コッシーさんの創作大賞応募作(たぶん)ぜんぶ読んだ【感想】
創作大賞応募作品に感想記事を書いてくださった方への恩返しとして、ひとりひとりの作品を深く読み込んでいます。
きょうは、コッシーさんの創作大賞応募作品(たぶん)すべて読んだので感想を書きます。
※創作大賞期間中の記事をひと通り確認して、タグがついているものを読みました!過去の作品だと追いきれなかったのと、手作業なので漏れがあったらすみません><
▼コッシーさんには、小説のイメージソングを選んでいただきました!
【ゴミムシの一生】
あらすじ:
ある朝、入居者の佐藤さん(仮名)が車椅子から少しお尻を上げて見ていたのは「ゴミムシ」という名前の虫で──。
介護施設でお仕事をされているコッシーさんと入居者佐藤さんのやりとり。序盤の文章が小説のようで引き込まれる。
そして佐藤さんが見つけた「ゴミムシ」という虫について紹介される。
昔、阿刀田高さんのショートショートを昔読んでいた影響か、ちょっとした雑学が入っている作品が好き。この一篇の中を通して、なんとなく名前だけは聞いたことのあった”ゴミムシ”について知ることができて、お得な気持ちになれた。
話はずれるけれど、わたしは雑草を特定するのが趣味で(#なんのはなしですか )狙った雑草は詳しく調べ尽くすタイプだ。たとえば、春によく咲いている花で”オオイヌノフグリ”というのがあるのだけれど、じつは、似た花に”タチイヌノフグリ”というものが……(略)
都内に住んでいたころ見つけた可憐な、ちょっとカモミールみたいな雰囲気の花があった。その花の名は「掃溜菊」だった。
虫界にも”不憫な猛者”がいるのだと知れた。
そうして読み進めていき、ラスト。突然の裏切り! めっちゃ面白かったです。
【よかったね ありがとう】
あらすじ:
コッシーさんの小学6年生の息子さんのこと、面談や授業参観について描かれたエッセイ。
読み終えたあと、胸が熱くなった。
最初はすごく印象に残ったわけじゃないタイトルが、サムネイル画像が……。すべて読み終えてから一番上にもどってくると、まったくの別ものに見える。はあ、と、思わずこぼれた。泣きそうな気持ちになる。思わずわたしも「よかったね」と言いたくなる。
うちの両親はかなり厳しいほうだった。平日の門限は16時。直帰しないと間に合わない(※高1)。反発するように運動部のマネージャーになり、毎日21時に帰宅するようになった。
遊んでもらった記憶より、怒られた記憶のほうが多い。
そんな両親が、子どもたちにはとっても甘い。
そのときに思った。「親」は、育て上げる責任があるからいっぱいいっぱいなのかも。だから、子どもの一挙一動で思い悩むのかも。学年は違えど(うちには3年生&年長の子がいる)コッシーさんと同じく子をもつ親として、うまく言葉にならない感情が押し寄せてくる作品だった。
【姉の隣りを弟は歩く】
あらすじ:
コッシーさんはお姉さんの結婚式で、ある頼み事をされる。幼い頃のコッシーさんとお姉さんの思い出、20年前の結婚式、そして現在へ──。
5歳年下の弟がいる。だからこそ、コッシーさんのお姉さんが”ちゃんとお姉さん”であることをとても尊敬した。かっこいい。
わたしは、あらゆる人に「姉には見えない」と言われて生きてきた。なんなら、小学生の弟にストーカー予備軍から守ってもらった過去すらある。
自分が姉らしくない理由を「生まれてから5年間、ひとりっ子として育ったからだ」と思っていた。でも、コッシーさんのエッセイを読んでいたらそうではないのだと思った。
泣いているコッシーさんのもとへ駆けつけたお姉さんは、ちゃんとした”おねえさん”だった。同じ立場になったとき、わたしはどうするだろう? おろおろしながら大人を探したのではないか。
そんなふたりの過去の回想がとても美しかった。
ふたりの関係が素敵だ。わたしが弟から「そこの物体、どけ」と悪態をつかれていたような年齢の時代に、恋の相談をしていたり。おふたりそれぞれの接し方によるものなのだろうか。
そして20年前、お姉さんの結婚式でコッシーさんが頼まれたこととは──。
温かい気持ちになれるエッセイだった。
※ちなみに弟とは結婚した頃からとても仲良くなり、最近は息子のためにポケモン交換ででんせつのポケモンをくれたり、対戦してくれたりしていた。
【ワインレッドの心】
あらすじ:
ある日、テレビ番組でコッシーさんが見たもの。そして、その結末。
赤はだめなのにワインレッドなら大丈夫なの、すごく不思議だと思った。系統は似ているのに。
そして最後、表情まで想像できて。合法的に(?)「なんのはなしですか」と叫べそうだった。
【義父との夜 ~スナックともう一つの土曜日と誕生日~】
あらすじ:
コッシーさんと、奥さまのお父さんのお話。
まず、義理の家族であるお義父さんとの関係性が素敵すぎる。
このやり取りを見た瞬間、僕はこの父娘おやこに心を奪われた。こんな家族と一緒ならこの先もきっと楽しいんだろうなと思った。
そんな義父と、誕生日の前日の夜に二人きりでスナックに出かけた。以前から「仕事の最後の日は君と呑みに行きたい」と義父から誘われていた。
エッセイを通して、コッシーさんとお義父さんとの交流を見ていくうちに、じわじわと、いろいろな思いが込み上げてきた。あまりにも遠くに嫁いだので、実家にいる両親には2、3年に一度しか会えていない。日々が忙しすぎて、最近は子どもたちの顔をline通話で見せてあげることもできずにいる。
終盤の一文を見たとき、なにか、どんな形でもいいから、気にかけたいと思った。
【noteの歴史と一緒にnoterさんのnote歴を勝手に調べてみた】
ある日、とても古い記事にコッシーさんから「❤」マークがついた。それからそんなに経たないうちに公開されたのが、こちらの記事だ。
タイトルに書いてあるとおり、コッシーさんのフォロワーさんのnote歴を調べてくれた記事。
わたしがnoteをよく開くようになったのは、ちょうど一年前の夏休みなのだけれど、じつは7年前から登録している。なにを書いていいかわからずに、そのまま放置していたのだ。
はじめて書いた記事には、ふだん書いているブログやコラムとは違うものを書きたいという気持ちはあったものの、かなり迷いと慎重さが見え隠れしていた。
こんなふうに、過去を振り返る機会をいただけたのもよかったのだけれど、特筆すべきなのは、最初の記事を軸にして「世代」を調べてまとめてくださっていること。つまり、note同期が書かれている。
すごい。斬新。おもしろい。
そんな感想が浮かんだ。
コッシーさんに作品を読んでいただくきっかけになった↓
こちらの企画も、着眼点がすばらしいと思った。
「イメージソング」は、読み込んでいないとぜったいに選べない。たぶんわたしが挑戦しようと思うなら、この感想記事を書き上げる2倍くらいの時間がかかってしまうだろう。
コッシーさんの企画の素敵なところは、人と人をつなぐこと、人を楽しませてくれるところなのだと思った。
コッシーさん、お忙しい中、企画のおかわりをさせていただいてありがとうございました……!
どちらもぴったりのイメージソングで最高でした。
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最後までお読みいただき、ありがとうございます♡