人間を支配する大きな物語:経済を超えた力の正体

人間を支配する大きな物語
私たちの行動を本当に駆動しているのは、経済的な合理性だろうか? 歴史を動かし、社会を形成し、個人の人生を方向づける、見えざる力の正体。それは、私たちを内側から支配する「大きな物語」である。
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人間を支配する大きな物語:経済を超えた力の正体
現代社会において、人間の行動は経済的な損得勘定や合理性によって決定されるという見方が広く浸透している。企業は利益を最大化し、個人は最小のコストで最大の満足を追求する。あたかも私たちを動かすのは、目に見える数字や物質的な豊かさだけであるかのように。しかし、この見方は歴史の壮大な流れや、私たちの内なる心の動きを前にすると、あまりに一面的なものに過ぎないことが明らかになる。人間が時に命を投げ出し、あるいは非合理的なまでに熱狂する時、彼らを突き動かしているのは、経済的な利益をはるかに超えた、壮大な「大きな物語(grand narratives)」の力なのである。
第一次世界大戦中、各国は経済的負担や膨大な犠牲を顧みず、国民を戦場へと送り出した。その動員を可能にしたのは、プロパガンダによって巧みに作り出された「正義のための戦争」という物語だった。例えば、アメリカの有名な徴兵ポスター「I Want YOU for U.S. Army」は、美辞麗句と愛国心を訴えることで、戦争を国家の栄光と個人の名誉を賭けた神聖な闘いとして描き出した 1。経済的な利益は二の次とされ、大義という物語が人々の行動を規定したのである。同様に、日本では満州事変の勃発に際し、新聞が「戦争の推進役」として機能し、軍国主義という物語を形成して大衆の支持を煽った 3。経済的な思惑も絡んでいたが、人々を熱狂させたのは、日本がアジアの秩序を正す「指導者」であるという壮大な物語だった。これに対し、ベトナム戦争では、政府の「共産主義の脅威から自由を守る」という物語に市民が反旗を翻した。「ベトナムに平和を!」という市民の物語は、日本を含む世界各地で反戦運動という大きな潮流を生み出した 5。これらの歴史的出来事は、経済的要因が、行動の根本的な動機というよりも、物語によって正当化されたり、その結果として生じたりする二次的な要素に過ぎないことを示している。
では、この「大きな物語」とは一体何だろうか。それは、特定の社会や文化において、人々に共通の価値観、世界観、そして歴史認識を与え、個々の断片的な出来事に意味を付与し、社会全体に方向性を示す包括的な信念体系のことである 7。イスラエルの歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリは、これを「虚構(fictions)」と表現した。人類が認知革命を通じて獲得した「虚構を共有する能力」こそが、血縁関係や遺伝子といった生物学的な限界を超え、何万もの個体が共通の目標に向かって協力することを可能にした 9。国家、通貨、法律、人権といった概念は、実体としては存在しない。これらはすべて、私たちが「虚構」として信じ、共有することで初めて機能する「大きな物語」なのである。
大きな物語になる過程
大きな物語は、ある日突然、天から降ってくるわけではない。それは、小さな個人的な物語が、集団的な虚構へと増幅されていく心理学的かつ社会的なプロセスを経て誕生する。人間の脳は、断片的な情報や無秩序な出来事をそのままでは受け入れられない。まるでパズルのピースを必死につなぎ合わせるかのように、一貫した意味や結末を持つ「物語」を絶えず求めているのである 11。たとえそれが事実に反する嘘であっても、論理的な話を聞くと深く吟味せずに受け入れてしまう「ストーリー・バイアス」は、この脳の根源的な性質に由来する 12。
こうした個人的な物語は、他者との間で語られ、共有されることで力を増していく。社会心理学者のケン・J・ガーゲンは、「人は他者とともに作り上げた物語的な現実によって自らの経験に意味とまとまりを与え、そうして構成された現実を通して自らの人生を理解し生きる」と述べている 13。このプロセスは、まるで小さな川が合流して大河となるように、個々人の経験が「語り」として集まり、共同体意識を育む土台となる。
現代社会では、この物語の伝播と形成にメディアが決定的な役割を果たしている。ジャーナリズムもまた物語を語る一員であり、ニュースは「真実かどうか」よりも「ドラマとしてよくできているか」という基準で価値が評価されがちであると、ジョナサン・ゴットシャルは著書『THE STORY PARADOX』で指摘している 14。ニュースは、平和と調和よりも対立や混乱を強調することで、消費者の脳が求めるドラマに奉仕し、物語の「感染力」を高める 14。
そして、このプロセスを飛躍的に加速させているのが、SNSという新たなコミュニケーション空間だ。脳が持つ認知バイアス、特に自分の信念を補強する情報ばかりを探し求める「確証バイアス」は、SNSのアルゴリズムによって増幅される 16。プラットフォームは、ユーザーの関心に合わせて似た意見や価値観の情報を優先的に表示する「エコーチェンバー現象」や「サイバー・カスケード」を引き起こす 16。その結果、個人的な信念は閉鎖的なコミュニティの中で強化され、事実に基づかない「小さな物語」が瞬く間に「大きな物語」へと変貌していく。これは、物語がメディアとテクノロジーによって操作され、増幅される現代における新たな支配の構図を示している。
ヒトを動かしている大きな物語
現代を生きる私たちの行動は、さまざまな大きな物語によって規定されている。ここでは、その代表的なものを挙げ、いかにして人々を魅了し、時には盲目的な服従を生み出すかを分析していく。
物語の名称支配の正当化支配の危険性自分が正義であると信じる物語道徳的優越性、真実の探求排他的な対立、暴力の正当化Religion(宗教)神の意志、来世の救済宗教紛争、独裁的支配世界は進歩する物語科学と技術による人類の発展環境破壊、倫理的課題の無視Bildung(教養主義)個人の人格完成、自己実現無限の努力と疲弊、競争の激化マルクス主義歴史的必然性、科学的真理全体主義、異端の排除陰謀論隠された真実の発見、権力への対抗事実の無視、公衆衛生の脅威、暴力
自分が正義であると信じる物語
人間には、本来的に「道徳基盤」が備わっていると、社会心理学者ジョナサン・ハイトは論じている 20。この道徳的感情は、政治や社会における根深い対立の根源となる。この物語は、「自分こそが正義の側にいる」という確信を人々にもたらし、対立する相手を「悪」とみなして攻撃することを正当化する 20。SNS上での激しい言葉の応酬や排斥の動きは、まさにこの物語の典型である。共通の敵を非難することで、仲間意識が強まり、集団内部の結束が強化される 21。この盲目的な集団志向は、2021年の米国議会襲撃事件のように、陰謀論に端を発した暴力的な行動にまで発展する危険性をはらんでいる 19。
Religion(宗教)
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教といったアブラハムの宗教は、「神の意志」や「天国・地獄」といった超越的な物語を通じて、人々に人生の意味と目的を提供してきた 23。この物語は、信者が人生を捧げる理由となり、時に歴史を動かすほどの大きな力を発揮する。例えば、十字軍は、聖地エルサレムをイスラーム教徒から奪還するという宗教的物語を掲げて始まった 24。経済的な動機も存在したが、民衆を動員したのは、ひとえに「聖戦」という物語がもたらす宗教的情熱だった 24。現代の「イスラム国(ISIS)」もまた、「イスラームに基づく統治」という物語を掲げ、他のテロ組織とは一線を画した支配構造を築き、テロリズムを正当化している 26。彼らを突き動かすのは、単なる暴力ではなく、信仰という物語なのである。
世界は進歩する物語
「世界は技術と社会の絶え間ない進歩によって、より良い方向へ向かう」という物語は、産業革命以降、近代社会を支える根幹的な信念となった 8。今日のAIブームも、この物語の延長線上にある。AIは環境問題解決の切り札として期待され、効率化と利便性という「進歩」の約束を掲げている 28。しかし、その開発自体が膨大な電力消費や環境負荷をもたらすという矛盾を抱えており、技術は進歩するが、持続可能性という物語とは矛盾しかねない 30。また、東浩紀らが指摘するように、「技術的特異点」といった楽観的な未来予測の根拠は薄弱であり、物理的な限界や倫理的課題が無視されるという、進歩の物語のほころびも顕在化している 30。
パーソナリティは陶冶、完成するというBildung(教養主義)
ドイツの教養小説『ヴィルヘルム・マイスター』は、読書や教育、さまざまな経験を通じて個人の人格が完成するという「ビルドゥング(教養)」の物語を体現した 32。この物語は、近代日本において「教養主義」として知識層に広まり、自己の人格向上を重んじる精神文化の基盤となった 34。しかし、この物語は現代社会において「自己啓発ブーム」として形を変え、人々を無限の努力へと駆り立てる支配の道具にもなりうる 36。本来、人生の意味を探求する内省的な物語だったものが、経済的な成功や社会的な競争に紐づけられることで、「報われない努力」という疲弊の物語に転じている 38。
マルクス主義
マルクス主義は、階級闘争を経て最終的に共産主義社会が実現するという、歴史的必然の物語を説いた。エンゲルスらは、これを空想的な思想ではなく、歴史と社会構造の「科学的分析」に基づいた理論だと主張し、その「科学的真理」という物語によって信奉者を獲得した 40。この物語は、ソ連や中国での革命を正当化し、一部の知識人が大衆を「啓蒙」し指導するという構造を生んだ 42。しかし、その理想主義的な物語は、権力者が異端を排除し、理想の名の下に人々を犠牲にする全体主義体制の温床となった 44。哲学者たちは、マルクスの理論が「経験的に検証しがたい」形而上学的概念に過ぎないと批判し、その「科学性」という物語が、本質的には独裁を正当化するイデオロギーであると指摘している 46。
陰謀論
現代の陰謀論は、不確実で混沌とした世界に単純明快な秩序を与える物語として機能する。QAnonや反ワクチン運動に代表されるように、人々は社会への不満や、物事を深く考えることを避ける心理から、特定の勢力が世界を操るという物語に安易に飛びつく 17。この物語は、ファクトチェックや批判的思考を無視する「確証バイアス」によって強化される 17。その結果、事実に基づかない信念が強固な「真実」となり、反ワクチン運動のように公衆衛生を脅かしたり、2021年の米国議会襲撃事件のような暴力行為にまで人々を駆り立ててしまう 22。
ポストモダン:大きな物語は終わったと言われていましたが、いまだにある大きな物語
フランスの哲学者ジャン=フランソワ・リヨタールは、著書『ポストモダンの条件』の中で、近代を支えてきた「啓蒙」「解放」「進歩」といった大きな物語は信憑性を失い、終焉したと主張した 8。彼は、情報化社会においては絶対的な真理や普遍的な価値観は存在せず、多種多様な「小さな物語」が乱立する時代が到来したと考えた。
しかし、現実には大きな物語は形を変えて存続している。人々は意味の空白に耐えることができず、新たな拠り所を求めてしまう 15。現代の大きな物語は、より複雑で、グローバルな課題を解決する「正義」を掲げる傾向にある。例えば、「気候変動対策」は、科学的知見と倫理的義務を結びつけ、「持続可能な未来」という壮大な物語を形成している 55。この物語は、脱炭素化という共通の目標の下で、企業の行動や個人の消費行動を規定し、国際的な政策決定にも影響を与えている。また、「ジェンダー平等」の物語も同様に、社会の不平等を是正するという普遍的価値を掲げ、人々の意識や行動を変える大きな力となっている 57。リヨタールが予言したように絶対的な真理が失われた世界で、人々は共通の敵や目標を設定しやすい、より明確な「大義」を持つ物語を新たな拠り所として選んでいる。
結論:人間は物語なしでは生きられないため、物語を自覚的に扱う必要性
人間は物語をなくしては生きられない。物語は、私たちに「なぜ生きるのか」という根源的な問いへの答えを与え、個人のアイデンティティを形成し、共同体意識を育む不可欠な存在である 13。しかし、同時に物語は人々を分断し、盲目的な行動へと駆り立てる危険な側面も持っている 14。物語が持つこの両義性を乗り越えるには、私たちは自らの物語を自覚的に捉える必要がある。
特定の物語に無意識的に飲み込まれるのではなく、その物語が「なぜ自分を惹きつけるのか」「誰にとって都合が良いのか」を問い続けることだ。そのための鍵は、批判的思考 60、異なる意見への傾聴 60、そして何よりも「自分の物語を振り返る」ことにある 13。世界が虚構によって成り立っているとしても、私たち自身の存在は虚構ではない 9。この自己の存在を信頼し、自分自身の内なる哲学を育むことこそが、物語の支配から解放される第一歩となるだろう 9。
この混迷の時代を生き抜くためには、私たちが受け取る物語のすべてを疑い、その背後にあるメカニズムを理解し、自らの意思で人生の物語を紡ぐ覚悟が必要である。
参考文献
ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史』
ジャン=フランソワ・リヨタール『ポストモダンの条件』
ジョナサン・ゴットシャル『THE STORY PARADOX: How Our Love of Storytelling Builds Societies and Tears them Down』
ジョナサン・ハイト『社会はなぜ左と右にわかれるのか』
引用文献
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昭和日本のおバカなテロと戦争(昭和元年から敗戦まで)第22話 - 井原医師会, 8月 26, 2025にアクセス、 http://www.ibaraisikai.or.jp/information/iitaihoudai/houdai22.html
「我々は標語に支配された」戦時中の数多くの国策標語『欲しがりません勝つまでは』...民衆巻き込んだ“国後援の標語公募”(2022年8月17日) - YouTube, 8月 26, 2025にアクセス、 https://www.youtube.com/watch?v=tsQg6JvvVsg
ベトナム戦争とは?背景や流れ、日本との関わりをわかりやすく!, 8月 26, 2025にアクセス、 https://spaceshipearth.jp/vietnam-war/
ベトナム反戦運動(べとなむはんせんうんどう)とは? 意味や使い方 - コトバンク, 8月 26, 2025にアクセス、 https://kotobank.jp/word/%E3%81%B9%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%82%80%E5%8F%8D%E6%88%A6%E9%81%8B%E5%8B%95-3169166
リオタールと大きな物語の終焉 ― 知の正当化は可能か?(ポストモダン思想入門 - note, 8月 26, 2025にアクセス、 https://note.com/machanome/n/nf6660576e0aa
【大きな物語とは】リオタールの議論・小さな物語からわかりやすく解説 - リベラルアーツガイド, 8月 26, 2025にアクセス、 https://liberal-arts-guide.com/grand-narratives/
虚構な世界において、沈黙とは黄金である。ハラリ『サピエンス全史』との対話。 - note, 8月 26, 2025にアクセス、 https://note.com/kokiko/n/nec637753bb4f
【サピエンス全史】この世はすべて虚構であり、私たちサピエンスはとてつもなく罪深い生物なのだ… 「認知革命」と凄惨な地球制圧劇の果てに見る、歴史を学ぶ意義とは【自虐史観】 - YouTube, 8月 26, 2025にアクセス、 https://m.youtube.com/watch?v=_uNX-eDPsL4
一枚の写真で世界が広がる:脳科学×認知心理学が描く“物語力”|Takuya - note, 8月 26, 2025にアクセス、 https://note.com/m_takuya/n/n2fe222f7134e
ストーリーバイアス-人は、なぜ情報に物語を求めるのか? | ニッセイ基礎研究所, 8月 26, 2025にアクセス、 https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=59747?site=nli
「ナラティヴとは何か」の再考, 8月 26, 2025にアクセス、 https://koutoku.ac.jp/toyooka/pdf/department/kiyou/r4/r4-22.pdf
書評 「ストーリーが世界を滅ぼす」 - shorebird 進化心理学中心の書評など, 8月 26, 2025にアクセス、 https://shorebird.hatenablog.com/entry/2022/10/01/102334
物語の空白に耐えられない生き物ーミニ読書感想「ストーリーが世界を滅ぼす」(ジョナサン・ゴットシャルさん) - note, 8月 26, 2025にアクセス、 https://note.com/dokushok/n/n71d8cf604263
SNS時代に知っておきたい「エコーチェンバー現象」 - とりもち, 8月 26, 2025にアクセス、 https://www.torimochi.jp/2024-12/
陰謀論や疑似科学を信じ込んでしまう人の、典型的な特徴「トップ3」 | 遅考術, 8月 26, 2025にアクセス、 https://diamond.jp/articles/-/308803
【3分解説】「エコーチェンバー現象」とは~その意味と対策について解説 - Sports for Social, 8月 26, 2025にアクセス、 https://sports-for-social.com/3minutes/echo-chamber/
エコーチェンバー現象とは?具体例をもとに問題点や対策をわかりやすく解説!, 8月 26, 2025にアクセス、 https://spaceshipearth.jp/echo-chamber-phenomenon/
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映画『動物農場』公式サイト - 「ソビエト神話の正体をあばく」 - ジブリ美術館, 8月 26, 2025にアクセス、 https://www.ghibli-museum.jp/animal/neppu/kawabata/005570.html
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マルクス主義批判 - Wikipedia, 8月 26, 2025にアクセス、 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E6%89%B9%E5%88%A4
人文学科の大薗博記准教授の陰謀論信念に関する論文が“Applied Cognitive Psychology”に掲載され、『読売新聞オンライン』で記事として取り上げられました - 鹿児島大学法文学部, 8月 26, 2025にアクセス、 https://kadai-houbun.jp/seminar_info/231107-01/
【ニュース】メディアが取り組む「ファクトチェック」情報の真偽検証【フェイクの波紋】#shorts, 8月 26, 2025にアクセス、 https://www.youtube.com/shorts/6X3hdTYyaE8
【試し読み】「Qアノン」はなぜ日本でも浸透しているのか? 黒幕の実像に迫ったルポ/藤原学思『Qを追う 陰謀論集団の正体』|朝日新聞出版さんぽ - note, 8月 26, 2025にアクセス、 https://note.com/asahi_books/n/n30f689b063bf
ファクトチェックは「ワクチンは安全だと人を納得させる」ことではない - ダイヤモンド・オンライン, 8月 26, 2025にアクセス、 https://diamond.jp/articles/-/358317
エコーチェンバー現象とは?注目される背景や事件に発展したケース、対処法などをご紹介 - PATCH THE WORLD - 株式会社萬年, 8月 26, 2025にアクセス、 https://mannen.jp/patchtheworld/10275/
ポスト・モダンの条件 - 水声社, 8月 26, 2025にアクセス、 http://www.suiseisha.net/system/book/print.cgi?4891761598
叢書言語の政治 ポスト・モダンの条件 - 知・社会・言語ゲーム - 紀伊國屋書店, 8月 26, 2025にアクセス、 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784891761592
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「グリーン・ジャイアント」(文春新書)が描く気候変動のナラティブ - SocialCompany, 8月 26, 2025にアクセス、 https://socialcompany.org/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E3%81%8C%E6%8F%8F%E3%81%8F%E6%B0%97%E5%80%99%E5%A4%89%E5%8B%95%E3%81%AE%E3%83%8A%E3%83%A9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96-c18b05fe023
女性学・ジェンダーと、 キリスト教の学びが照らす光。 個を確立し、他者に寄り添い、共感できる人に, 8月 26, 2025にアクセス、 https://www.twcu.ac.jp/main/story/2109_08.html
女が男を支配する社会のリアルな恐怖! 男女逆転の復讐ファンタジー! - Web河出, 8月 26, 2025にアクセス、 https://web.kawade.co.jp/bungei/2318/
人間とは何か?哲学的視点から探る人間の本質と存在意義 - LIBERARY LAB, 8月 26, 2025にアクセス、 https://liberary.kddi.com/liberalarts/what-is-humanity-philosophical-perspective/
確証バイアス:思考の落とし穴とその克服法, 8月 26, 2025にアクセス、 https://smartcompanypremium.jp/column/confirmation-bias/
【具体例あり】確証バイアスとは?発生原因から弊害、対策を解説 - ミイダス, 8月 26, 2025にアクセス、 https://corp.miidas.jp/assessment/8955/
哲学者と考える「人生の意味」, 8月 26, 2025にアクセス、 https://www.let.hokudai.ac.jp/cafe/26348
了
資料リンク
ポストモダン:大きな物語は終わった と言われていましたが…
Jean-François Lyotard
La condition postmoderne: rapport sur le savoir
https://amzn.eu/d/5gdjOp4
物語が脳を操作するという説
"心は物語に適するように進化した。だから物語によって形成されうる。宗教や道徳の規範から狩りや結婚に関する具体的なアドバイスまで、あらゆる情報を保存し伝承する手段として、物語は生まれた"(ジョナサン・ゴットシャル『ストーリーが世界を滅ぼす』)
— c-teki (@cteki) November 19, 2022
"トルストイは芸術(物語芸術を含む)を感情の感染症と定義している。優れた芸術は受け手を芸術家の感情と思想に感染させる"(ジョナサン・ゴットシャル『ストーリーが世界を滅ぼす』)
— c-teki (@cteki) November 20, 2022
"物語の普遍文法は偏執的で懲罰的だ。物語は私たちに問題だらけの世界を示し、世の中を荒らしている人々を攻撃するようけしかける。つまり、ナラティブが増えれば悪者が増える。悪者が増えれば怒り、決めつけ、集団間の分断が増える"(ジョナサン・ゴットシャル『ストーリーが世界を滅ぼす』)
— c-teki (@cteki) November 23, 2022
ダイヤモンド・オンラインにて、【物語の危険性】について語りました。
— 渡辺祐真 / スケザネ (@yumawata33) December 3, 2022
物語こそ世界を支配する最強兵器だと喝破した、ジョナサン・ゴットシャル『ストーリーが世界を滅ぼす』が補助線です。
なぜ陰謀論が魅力的なのか、それに対抗するためにはどうすればよいのかなどについて話しています。
ぜひ! https://t.co/br9oatMPp1
【評論】『ストーリーが世界を滅ぼす:物語があなたの脳を操作する』ジョナサン・ゴットシャルhttps://t.co/2aM6Fs7teU
— マライ・メントライン@職業はドイツ人 (@marei_de_pon) November 19, 2022
小学館「STORY BOX」掲載の書評。
創作に関わる人にとって「いま」の立ち位置を見極めるためにも、ある意味必読な内容。先入観通りな箇所よりも、予想外の箇所の濃度が高いのだ。
「人は生まれつき、結末や答えや意味を求めるようにできている。答えが完全に正しいものでなくても、それは関係ない。それどころか、私たちはしばしば、どっちつかずな状態に耐えられずに、一部しか事実でない説明や、完全なでたらめを受け入れてしまう」
「脳には、混沌とした真実よりも整然とした嘘を好むという、驚くべき癖がある」
https://www.forbes.com/sites/traversmark/2025/04/25/why-your-brain-loves-closure-even-when-its-a-lie---by-a-psychologist/
大きな物語になる過程
われわれは世界を「物語」として認識するが、それは「事実」を歪めてしまうことも多いという。
同時テロのような社会的大事件についての記憶も含め、個人の記憶は、社会に同調する形で容易に変化しうることが実験で示されている。
人は筋の通った物語を作って記憶する習慣がある
人は物語を作る。われわれは世界を受動的に認識するのではない。われわれは世界についての物語を語り、ランダムに起こるイベントを整理して、ひとつの筋の通った物語にする。
この習慣は役に立つことも多い。しかし、深刻な副作用もある。筋が通っていない事実については、それを歪めたり無視したりする傾向があるからだ。
エピソードのほうを重視するあまり、真実が遠ざけられ、何度も語っているうちに純粋な創作になることもある。
われわれは自分の物語を調整して、よりよい物語に変える。われわれは事実を曲げて、もっと集団にアピールするようにする。われわれは社会的動物であるから、過去の記憶も、社会的圧力に即する形で絶え間なく修正されているのだ
ヒトを動かしている大きな物語
自分が正義であると信じる
「我こそが完璧な正義、悪を撲滅」:正義中毒という物語も好まれているようですね。
religion 宗教
religion 宗教とは
三大宗教
神話
ハルマゲドン:最後の審判
世界は進歩する
パーソナリティは陶冶、完成するというBildung ビルドゥング :教養主義
ヘーゲル(1770-1831)は、精神の自己運動 そのものを「教養=ビルドゥング」と呼んでいる(『精神現象学』VI.精神,B.疎外された精神—教養)。教養は労働となるが、それを可能にするのは自己 を疎外する社会状況である。疎外を通して自己の認識は、懐疑から絶望へと一方では繋がるが、自己の形成=ビルドゥングを通して、自己実現を探究することを 可能にして、さらなる成長を遂げる。自己疎外と自己成長は、人間精神が真理をもとめて、やがて自分自身を乗り越え、自分自身になることを示す。これが絶対 精神(Absoluter Geist)に到る道である[才野原 2003:452]。
マルクス主義
マルクス主義を科学として信奉し大衆を指導したい信徒である学者たち
大衆を指導している権力者ノンポリティカルエリートhttps://t.co/BnWpf1wHdh
— 石部統久 (@mototchen) June 9, 2025
その他 陰謀論
ポストモダンいまだしのようです
「どうして、私たちは今ごろ「マルクス本」を書いたのか。
それについては『若マル』の中に縷々書いたので繰り返すの面倒だが、やはり最大の理由は「グランド・セオリーの復権」という思想史的な軌道修正である。
「グランド・セオリーの終焉」というのは、ご存じポスト・モダニズムの惹句である。
世界を概観し、歴史の流れを比較的単純なストーリーパターンでおおづかみに説明するような「大きな物語」を退けたポストモダニストたち」
「ポストモダン知識人たちは、読んで「わかる」というのは、既知に同定され、定型に回収されることであるから、読んでも「わからない」方が書きものとしては良質なのだと考えた。
推論としては合理的である。
そして、ついに書いている本人さえ自分の書いたものを読んでも意味がわからないという地点にまで至って、唐突にポストモダンの時代は終わった。
もし、いまマルクスが再び読まれ始めているというのがほんとうだとしたら、それは「『大きな物語の終焉』という物語」が終焉したということではないかと私は思う。」
関連
物語の力を調べてみました。
ただし、その力が及ばない人達も多そうですね。
物語の感動
物語がヒトの脳や心、世界を変えてきました
英語のnarrative , story の区別
近年,社会学,政治学,社会心理学,経営学等の社会科学諸分野において,「物語」(narrative, story)の概念に対する注目が高まってきている(なお, 英語のstoryとnarrativeを区別して,たとえばstoryのほうがより断片的であるなどとする研究者も存在するが,それぞれの厳密な定義は存在しないと言ってよく,研究者によって用語法は異なる.また,意識的に区別されないことも多い.本研究においては,「物語」という日本語は, 英語のnarrative及びstoryの両方を含意するものとする.). もちろん物語は,元来は主として文芸の領域に属する研究対象であるが,人間の認知的及び社会的活動において 「物語を語る」「物語を理解する」「物語を記憶する」 ことの持つ重要性が,様々な研究分野で明らかにされてきており,人間の心理や行動,社会現象を分析する際の 切り口として活用されている
https://ci.nii.ac.jp/naid/130005070382
小説・本の影響
人間の脳は物語を4段階程までしか細分化できない——最新研究が暴く脳の秘密https://t.co/RGh1QalvsI
— ナゾロジー@科学ニュースメディア (@NazologyInfo) June 20, 2025
意外にポンコツです。
米IASは人間の脳は物語を1度に4段階程までしか細分化して意識できないと発表。それ以上は作業記憶の容量を超えてしまい細部を思い出せなくなったり筋道が曖昧になるようです。 pic.twitter.com/1zTvN4j3cX
