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chic_wren3217
ベットに倒れ込むような快感がほしい #85|付き添い入院メンタル記録④
少し前、
長女の付き添いで入院していた。
前回の話はこちら↓
5日目。
心は相変わらず、
内面世界で思考の旅をしていて、
そこは通常運転。
今回、問題だったのは体のほう。
インドア派で運動不足万々歳な私の体が、
珍しく動きたがっていた。
用もなく部屋の中をうろうろする。
窓際まで行って、戻る。
ベッドの横で立ち止まる。
また数歩歩いて、意味もなく体をひねる。
足を上げてみる。
伸ばしてみる。
落ち着かない。
諦めたように簡易ベッドへ倒れ込み、
スマホを片手に何度も寝返りを打つ。
しばらくすると、また起き上がる。
せめて口でも動かしたいのか、
気づけば口へ食べ物を放り込む。
…重症だな。
だらけたい心を無理やり起こして、
柄にもなく筋トレらしきことを始めてみる。
寝転がったまま片足を上げる。
下ろす。
また上げる。
二十回くらいでやめた。
疲れた。
でも少し気持ちいい。
そのままぼーっと天井を見る。
娘が見ているDVDの音がする。
体だけは、まだ動きたそうにしている。
横になっているのも、
なんだか落ち着かない。
仕方なくまた足を動かす。
休んで、動いて、また横になる。
それをのんびり繰り返す。
少しずつ、体が重くなってくる。
足をパカパカ動かす。
また止める。
自分だけずっと落ち着かない。
普段の私は、
隙あらば休みたいタイプなのに。
娘のお風呂の許可が出た。
やっと仕事らしい仕事が来た。
中腰になりながら娘をわしゃわしゃ洗う。
体を拭いて、
服を着替えさせて、頭を乾かす。
ふぅ。
また簡易ベッドに倒れ込む。
疲れた〜。
でも、気持ちいい。
たったそれだけのことで、
ヘトヘトでベッドに倒れ込む日の快感を、
体が少し思い出したみたいだった。
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