「眠ろう」とするのをやめたら、眠れた話
「眠ろう」と頑張るほど、眠れなくなる理由
布団に入る。
「早く寝ないと」と思う。
その瞬間、なぜか目が冴えてくる。
時計を見る。
深夜1時。
まだ眠れない。
明日の仕事のことを考える。
焦りがどんどん大きくなる。
私も、同じ夜を何度も過ごしてきました。
ちなみに、私は不眠症・鬱・不安障害・自律神経失調で休職3回を経験。
転職3回・20万の睡眠コンサル活用・リワーク(認知行動療法等)を経て人生を立て直した30代子持ちサラリーマンです。
そんな私に少しでも興味のある方はプロフィールをご覧いただけると嬉しいです。
「眠ろう」とすればするほど、眠れなくなる。
これは、あなたの意志が弱いからではないかもしれません。
実は、多くの人がハマりやすい共通の罠のようです。
では、なぜ頑張るほど眠れなくなるのでしょうか。

朝、スッキリ起きられたらどうなるか
想像してみてください。
布団に入って、数分で意識が薄れていく感覚。
朝、アラームより先に自然と目が覚める。
頭がスッキリしていて、体も軽い。
「今日も頑張れそう」と、自然に思える。
昨夜のことを、あれこれ考えなくていい。
ベッドは、ただの休む場所になる。
「眠れるかな」という不安が、そもそも浮かばない。
家族・友人と過ごす時間も、笑顔で向き合える。
仕事でも、集中力が続きやすくなる。
イライラが減り、家族との会話も増える。
これは、特別な人だけの話ではないかもしれません。
眠りへの向き合い方を変えるだけで、近づける景色です。
私自身、リワークを経て、この感覚を少しずつ取り戻しました。
「眠れない自分」から、「眠れる自分」への変化は、思っているより早く訪れることもあります。

眠れない夜を変える、たった1つの考え方
結論から言います。
「眠ろう」とするのを、一度やめてみてください。
逆説的に聞こえるかもしれません。
でも、これが効果的だと言われています。
あなたは大便した際にその長さや太さやタイミングを意識したり、コントロールしようとするでしょうか?しないですよね
長さや太さは全く意識しないし、出るタイミングについてはコントロールして出すのではなく、生理現象として出るから、出るのです。
睡眠も同様に生理現象です。
睡眠の長さ、深さ(質)、寝始めはコントロールできません。
だから、眠りは、頑張って掴むものではないかもしれません。
自然に訪れるもののようです。
力を抜くほど、眠りが近づいてくると言われています。
具体的には、「眠れなくてもいい」と思うこと。
そして、眠れない時は、一度布団から出てみること。
この2つが、今夜から試せる方法かもしれません。
次の章で、その根拠をお伝えします。

科学が教える、"頑張らない"ほうが眠れる理由
なぜ「やめる」ことが効果的だと言われるのか。
ここには、心理学的な理由があるようです。
「眠らなければ」という思考は、脳を覚醒させやすいそうです。
これは逆説的努力の法則と呼ばれています。
何かを強く意識するほど、逆の結果を招く現象です。
「緊張するな」と言われるほど、緊張してしまうのと似ています。
睡眠も、似たような仕組みだと言われています。
「眠らなければ」という緊張が、交感神経を刺激するそうです。
交感神経は、体を興奮させるスイッチです。
本来、眠る時は副交感神経が優位になる必要があります。
頑張るほど、逆のスイッチが入ってしまうことがあるようです。
「刺激制御法」と呼ばれる技法では、眠れない時は布団を出ることを勧めています。
布団と「眠れない苦しさ」を結びつけないためです。
最初は半信半疑でした。
でも、実践するうちに、少しずつ眠りが戻ってきました。
「頑張らない」ことが、一番の近道だったように感じています。
これは、私だけの体験ではないようです。
睡眠コンサルの現場でも、似た結果が報告されることがあるそうです。
「眠ろうとしない」ことも、一つの理にかなった方法なのかもしれません。

今夜からできる、3つの提案
提案①(夜):「眠れない15分ルール」を今夜から
布団に入って15分たっても、眠れない時。
そのまま横になり続けないでください。
一度、布団から出てみましょう。
明かりを落とした部屋で、静かに座る。
スマホは見ないでください。
あと、これもすごく大事なのですが、時計は見ないでください。頭が覚醒してしまいます。
眠くなるまで、簡単な読書であったり、筋肉を緩ませるためのストレッチや筋弛緩法が効果的です。
眠気を感じたら、また布団に戻る。
私は2回あくびが出たら戻るように決めていました。
これだけで、布団と「眠れない感覚」の結びつきが、少しずつ弱まるかもしれません。
たった15分ルールが、今夜からの第一歩です。
提案②(昼):「眠りの土台」は日中に作られている
夜だけ頑張っても、眠りは変わりにくいようです。
むしろ日中にいかに活動するかが重要です。
日中の行動が、夜の眠りに影響していると言われています。
まず、朝起きたら、太陽の光を浴びてみてください。
光を浴びると、体内時計が整いやすくなるそうです。
次に、昼寝は15分以内にしてみましょう。
長い昼寝は、夜の眠気を奪ってしまうことがあります。
カフェインは、夕方以降控えてみてください。
夕方の軽い運動も、良い影響があると言われています。
体を少し疲れさせることで、夜の眠りが深くなりやすいようです。
これらは、特別な努力がいらない小さな習慣です。
今日からひとつだけ、試してみてください。
提案③(心):「眠れない自分」を責めない練習
一番大切なのは、実はここかもしれません。
眠れない夜があっても、自分を責めないでください。
「今日も眠れなかった」ではなく「今日は眠りが浅かった」と言い換えてみる。
言葉を変えるだけで、脳の緊張が和らぐことがあるようです。
私はこのリフレーミングという技法をリワークで学びました。
認知行動療法の一つの技法です。興味ある方は↓をぜひ。
完璧な睡眠を目指さないことが、逆に近道になるかもしれません。
眠れない夜も、悪いことばかりではないようです。
体は、横になっているだけでも、ある程度休まっていると言われています。
「眠れなくても大丈夫」と、心の中で唱えてみてください。
この一言が、次の眠りへの扉を、少し開いてくれるかもしれません。

アクションチェックリスト
・布団に入って15分眠れなければ、一度出てみる
・朝起きたら、太陽の光を浴びる
・昼寝は15分以内にする
・夕方以降のカフェインを控えてみる
・「眠れなくても大丈夫」と心の中で唱える
今日、上の5つのうち、どれか1つでも試してみませんか?

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