で、なぜこの仕事をしているのですかというインタビューに対して

「履歴書を友達やお母さんが応募しちゃって。受けたら、本当に受かっちゃいました……」

みたいなのをたまに目にすることがあるが、それをふと思い出した。

 スピーチに登場するエピソードには、その人の人生が乗っているなぁと感じた。それにしても、みなさんスピーチがとても上手い。普段から想いを言葉で表現しているからこそ、ここぞという時に自分の想いを上手く話せるのか……。それとも、人前で普段から話し慣れているのか。

 もちろん、人それぞれだとは思うけど、みなさん本当にお話がうまくて。ただ上手いだけじゃなくて、エピソードがどれも面白かった。聞き応えがあった。

 そうか。人を惹きつけるって、そういうことなのか……。そんなことを思いながら、ぼんやりと眩く照らされたステージをただただ眺めていた。

 創作大賞の発表後に、エッセイは希少性とか、いくらお金をかけたかが大事なのでは的な投稿を目にしたが、あの場所で受賞者の方々の話を聞く限りは、「そういう単純なことでは、ないのかもしれない」と思った。

人生を懸命に生きて、その人生を作品にのせている。人との出会いや想いを大事にしている。だから、誰かの何気ない一言からハッとしたり、そこから想いを巡らせることができるのかなぁとか。

 もちろん、答えは一つだけじゃない。その点については、真面目に話すと一万文字を超えてしまうので辞めておくが、きっと文章を書くということ。文でお金を稼ぐとか、表現するとか。

 そんな話は、そう簡単に説明できるもんじゃないなぁと思った。

 選ばれる選ばれない関係ないにしても、私は「想いを伝える」ことは大事だと認識した。

 それが自分語りとか、云々という前に。自分がやりたいこと、何がしたいのか。何をしている人なのか。それを人に伝えないと、誰にも伝わらない。伝わらなければ、道は開かないのだ。

 エッセイでメディア賞を受賞したOLのミカさんが授賞式の場で「次は、こんなお仕事をしてみたいです」と自分の言葉でしっかり述べ、メディアの方々がずらりと並ぶ2階席へ目を配っていた時に、ああこの姿勢は本当に大事だなと。

 夢を掴んでいく人はここぞというところで、しっかりと想いを伝えていくのだ。

(第2話へ続く)

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