写真展「俺のハッセル」を終えて。
こんにちは、写真練習家 兼 フォトパティシエ のきっちん篠山です📷
またの名を 写真美食家 日本橋ペロリ堂😋(←) といいます(?)
人形町の秘密基地に潜伏しています🏢
📷
2026年07月07日(火)~07年12日(日) という日程で開催されました #写真展 「 #俺のハッセル 」に参加させて頂きました。
色々とやることがありまして(?)遅くなりましたが、振り返りをさせて頂こうと思います。
ダラダラと出来事を垂れ流しつつも、写真展( #グループ展 )を開催(に参加)する上での考え方や準備の仕方…なんかも盛り込んで書いていきますので、油断せずにご覧ください笑
目次です(閲覧環境によっては一部/全部が折り畳まれています):

写真展「俺のハッセル」
期間: 2026/07/07(火)~07/12(日)
場所: #ギャラリーZ上野
主宰: 嘉-yoshi-(@sunny_wany)
参加の経緯とグループ展
「俺のハッセル」は、嘉さんが発起人となり参加者を募集、開催されました。
私がグループ展に参加するのは稀でして…というのは 私が普段 SNS を一切チェックしていないせいで💦
開催予告や参加者募集があっても全く気付かないのですね。
今回はたまたま近くで開催予定を嗅ぎつけたため、応募することができたのでした。
#JuicyFruits展 を主催している(していた)から他のグループ展には興味がないのでは?
と思われていたかも知れませんが、ただ気付いていないだけなのです💦
もっとも、プロの作家さんが主催されるような 大人数が参加する大規模展示にはあまり興味がありません。
それは、相対的に展示スペースが狭くなること、相対的に写真の強さが問われる傾向(?)になること、が主な理由です。
私はそういった写真の撮り方/見せ方をしませんので、、要は向いていないのですね。

とある月曜日。
人形町の秘密基地で目覚めました。
「俺のハッセル」設営日です。

あっという間に準備完了。
この後 会期中に配置を変えたり部材を追加したり 微妙に手を入れていますが、それは追って説明していきます。
この日、人形町(最寄り駅で言うと小伝馬町)から上野の会場まで 3km少々、展示部材を牽いて歩いて向かいました。
絶妙な霧雨の降る蒸し暑い中、ヒーヒー言いながらの移動。
本当は道中の写真も撮りたかったのですが、そんな余裕は当然無く…

3kmなんて距離、タクシーが最も幸せになれるような気もしつつ、、私は展示においてタクシーも宅配便も使ったことがなく、なぜか自分の手か車で運ぶことに拘っているのです。
なんでしょう、何があっても自分のせいということで諦めがつくからでしょうか。
そういえば、プリントも可能な限り現地に受け取りに行きます。
タクシーくらいは信用してあげてもよいと思うのですが笑、宅配便は雑に扱われて壊れたりしたら最悪ですから。
もちろん、関西の業者を利用する際は流石に配送になります。
ちなみに、折角無事配送してもらったポスターを 自分の車で轢いてしまったことはあります笑

私の展示ステートメントです。
今回は「俺のハッセル」という 機材をテーマとした展示になりますので、普段はキャプションにも書かない機材情報を入れています。
※全体ルールでした
そのルールが出たのがステートメントを発注した後だったのですが、この程度は入れてあり、詳しくは個々の展示物に補足を加えることにしました。

こちらはグループ展としてのステートメントです。
嘉さんが AI と一緒に書かれたそうですが、流石うまいこと言いますねえ👍

会場は 3F でしたが、エレベーターは 2F以上にしかないという謎仕様のビルでして、これが地味にキツい💦
2F までは絶対に自力で部材を上げる必要があるわけです。
ともあれ、無事設営が終わりましたので、飯食ってから渋谷に向かう と言い残し 会場を後にします。

#蒙古タンメン中本 御徒町店 でお疲れ生です🍺(一番搾り中瓶)

冷し味噌やさい麺大盛り/チャーシュー/背脂🍜

久し振りに食べた冷し味噌やさいは結構辛く…数時間後に下痢を発動してしまいます😰

渋谷 #ギャラリールデコ に向かい、 #こなみんミュージアム にお邪魔しました。
日程が丸被りの展示でしたが、設営日にも開けてくれて ありがとう!
私の個人的好みは以下の通りでした:
#こなみんミュージアム 個人的好み
※順不同、敬称略
・見崎豪 (プリント)
・LOCA (プリント/ブック)
・ケンタソーヤング (香港のタペストリー)
・あめ (ブック)
・櫻井琴美 (ブック)
・ろけっと (プリント/ブック)
LOCAさんのブック(ムック?)と櫻井琴美さんのブックを購入させて頂きました。

そして #広角機動隊 III にもお邪魔しました。
私の個人的好みは以下の通りでした:
#広角機動隊 個人的好み
※順不同、敬称略
・mamo
・Toshi
・Danny'O (勝手にこなみんミュージアム)
・KAMANOI
・イサムキ
・高橋
・水無瀬コウ
・shonansurf2003
・うっち
・橋本晃一

ごちそうさまでした😋(ペロリ)

とある火曜日。
さあ、会期に入りました。
私は テーブルを右端に、ネームプレートを中央に 移動しました。

会場中央には #ハッセルブラッド ( #Hasselblad ) 日本総代理店である #株式会社セキド 様よりご提供/お貸し出し頂いた資料やパンフレットが並べられました。
野良なのに公式感が半端ない笑

会場のライトは微妙に色温度の異なるものが混ざっていまして(多分 3種類あった)、私のプリントは左右で色味が変わっています💦
まあまあ、低コストのギャラリーですから。

夕方、小腹が空いたので近所で見つけた #西成商店 さんでお疲れ生です🍺(スーパードライ350ml缶)

350mlのお酒2缶とホルモン1種のセットが少しお得なので、私は(単品で最も高い)ハラミと、別でアブラをオーダー🐖

そのお酒2缶というのが絶妙で、、
もっと食べたくなってしまい、追加オーダー。

ホルモン丼ですね🐖
お酒の2缶目はハイリキです。
随分昔に大阪から来たという女将さんはお喋りがお好きな様子で、客も私一人でしたし ずっと楽しくお話させて頂きました。
会期中にまた来ると言っておきながら行けず、申し訳ございません🙏

ごちそうさまでした🙏
📷
ちなみに、本記事の記録写真は 全て何らかの形でハッセルの機材を用いて撮影していまして、ほとんどは、
CF 50mm F4 FLE(Distagon) + #Nikon Zf
となっています。
いやー、記録写真を撮るのにハッセル本体を使うのは 色々な意味で辛いので💦
とりあえずレンズだけということで…

とある水曜日。
展示の開催が平日は午後からということもあり、朝から渋谷に歩いて行ってみました🚶

#ベローチェ 渋谷駅新南口店 でモーニング&作業☕
この店舗の 2Fは 朝活やら仕事で利用されている方が多いのですが、オンライン会議をしたり通話をしたり、マナーの悪い方も少なくありません。
うるせーなぁ とブツブツ言いながら作業するわけですが笑、その中で気付いたことがありました。
多分韓国籍の方で、多分本社が韓国にある企業の日本支社で働いておられるのだと思いますが、韓国語と日本語をハイブリッドで話されるのです。
それが、日本語で話されている時は さほど気にならない音量や口調なのに、韓国語で話されている時は やけに耳につくのですよ。
会話の内容や相手も関係しているのかも知れませんが、やはり母国語だとキャラクターがそのまま出るのかな と思ったり。

こなみんミュージアム 再び。
それは、重要な #写真集 を見落としてしまったことに気付いたからで…
加えて 初日はまだ無かった写真集も拝見することができたのでラッキーでした。
展示物が初日に準備できていないとか 本来あり得ませんから、そこは反省して頂きたいです笑
見落としてしまったものに関しては、私の見学方針に依るところもあり💦ただただ申し訳なかったのですが、、
そして それを拝見することにより 新しい扉(?)が開いたと感じていたりもしますので、グッジョブでした👍

ここで、私の「俺のハッセル」に対する想いについて書いておきます:
「俺のハッセル」に対する想い
先のステートメントにも書いていましたが、私にとってハッセルブラッドと言えば Vシステムです。
趣味として写真を始めたのはデジタル時代になってからですが、Vシステムには強い強い憧れを持っていたのでした。
そんなこともあり、私が「俺のハッセル」として展示するなら 使用する機材は Vシステム一択。
それはこの企画を耳にした際に最初に浮かんだことでした。
(つづく)

ということで、まず Vシステムでフィルム撮影をして「真四角の」フィルム銀塩プリントを展示することは確定。
プリント展示だけであれば それで良いのですが、写真集も同時展示したい(何ならそちらがメイン)と思っていたため、さすがにフィルムのみでやり切る自信は持てず…
デジタルバックを使用して デジタル写真も込みで制作することにしたのでした。

こなみんミュージアム で購入させて頂いた写真集とムック(?)
ギャラリーに持ち帰って テーブルの下に置いておきました。
決して見学者の皆さんに見て頂こうと思って置いたわけではありません💦

企画
展示をするには、まずは企画です。
Vシステムを使い、フィルムとデジタルのハイブリッドで制作することは決めました。
そして、それを前提に中身も検討します。
古いフィルムベースのシステムということで、ピンと来たのが その「制限のある環境」で「 あまり人がやらないことをやる」ことでした。
そう、Vシステムは(少なくとも 500シリーズ等のレンズシャッター機では) 1/500秒までしかシャッター速度を上げられませんし、フィルム基準のピント精度はさほど高くはありません。
デジタルバックを着けて撮る場合においては 三脚を使ってライブビュー撮影をしなければ使い物にならないとまで言われるレベルです。
天邪鬼な私は、じゃあ やってやろうじゃないの ということで今回のテーマを考えたのでした。

機材
使用した機材は以下の通りです:
プリント(額装)
・Kodak PORTRA 160/400 + CF 80mm F2.8 (Planar) + 503CX
写真集
・Kodak PORTRA 160/400 + CF 80mm F2.8 (Planar) + 503CX
・CFV II 50C + CF 80mm F2.8 (Planar) + 503CX
フィルムプリント別バージョン
・Kodak PORTRA 160/400 + CF 80mm F2.8 (Planar) + 503CX
デジタル撮影作例 (テスト撮影写真 + 『爆。』ボツ写真)
・CFV II 50C + XCD 4/28P + 907X
・CFV II 50C + CF 50mm F4 FLE(Distagon) + 503CX
・CFV II 50C + CF 80mm F2.8(Planar) + 503CX
フィルムプリント別バージョン というのは、額装展示をしたものの 明るさが異なるバージョン(私が採用しなかったバージョン)です。
デジタル撮影作例 というのは、私が本編撮影に先立ってテストで撮影した写真や、本編のボツ写真 を並べた作例です。
なぜテスト撮影が必要だったかというと、、そもそも私が このグループ展参加のために初めてハッセルの機材を導入したためです。
もちろん、他の中判システムもフィルム/デジタルで経験していますし、カメラなんて どれもさほど使い方が変わるものでもありません。
ですが、特にデジタルバックが初めてだったこともあり、その使い勝手(の悪さ)や精度(の低さ)について評価しておく必要はあるな ということで実施したのでした。
導入した機材の詳細や 私の過去の経験については下記記事を参照ください:

テーマ
ということで、テーマは Vシステムで撮影が難しいもの…
激しい動きを含むポートレート写真 ということにしました。
激しい動きを含む、、そして タイミングが厳しければフィルムではさらに困難になる、、これは浮遊しかないでしょ。
そう、浮遊を絡めて 激しい動きを撮ろう。
そして、「ハッセル」のダジャレで「爆ぜる。」というタイトルにして、静かな状態から 徐々に蓄積していって最後に弾ける みたいな流れでつくればイイじゃない。
そう決定したのでした。

モデル
浮遊を、フィルム撮影でも高確率で成功させられるモデルさんは一人しかいません。

めふ氏/Mei (@a_i_a_m_2525) さんですね。
上の写真もフィルムで撮影したものですが、現像するまで結果の分からないフィルム撮影においては、成功率の優先度がぐっと上がります。
何度でも繰り返すことができる(しませんけど)デジタルと違い、フィルムの場合は 1/3程度の成功率がないと正直無理。
それを見込めるのが彼女なのです。
ということで、すでにモデルとしての活動をほぼやめられていた彼女に連絡、合意を得たのでした。
この企画だと 替えがいませんからね。断ろうにも断れないでしょ笑

先にも書いた通り、展示の記録写真のほとんどは 50mm Distagon で撮っています。
50mm のレンズは中判デジタルでは 40mm相当となって 好みの画角ではありますが、フィルム(6x6)だと多分 27.5mm相当とかになってしまうため、メインの展示では使用を諦めました。
Nikon Zf に着けた場合は 当然そのまま 50mmなわけですが、35mmフルサイズの 50mmレンズなんて もっと小さいものが選べるわけで…
こんなハッセルのデカくて暗いレンズをわざわざ着けて使うなんて、マニアック過ぎます笑
ただ、お店で料理とかを撮らせて頂いていると、そんな立派なカメラで…お仕事ですか? などと勘違いされることも多く、面白いです笑

カメラと人間の目
焦点距離と画角の話が出たので、ついでにカメラと人間の目の関係についても書いておきましょう。
一般的に、人間の目で世界を(?)見る際の画角やパース(遠近感/圧縮感)に最も近いのは 35mmフルサイズシステムに 43mm程度のレンズを着けた時だと言われます。
#Leica #Q3 にも 43mmバージョンがありますし、 #PENTAX も同焦点距離のレンズをラインナップしていました(しています)ね。
逆に それらが代表的なものですが、おそらく設計や製造の難易度(==コスト)の関係から 他ではほとんど存在しない様子です。
で、展示中に数名のオーディエンスのかたに聞かれたことに「(中判である)ハッセルで撮る意義や意味って何ですか?」というものがあったのですが…
私の答えがまさに「35mmとは異なる画角とパースの関係性」および それによって「非現実感」を得られること なのです。
いつも言っていることですが、私にとって中判システムの利点はそれしかありません。
もちろん、35mmシステムでも広角や望遠のレンズを着ければ 人間の目と異なる切り取りにはなります。
が、35mmシステムの写真は見慣れ過ぎていて笑、もはや非現実感が無いのです。
ちなみに、多くの中判デジタルシステムは、44mm x 33mm程度のセンサーを採用しており、35mm換算で x0.8程度の焦点距離(の画角)になると言われます。
その程度でも(特に望遠寄りのレンズを使うと)非現実感を感じられますから、慣れとは恐いものですね。
※個人の感想です。

小腹が空いたので #マイカリー食堂 でお疲れ生です🍺(スーパードライ中瓶)
#松屋 系列ってビールの中瓶が置いてある店舗が多い(しかも安い)のが良いですよね。
カツカレーをビールで流し込む…
暑い夏にぴったりじゃないですか。

カツカレーを食べていたら、午前中に(渋谷で)入稿したプロフィールボードが仕上がったとの連絡を受けたので、電車でピュっと取りに行きました。
単体のプロフィール掲示をしたのは久し振りだったかも知れません(?)が、隣の Satoshi(@Satoshi9ball)さんがしっかり掲示されていたのを見て、遅ればせながら用意したのでした。

とある木曜日。
早朝から仲御徒町のベローチェで作業をし…
上野(アメ横)に11時からオープンしている もつ焼き屋を見つけてしまったので突入。
お疲れ生です🍺(ホッピー黒セット)

鉄板の前の立ち飲み席を陣取ります。
※この店は基本的に立ち飲みです。
このタイミングでは お姉さんが焼いてくれていて、店のお兄さんも どんどん撮っちゃってーと言っていたのですが、お顔を入れるのはちょっとなーということで 手元だけ撮らせて頂きました。
お顔も入れようとしたら 道路から撮ることになりますし💦

展示について書いていきます。
展示(プリント)
先の通り、メインの展示はフィルムの銀塩プリントとしました。
四切の印画紙に 220mm x 220mm で焼き付けたものを 4点。
400mm x 400mm の額に 230mm x 230mm の窓を開けたマットを入れて額装しました。
また、サイズが小さいですしアクリル板も使う想定でしたので省略しようかとも思ったのですが、一応 裏打ちもしました。
ちなみに、マットの窓位置は 2mmだけ上にずらしていました。
言われないと気付かないレベルだったかと思いますが、逆にそれでセンターくらいに見えていたはずなのです。
内容は、徐々に弾けていく感じを表す形で 4点を並べました:




全て 80mmのレンズ(Planar)で撮ったわけですが、フィルム(6x6)の場合の 35mm換算焦点距離は 44mm。
まさに、画角は人間の目と同等で、でも立体感(圧縮感)は 80mmのそれ という画なのですね。
これに非現実感を感じて頂ける人がどれほどいるのか分かりませんが💦
ちなみに、4点としたのは内容都合ではなく、展示スペースとコストの都合からでした💦
最低4点は出したいと思っていましたが、四切以上のサイズにすると多分スペース的に厳しくて、四切だとプリントが 1点 8000円掛かるので、、まあ 4点が限界かつ丁度良いだろうということで。
起承転結も4文字ですし(?)

展示(プリント指示)
それで、上に並べた4点は フィルムをスキャンしたものを私が好みのテイストにいじったものなので それっぽく(私の写真っぽく)なっていますが、実際の展示は結構ナチュラルで…💦
実は私は(自分が認識した上で)フィルムを銀塩プリントしたのが初めてで、何ができて何ができないのか 分からない状態からのスタートだったのです。
それで、 #YouTube 等でこれまで得ていた知識と フィルムから印画紙に焼き付けを行うという仕組み上 可能であろうと想像し得ることから、何となく希望を組み立てて プリント職人さんに相談したのでした。
実際は そんなに多くの項目があったわけではなく、次のような感じでした:
自分がスキャンデータを好みで加工した画像をサンプルとして提示
全体的にシアンに寄せて欲しい(私はデジタル撮影で現像する際は WB: 4900K で行います)
→ これは露光時にフィルターをかますことで可能黒が締まってコントラストが高く見えるよう、濃いめにして欲しい
→ これは長めに露光することで可能なのだと思いますが、ハイライト部にも色が乗ってきてしまうので 何か工夫されているのかも知れません特定の領域について、色が濃く出るよう調整して欲しい
→ これは焼き込みと呼ばれるテクニックで、部分的に追加露光して濃くすることで可能少し回転させて欲しい
→ フィルムか印画紙を回転させて露光することで可能(なはず)センターがこの辺りになるようトリミングして欲しい
→ フィルムか印画紙の位置、および引き延ばし率を調整することで可能(なはず)
で、出来上がったプリントが思いのほかナチュラルで…💦
いえ、とても美しいのですが、篠山っぽさが無いと言いますか、、
私も別に デジタル撮影においてめちゃくちゃ画をいじっているわけではなく
ホワイトバランスを4700K~4900Kに
コントラストを高めに、シャドウを潰し気味に
ハイライトを丸め気味に
周辺減光気味に
程度(?)なのですが、どうしてあんなに違うのか。
今回お願いしなかった周辺減光が効いているのですかねえ…
光沢紙というのもあったかも知れませんけど🤔
ということで、私自身は自分の写真っぽくなく違和感しかなかったのですが、分かっているオーディエンスの方々は フィルム銀塩プリントはこんな感じだ と。
やっぱり銀塩プリントは綺麗ですね と。
そんな感想を戴けたのでした。

展示(写真集)
写真展ですので プリント展示がメインではあるのですが、私の制作スタイルにおいては 常に写真集がメインで、プリント展示はその要約となっています。
写真集の有無はともかく、普通そういう制作の仕方になるものだと思っているのですが 違いますかね。
つまり、テーマであれストーリーであれ 何らかの企画に基いてロケーションやシーンを決めて撮影、そこから展示に相応しいカットをその流れ/構成を考慮しつつセレクト、最終的に展示するカットとレイアウトを決定、という手順になるはずだと思っています。
ともあれ、先に書いた「徐々に弾けていく感じ」を表現しながら、ロケーション/シーン別に並べたものとして構成しており、そこからフィルム撮影分の 4点を抜粋してプリント展示したのでした。
写真集はフィルム写真とデジタル写真のハイブリッドでしたが、フィルムは当然スキャンしたものを素材にしていますので、色味やトーンの統一感はあったかと思います。
また、意識的または偶然、構成において色の流れといいますか、テンポといいますか(?)、いい感じにできた箇所がありましたのでご紹介します:


オレンジの矢印 からの オレンジの観覧車(のゴンドラ)。
色味の無い背景。


黄色いポップコーンのカップ からの 黄色いタクシー。
これは実際に 同じタイミングで窓から見えていた光景です。
写真集のスペックは下記の通りです:
・タイトル: 『爆。』
・サイズ: 210mm x 210mm (変形A4)
・ページ数: 98ページ (カラー)
・表紙用紙: アラベールスノーホワイト160kg
・本文用紙:アラベールスノーホワイト110kg
・印刷製本: 株式会社グラフィック

展示(フィルムプリント別バージョン)
参考展示としてファイルにして出していたものです。
これは、プリント職人さんがご厚意で 明るさを微妙に変化させて(他にも何かやってくださっていたのかも) 1点につき 3バージョン焼いてくださったうちの、私が選ばなかったバージョンを並べたものでした。
ライティングやその他 展示場所の光の条件によって見え方が変わるから とのことだったのですが、私は額装作業時に自分の部屋で選んでしまい💦
そのまま展示としたのでした(そもそも裏打ちもするつもりだったので 選ばざるを得なかった)。
また、プリント展示したものとは別に、1つだけコンタクトシート(いわゆるベタ焼き)を入れていました。
それは ステートメントに貼り付けていたモデルさんのフィルム写真を切り取るためのものだったのですが、それもご丁寧に 3パターン焼いて頂きまして💦
ベタ焼きを見て感動(?)される方も結構おられ、これを見られただけでも来た甲斐があったというお声を頂戴したりもしました。
今回私がプリントをお願いしたのは下記の業者さん(プロラボ)でした:

展示(デジタル撮影作例)
こちらも 参考展示としてファイルにして出していたものです。
先にも書いた通り、今回の展示のために初めてハッセルの機材を導入したため、使い勝手や精度や写りの感じをしばらくテストしていたのですが、、
その際に撮った写真と、本編で撮った写真のうち 展示には採用しなかったもの をプリントして並べていました。
いずれもデジタル撮影分のみです。
フィルム撮影分は銀塩プリントでないと意味が無いですし、作例として出せるほど気に入ったものも残っていなかったのでした💦
こちらには Xシステムで撮影した写真も含んでいまして、それは、私は Vシステム用にデジタルバック(CFV II 50C)のみ欲しかっただけなのに、某店で出会ったセットが Xレンズを含むものだったせいでした。
それで もしかすると本編でも使用することになるかも知れないし…とテストをしたわけですが、結果的それはありませんでした。
まあ、余程のことが無い限り 私が #ツァイス レンズ以外で撮ったものを混ぜるはずもないので、最初から分かっていたといえばそうなのですが💦
デジタル作例は、当然私が自分の好みで現像・調整していますので、個人的には メインの展示より好みの画だったりはします笑

こういったものを並べていたのですが、綺麗ですよね(?)
写真集の素材も同じ制作手順ではあるのですが、あちらは業者の都合なのか用紙の特性なのか 想定よりもかなり明るめに出てしまい…好みから少し外れてしまっていました。
そんなこともあってか(?)、このデジタル作例の方が好きだと言ってくださる方も多く、複雑な気持ちではありました。
まあ、自分も好みだったので仕方がありませんけど💦
ちなみに、プリントは #ピクトリコ さんのプリント工房にお願いし、用紙はブルーラベルとしました。
最近の私のパターンだったりはします。

シュールなキャベツ。
文字を書き過ぎたので、少し休憩します💧

上野駅。

ギャラリーの近くに 銀座線の車庫があります。
#東京メトロ上野検車区 というところですね。
そこには日本で唯一といわれる 地下鉄路線上(?)の踏切もあったりするのですが、まさにその脇に立てられている電柱がこちら。
これ、私の秘密基地の近所にあるバーの広告なのですよ。
マニアックな店があるなぁ とはずっと思っていたのですが、こんな場所に広告をうっていたとは…
この日は私が開場する当番の日でしたので、そのまま向かって開けて、オープンとなりました。
展示時間内の写真はありません💦

とある金曜日。
この日も大体オープン時間にギャラリーに入りました。

展示の話の続きを書きましょう。
展示(ステートメント&プロフィール)
と言っても あとはステートメントとプロフィールくらいしか無いのですが💦
ステートメントの内容がこちら:

プリントの額に合わせて金属っぽいフチを描いてみました。
同じ系統の小さめの額に入れるという手もありますが、プリント4点に対してそれは仰々し過ぎますし…パネルに落ち着きました。
実際はこれに銀塩プリント(ベタ焼き)から切り出したモデルさんの写真を貼り付けていました。
それは、せっかくメインの展示が銀塩プリントなのに ここだけデジタル印刷なのはイマイチだと考えたためです。
プロフィールの内容はこちら:

フチが無いと分かり辛いですね💦
共に #プリオ さんにお願いし、ステートメントはパールフォト紙のアルミ複合板パネル、プロフィールはパールフォト紙の発泡パネル としました。
同じパールフォト紙でも アルミ複合板パネルにすると全く違った質感になりますので、お薦めです。
ただ少々お高くなりますし、プリオさんのパネル製作では A3以下は同一料金となるため サイズが小さいと割高感が半端ないのです笑
今回私は ステートメントを 200mm x 200mm、プロフィールを 160mm x 160mm でオーダーしたのですが、プロフィールはケチって発泡パネルにしてしまいました💦
ネームプレートも発泡パネルでしたので合わせたのもありつつ…です。
それから、前の記事にも書きましたが、2つのパネルは磁石を使って掲示しました。
というのは、展示位置の壁に画鋲を打ちまして、そこに裏の四隅に磁石を貼り付けたパネルをくっつける というやり方です。
発泡パネルであれば虫ピンで打ちつけることもできますが、アルミ複合板パネルはそうもいきませんので、少し前から 採用しています。
そうすることで、ひっつき虫等の粘土系の部材が使えないギャラリーでもゲタ無しで貼れますし、何より水平や微妙な位置調整が簡単になるのです。

この日は帰りに小伝馬町のカレーうどん屋さんで飲んだのですが、省略しましょう。
ちなみに、会期中、ギャラリーへは全て徒歩で向かいましたが、帰りは疲れているので地下鉄を使うこともありました。
上野から最寄りの小伝馬町までは日比谷線で 3駅、たったの 6分なのですよね。
近くに住み過ぎていて申し訳ありません💦
あとそういえば、この日は 株式会社セキドのご担当者様が見学にいらっしゃいました。
かなりマニアックな方で驚いたのですが笑、そういう方が代理店におられるのは心強いですよね。
私はセキドさんが扱っておられない Vシステムをメインとした展示でしたので恐縮していたのですが、ハッセルブラッドのユーザーを増やすことには寄与するはずなので気にしないでください とのことでした。

とある土曜日。
この日も早朝からベローチェ仲御徒町店で作業。
オーディエンスも平日より増えると予想し、80mm Planar を着けた 503CX + デジタルバックも持って出ました。
重いって!

ということで、この日の記録写真のメインは Vシステムに譲ります。
CFV II 50C + CF 80mm F2.8 (Planar) + 503CX

私はよく分かりませんでしたが💦、皆さんが これはハッセルでないと撮れないと言われていた写真が表紙になっているブック。
セキドさんからお貸し出し頂いたものですが、ハッセルブラッド公式フォトコンテスト「ハッセルブラッド マスターズ」の受賞作等をまとめたブックで、カメラ売り場で見かけることもあったようななかったような。
持っておられるのは なお@LPN(@Nao_2607)さんです。

そろそろ 展示全体についても書いておきますか。

フィルムとデジタル
「俺のハッセル」と銘打った写真展でしたが、フィルムの銀塩プリントを展示していたのは 私と West(@west_db1bott)さんのみでした。
他の皆さんはデジタルで、かつ ほぼほぼ最新の X2D II 100C 。
ハッセルと言えば Vシステムだと信じていた私は正直驚きました💦
オーディエンスのお一人に、写真歴はそこまで長くはないけれども 12年間 ハッセルでフィルム写真しか撮っていないという方がおられまして…
彼も、DMやポスターのイメージには Vシステムがデザインされているけど、どうせデジタルも混じっているんでしょ? と思いながら来てみたら まさかのほぼデジタル!で驚いた と言われていました笑
そうなりますよねえ。
デジタル時代のハッセルブラッドは、高いダイナミックレンジとカラー深度を有し、特にシャドー域における階調表現に強い印象です。
そして それは Xレンズとの組み合わせにおいて真価を発揮するように見られ、実際 私も Xレンズ + CFV II 50C の組み合わせで撮影した写真の破壊力に目を見張ったのでした。
ただ、私はカメラ(写真)にそのような方向性は求めておらず、先にも書いた通り、中判システムの利点は 焦点距離とパースのバランス(の妙)のみだと考えています。
そして、その中で何故ハッセルを選ぶのか と言われれば、純正に閉じた形で ツァイスレンズとフィルム/デジタルバックが利用可能な唯一の中判カメラシステムだからです。
それ以上でも以下でもなく、だからこそ長年の憧れでしたし、それこそが「俺のハッセル」だと思っているのです。
(つづく)

#FUJIFILM GFX も所有していますが、純正レンズは使ったことがありません💦
常に #CONTAX 645 のレンズを着けて使っているのですが、きっと Nikon Fマウントのツァイスレンズも使えるものは使えるでしょう。
GFX でフィルムも使えれば、純正で閉じはしないものの良かった(ハッセルには手を出さない可能性があった)のですが、残念ながらデジタル専用のシステムですからねえ。
そういえば、GFX とハッセル Vシステムで 共に 80mm Planar を着けて撮り比べをしたことがありました。
結果は、ハッセルは妙に青い笑
なんでしょう、欧米向けチューニングと日本向けチューニングの違いなのでしょうか(?)

そういえば、木曜日でしたか、嘉さんの展示モデルの カティー(@k_ty531)さん が見学に来られました。
もちろん昔からお名前はよく知っていましたし、お写真もよく拝見していました。
が、初めて実物にお会いして…なんて小さい人なんだ(誉め言葉)と。
そして、なんて面白そうな人なんだ(誉め言葉)と。
私の浮遊写真を見て 凄い凄いと言ってくださいましたが、撮り方を説明するために私がモデル側の準備のポーズをすると、ああ そこからこうするのか…と即理解された様子。
流石でした。

ポスター(メインビジュアル)
今回の展示のポスター(メインビジュアル)はこちらでした。
デザインは嘉さんがされ、写っているVシステムのカメラも嘉さん自身が撮ったものとのことでした。
最初 ファインダーの像は合成に違いないと思っていたのですが笑、まさかのリアルファインダー像。
しかも、斜めの白と黒はただのデザインだと思っていたのに、リアルなテーブルと床(畳)だったという…💦
そして、その写真は今回のために撮ったものでもなく、以前撮ったものを引っぱり出したとのこと。
何のために撮ったのかと笑

kyo(@kyo_pin)氏の後ろ姿が格好良かったので撮らせて頂きました。
残念ながらピンボケにしてしまいましたが💦
ほんと、デジタルバック撮影で(?)ピント合わせるの難しいのですよ…

記録用カメラを Nikon Zf に戻しまして…
#桂花ラーメン 御徒町店 でお疲れ生です🍺(スーパードライ中瓶)

#太肉麺 大盛り🍜
35年間食べ続けている大好きなラーメンです。

とある日曜日。
というか、展示最終日であり撤収日なのですが、この日も朝からベローチェで作業をしました。
で、ボケとして私の推しカメラである #Rollei 35S を持って出たので 食事と一緒に撮ってみました📷
たまに 推しのチェキプリントを食事と一緒に並べて撮った写真を SNS に上げている人がいるじゃないですか。
(失礼ながら)あれ 気持ち悪いなーと思って いつも生温かい目で見ているのですが…
推しのカメラと一緒に撮るのも やはり気持ち悪いでしょうか?

予定変更の秘密
ステートメントには変な事を書いていましたが、別に表のテーマと裏の(真の)テーマがあったわけではなく…
ただ 実は制作の途中で事件(?)が発生しまして、予定を一部変更することになり、それを表向きは隠していたのでした。
それが、モデルである めふ氏 の妊娠発覚でした💦
テストも含めて 3回のロケを予定していた中での 最後のロケの直前…
最後も大いに弾けるぞーと思っていたのですが、流石にできなくなりました。
(まあ、2回は互いに知らなかったので弾けまくっていたのですが💦)
それで、静かなシーンを撮ったり、代わりにポップコーンを弾けさせたり笑
最後のロケは そんな撮影としたのでした。
全体の構成的には、初回のテスト撮影のものも含めれば何とかなると判断。
でも、最初に考えた『爆ぜる。』というタイトルは、人に依っては悪い(不吉な)意味でとってしまうこともありそう…
ということで、タイトルを『爆。』とし、最後の落ちとして お子さんの「爆誕」を祈願するという内容でまとめたのでした。

写真集の表紙や…

プリントの4枚目のこのジャンプは、偶然撮っていたものではありますが、何となく 桃太郎の爆誕の様子にも見え笑
採用することにしたのでした。

そして、写真集の見返し等で使っていた この塗り色は、桃太郎の桃をイメージしたものだったのです。
分かんねえよ笑

さあ いよいよ終わりが近付いてきました。
「俺のハッセル」ということで集まったメンバーと撮られたお写真。
自分では絶対に撮らない(撮れない)であろう 方向性のものも多くありました。
それも含めて とても貴重な経験になりましたし、多くの学びもあったと思います。
なにより、メンバーの皆さんが楽しかったですね。

私自身は、テーマや写真の内容(出来)はともかく、展示の方向性はまさに「俺のハッセル」だったと信じていますし、そう評価してくださる声も頂きました。
内容(出来)には満足し切れていないのですが、それはまあ 精進あるのみということで。
とにかく、フレーミングやフォーカシングのし辛さが先行してしまって、普段のノリで撮影ができないのよ…ぶつぶつ笑

またもし 同じような機会がありましたら、内容で魅せられるよう頑張ります💪

暑い中ご来場頂きました皆様、気にして頂きました皆様、上野なんか(失礼)でやるんじゃねーよ と認識だけでもして頂けました皆様、誠にありがとうございました。
一緒に展示をしてくださったメンバーの皆さん、お疲れさまでした。
楽しい時間をありがとうございました。
📷
あ、そういえば、昨年 自身の個展向けに制作した『mix.』という写真集(物語)の続編を思いつきました。
『君のローライ。』
『mix.』は Rollei のカメラを使うカメラ女子「ミク」と「僕」との 夢と現実をまたいだ切ない恋物語を描いたものだったのですが、その続編となる、「僕」が数年後にみた夢の中の話になります。
僕「俺のハッセルがこんなにハッセルしちゃってるよ!」
僕「君のローライをローライしたい!」
とか(?)
って 下ネタかよ。
#対戦ありがとうございました 🙏(?)
ロケ地: 日本橋/上野/御徒町/渋谷
機材: CF 50mm F4 FLE(Distagon) + #Nikon Zf, CFV II 50C + CF 80mm F2.8 (Planar) + 503CX
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