【ウチノハハ伝説 #11】攻略は母。上司と築いた“謎のゲーム師弟関係”の話
こんにちは☆
4歳の娘を育てている、もちこです。
今日は、うちの母の話をひとつ。
うちの母は、ちょっと変わっています。
30数年前、わが家にファミコンがやってきたきっかけは、私でした。
「運動会のかけっこで1番になったら買ってあげる」という約束を見事果たし、手に入れた念願のファミコン。
……のはずだったのですが。
気がつけば、子どもより母の方がどっぷりとハマっていました。
新作ソフトは上司に買わせるうちの母
当時はゲームソフトも安くありません。新作を次々買うわけにもいかず、母が編み出したのは「会社の人脈」を使うことでした。
会社にゲーム好きの人がいると知った母。その人から「クリアできないゲーム」を借りては、見事な手際で攻略して返却。
するといつの間にか、「新作をその人が買い、なぜか母が先にプレイして攻略法を教える」という謎のシステムが確立されました。
師匠なのか弟子なのか。
おかげで母は、ドラクエ、FF、真・女神転生、MOTHERといった名作の数々を、ほぼ「タダ」で遊び尽くしたのです。
ちなみに、そのゲームを惜しみなく提供してくれていた人物。
母の上司だったそうです。
いや、母よ。
仕事で信頼を勝ち取る前に、ゲームで信頼を得てどうする。
令和の「赤い糸」事件
そんな母は、根っからのドット絵派。
グラフィックが綺麗になりすぎると「なんだかなぁ……」となり、村人の話を聞くのにも疲れ、RPGからは離れていきました。
……が、マリオだけは別でした。
2023年。
『スーパーマリオ ワンダー』をコンプリートしたあと、母は丸1週間寝込みました😳
原因は、言わずもがな「ゲームのやりすぎ」です。
当時、母がテレビ画面の中央に「赤い毛糸」を1本垂らしてプレイしていたのを覚えています。
「何してるの?」と聞くと、
「ネットの師匠が教えてくれた技。これで目印にするのよ」とのこと。
その物理的なハック(?)のおかげで無事クリアはできたものの、赤い糸は1ヶ月ほどテレビにぶら下がったままでした。その最後のところだけに1ヶ月もかかったのだそうです。そりゃ寝込むわ。
都合のいい時だけ「歳のせい」
さすがに会社を休むとき、
「マリオをコンプリートして、燃え尽きました」
とは言えなかった母。
電話口では弱々しい声で、
「……やっぱり、歳ですかねぇ……」
とだけ伝えたそうです。
昨日まで画面に赤い糸を垂らして、深夜までマリオを追いかけ回していたとは思えないほどの豹変ぶり。
都合のいいときだけ「年寄り」になる母の処世術、娘ながらあっぱれです。
今もどこかで、新しい「師匠」を見つけては、着々と攻略を進めているのかもしれません。
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