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407.【1分間読了∣掌編小説】ラウンジにて──名前を呼ぶまでの距離⑤−彼からのLINEに、次の予定はなかった。ただ、それだけの事...(女性編)

彼との関係は、月に一度から、二週間に一度へ。

ほんの少し、近づいたはずなのに。

HOTELを出る際、「来週の予定、どうですか?」と、私から聞いた。

どうしてだろう、何故か待てなかった。

彼は、少し驚いた顔をして、「来週は、仕事で都合がつかないけど…」と言った。

その後、「再来週以降は調整出来るよ」と付け加えてくれた。

なのに、私は、素っ気ない素振りで、「では、また連絡下さいね。」と言ってしまった。

再来週でも、全然構わなかった。
なのに、なぜか待てなかった。

自分の心を気取られたくなかった。

その夜、彼からお礼のLINEが来ていた。

次の予定は、記されていなかった。

それだけのことなのに──

なぜだろう。

涙が出そうだった。


男女間の違いを書いた連作掌編小説

《女性編》

《男性編》


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