子どもを伸ばす7つの関わり方|はじめての学級経営⑯
〜「安心→勇気→成長」のステップで、子どもは育つ〜
この記事は…
✅子どもとの関わり方に自信が持てない…
✅つい注意ばかりしてしまい、自己嫌悪になる…
✅どんな声かけが“伸ばす関わり”になるのか知りたい!
こんな悩みや疑問にお答えします。
学級経営の中でも、「日々の関わり方」は、子どもの育ちを大きく左右する大切なポイントです。
子どもがつまずいたとき、頑張ったとき、ふざけてしまったとき…
その一つひとつの場面で、担任の関わり方が「自信」にも「萎縮」にもつながります。
特に「つい感情的に注意してしまう…」という悩みをもつ人にとっては、どのように声をかければよいのか、毎日が手探りの連続かもしれません。
本記事では、子どもの可能性を引き出す“7つの関わり方”を、具体的な言葉や場面とともに紹介します。
最後まで読むと、「どんな場面で、どんな関わりをすればよいのか」が見えてきて、明日から子どもとの関係づくりに自信が持てるようになりますよ。
この記事を読むと…
✅子どもの成長を促すための関わり方が体系的に理解できる
✅子どもを“認める・励ます・導く”関わり方の具体例が分かる
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<目的>
子どもを伸ばす3ステップと7つの関わり方を理解する
<要約>
子どもは「安心→勇気→成長」という順に心が育っていきます。このステップに沿った7つの関わり(承認・共感・励まし・褒め・価値付け・フィードバック・叱る)を意識することで、どんな子にも前向きな変化を促すことができます。本記事ではその全体像を整理し、日々の指導に取り入れられるように具体的に解説します。
<関連コンテンツ>
【はじめての学級経営⑰「承認」「共感」の技術】
👆7つの関わり方「①承認する」「②共感する」について解説
【はじめての学級経営⑱「励まし」「褒め」「価値付け」の技術】
👆7つの関わり方「③励ます」「④褒める」「⑤価値付ける」について解説
【はじめての学級経営⑲「フィードバック」「叱り」の技術】
👆7つの関わり方「⑥フィードバックする」「⑦叱る」について解説
1.子どもの心は「安心→勇気→成長」で育つ

子どもの心が育つ3ステップ「安心→勇気→成長」を理解しよう!
★子どもの行動の背景にある「心の育ち」の順序を知る
子どもの成長を促すために、教師はどのような関わりをすればよいのでしょうか。
ここでは、人を育てるときの関わり方を「安心→勇気→成長」という3つの段階に分けて解説しています。
どのような過程で子どもと関係を築き、成長を促すのかが分かるので、頭の整理をすることができますよ。
【ステップ1】「安心とつながり」のステップ
〇目的:信頼関係の土台を築く
【ステップ2】「自信と意欲」のステップ
〇目的:心のエネルギーを充電して、勇気を育てる
【ステップ3】「行動変容」のステップ
〇目的:よりよい方向に導き、成長を促す
⑴子どもの行動が変わるまで
「どうしてこの子は動いてくれないんだろう…」
「頑張らせたいけど、なかなかやる気が見えない…」
学校現場で、こうした悩みは尽きません。
しかし、子どもが行動を変えるには「心の準備段階」が必要です。
多くの子どもは以下のような心の流れで育っていきます。
担任との信頼関係を築く【安心感を獲得する】
→自信と意欲を高める【勇気を育む】
→挑戦する・行動を変える【成長が加速する】
つまり、
①信頼関係(安心)→②自信・意欲(勇気)→③挑戦・行動(成長)
この3ステップを無視して、「いきなり頑張れ!」と声をかけても、子どもは動けません。
まずは信頼関係を築くことで子どもは安心し、
自信や意欲が湧き、
行動や挑戦へとつながっていきます。
⑵子どもを伸ばす関わり3ステップ

続いて、"子どもを伸ばす関わり"の3ステップの目的と手段を確認していきましょう。
①【ステップ1】「安心とつながり」のステップ
〇目的:信頼関係の土台を築く
②【ステップ2】「自信と意欲」のステップ
〇目的:心のエネルギーを充電して、勇気を育てる
③【ステップ3】「行動変容」のステップ
〇目的:よりよい方向に導き、成長を促す
①<目的>
【ステップ1】「安心とつながり」のステップ
【目的】
安心感を獲得する
【手段】
担任との信頼関係を築く
②<目的>
【ステップ2】「自信と意欲」のステップ
【目的】
勇気を育む
【手段】
自信と意欲を高める働きかけをする
③<目的>
【ステップ3】「行動変容」のステップ
【目的】
成長を加速させる
【手段】
挑戦する・行動を変えるよう促す
以上が、【子どもを伸ばす関わりの3ステップ】でした!
<まとめ>
【ステップ1】「安心とつながり」のステップ
〇目的:信頼関係の土台を築く
【ステップ2】「自信と意欲」のステップ
〇目的:心のエネルギーを充電して、勇気を育てる
【ステップ3】「行動変容」のステップ
〇目的:よりよい方向に導き、成長を促す
2.子どもを伸ばす7つの関わり

子どもを伸ばす7つの関わり方を学ぼう!
★教師の働きかけで信頼・自信・成長をどう促すかをつかむ
⑴子どもを伸ばす7つの関わりとは
「子どもを伸ばす関わり3ステップ」を実現するために、教師として【7つの関わり方】を使いこなせるようになりましょう。
【子どもを伸ばす7つの関わり方】はこちらです。
①承認する
②共感する
③励ます
④褒める
⑤価値付ける
⑥フィードバックする
⑦叱る
これらを意図的に使い分けることで、子どもと信頼関係を築き、成長を促していきます。
⑵7つの関わり方フローチャート
それぞれの関わり方を「安心→勇気→成長」のステップに当てはめて整理したのが、以下のフローチャートです。

今回紹介している「7つの関わり」は、子どもとの関係性を深め、成長を後押しするための大切なスキルです。
<もっと分かりやすく!>
この関わりを【3つのステップ】
<3つのステップ>
【ステップ1】「安心とつながり」のステップ
→①承認する/②共感する
【ステップ2】「自信と意欲」のステップ
→③励ます/④褒める/⑤価値付ける
【ステップ3】「行動変容」のステップ
→⑥フィードバックする/⑦叱る
に分けてご紹介していますが、
これは「そのステップで特に効果的に働く関わり」をまとめたものです。
決して「その場面でその関わり“しか”してはいけない」という意味ではありません。
例えば、「安心とつながりのステップ」では“叱る”という関わり方はメインではありませんが、
だからといって絶対に叱ってはいけないというわけではありません。
子どもが自分や他者の心身の安全を脅かすような行動をとった場合には、
まだ信頼関係が十分に築けていない段階であっても、毅然とした態度で「それはしてはいけない」と伝える必要があります。
他にも、
✅「安心とつながりのステップ」で、励ましやフィードバックをすることも、
✅「行動変容のステップ」でも、叱る前にまずは共感や価値付けが必要な場合も、
あります。
子どもとの関係は生き物のように日々変化します。
だからこそ、そのときの子どもの状態や心の声に合わせて、7つの関わりを柔軟に組み合わせて使っていくことが大切です。
この7つの関わりは、先生の“引き出し”のようなもの。
子どもがつまずいたときに、どの引き出しから取り出せばいいか
それを考えるヒントになるように、3つのステップで整理しています。
①<関わり方>
【ステップ1】「安心とつながり」のステップ
目的:存在を認め、信頼関係を築く
<主な関わり方>
承認する:存在や努力を認める。「来てくれてうれしいよ」「見てたよ」「気づいてたよ」といった声かけ。
共感する:気持ちに寄り添い、「そう感じたんだね」と心を受け止める姿勢。
②<関わり方>
ステップ2:「自信と意欲」のステップ
目的:心のエネルギーを充電して、勇気を育てる
<主な関わり方>
励ます:前向きな気持ちを引き出す。「君ならできる」と背中を押す声かけ。
褒める:行動を肯定的にとらえ、達成感を味わわせる。「〇〇したのがよかったね」
価値付ける:行動の意味や価値を伝える。「その行動で〇〇さんも助かったよ」と、意味付けをする。
③<関わり方>
ステップ3:「行動変容」のステップ
目的:よりよい方向に導き、成長を促す
<主な関わり方>
フィードバックする:行動をそのまま言葉にする。「今こうだったね。こう見えているよ。」
叱る:行動の誤りを伝え、よりよい選択肢を提示する。感情的ではなく、子どもの成長のために。
<まとめ>
【ステップ1】「安心とつながり」のステップ
<目的>
信頼関係の土台を築く
<関わり方>
①承認する/②共感する
【ステップ2】「自信と意欲」のステップ
<目的>
心のエネルギーを充電して、勇気を育てる
<関わり方>
③励ます/④褒める/⑤価値付ける
【ステップ3】「行動変容」のステップ
<目的>
よりよい方向に導き、成長を促す
<関わり方>
⑥フィードバックする/⑦叱る
3.子どもを変えたいなら関わり方を変えよう

学級経営において「関わり方」が果たす役割を理解しよう!
★行動を変えるには関わり方を見直すことが必要であることを知る
⑴”関わり”が大切な理由
学級経営でよくある誤解のひとつが、「子どもを変えるためには、もっと厳しく指導しなければならない」という考えです。
しかし、行動の奥にある「心」を育てないまま指導を繰り返しても、子どもは動けません。
関わりを変えることで…
✅子どもの「心」が変わります
→信頼されることで、安心して心が開きます。
✅子どもの「行動」が変わります
→安心や意欲が土台になり、自分から動くようになります。
✅先生自身もラクになります
→子どもに合わせた関わりができることで、無理に怒る必要もなくなります。
教師の関わりが、子どもの「見えない"心"」に届いたとき、はじめて「見える"行動"」が変わります。
⑵今後の学習について
ここからは、「7つの関わり方」について、以下の3つの記事で1つずつ深掘りしていきます。
①安心とつながりのステップ(承認・共感)
②自信と意欲のステップ(励まし・褒め・価値付け)
③行動変容のステップ(フィードバック・叱る)
「叱り方に自信がない…」
「子どもとの信頼関係が築けない…」
そんな悩みを解決するヒントになる具体的な実践方法をお届けします。
<学習のまとめ>

今回は、子どもを伸ばす関わり方の基本である「安心→勇気→成長」のステップと、7つの関わりについて解説しました。
まとめると、
<この記事のまとめ>
・子どもが行動を変えるには「心の準備段階」が必要
・安心を土台に、勇気と成長を育てる関わりが効果的
・7つの関わり(承認/共感/励まし/褒め/価値付け/フィードバック/叱る)を意識して使い分けることが大切
<まとめ>
【ステップ1】「安心とつながり」のステップ
<目的>
信頼関係の土台を築く
<関わり方>
①承認する/②共感する
【ステップ2】「自信と意欲」のステップ
<目的>
心のエネルギーを充電して、勇気を育てる
<関わり方>
③励ます/④褒める/⑤価値付ける
【ステップ3】「行動変容」のステップ
<目的>
よりよい方向に導き、成長を促す
<関わり方>
⑥フィードバックする/⑦叱る
①承認する
→存在や努力を認める。
→「来てくれてうれしいよ」「見てたよ」「気づいてたよ」といった声かけ。
②共感する
→気持ちに寄り添い、「そう感じたんだね」と心を受け止める姿勢。
③励ます
→前向きな気持ちを引き出す。
→「君ならできる」と背中を押す声かけ。
④褒める
→行動を肯定的にとらえ、達成感を味わわせる。
→「〇〇したのがよかったね」
⑤価値付ける
→行動の意味や価値を伝える。
→「その行動で〇〇さんも助かったよ」と、意味付けをする。
⑥フィードバックする
→行動・様子をそのまま言葉にする。
→「今こうだったね。こう見えているよ。」
⑦叱る
→行動の誤りを伝え、よりよい選択肢を提示する。
→感情的ではなく、子どもの成長のために。
✅子どもの「心」が変わります
→信頼されることで、安心して心が開きます。
✅子どもの「行動」が変わります
→安心や意欲が土台になり、自分から動くようになります。
✅先生自身もラクになります
→子どもに合わせた関わりができることで、無理に怒る必要もなくなります。

お疲れさまでした!
この記事を通して、「子どもとの関わりに悩んでいるけど、今さら誰にも聞けない…」と感じている先生の力に、少しでもなれていたらうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
お相手は、もみじでした。
また次の記事でお会いしましょう👋
▼はじめての学級経営シリーズ📚▼
※シリーズ各記事の概要とリンクを掲載しています。
▼youtubeチャンネル(教育)はこちら🍂▼
▼🎁最後まで読んでいただいた方へ▼



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