Quantum Observation Lab通信vol.23『生命とは情報とエネルギーである』
Quantum(量子)Observation(観測)Lab(研究所)量子という目に見えない世界を観測により具現化する研究所として、発信していこうと思います。
略するとQOLとなり「Quality of LIFF(生命の質)」にも繋がります。
今回は、「生命とは情報とエネルギーである」です。
前回の記事では、私たちは現実そのものを見ているのではなく、情報によって構築された世界を見ているのかもしれない、という話を書きました。
情報が変わると、世界の見え方が変わる。
では、その情報を扱っている生命とは一体何なのでしょうか。
最近の探究の中で、私は生命をこう捉えるようになりました。
生命とは、「情報がエネルギーを利用して自己組織化する現象」である。
DNAは情報である
私たちの身体には約37兆個の細胞があります。
その細胞の中にはDNAがあります。
DNAはよく「設計図」と表現されます。
確かにその通りです。
しかし最近は、設計図というより「情報の保存媒体」と考えた方がしっくりきています。
身体をどう作るか。どのタンパク質を作るか。どのように成長するか。
その膨大な情報がDNAの中に保存されています。
つまり生命は、まず情報を持っています。
エネルギーがなければ生命は動かない
しかし、情報だけでは生命にはなりません。
家の設計図だけでは、家が建たないのと同じです。
そこには実際に動くための力が必要です。
生命においてその役割を担うのが、エネルギーです。
私たちの細胞は、ミトコンドリアという小さな器官の中で、ATPというエネルギー通貨を作っています。
歩く。考える。呼吸する。その全てがエネルギーを利用しています。
つまり生命は、情報だけでもなく、エネルギーだけでもなく、その両方によって成立しています。
情報 × エネルギー
生命とは情報とエネルギーの掛け算と考えてみると・・・
情報が方向性を与える。
エネルギーが実行する。
どちらか一方だけでは生命になりません。
情報だけでは動かない。
エネルギーだけでは形にならない。
両方が結びついた時、生命という現象が生まれまます。
自己組織化という不思議
生命にはもう一つ大きな特徴があります。
それが「自己組織化」です。
傷ができると治ろうとする。
骨が折れると修復しようとする。
細胞は絶えず入れ替わる。
環境が変われば適応しようとする。
誰かが命令しているわけではなく、生命そのものが、秩序を維持しようと働いています。ここに私は、生命の神秘を感じます。
自分で自分を蘇生する力
私たちはつい、健康は誰かから与えられるものだと思いがちです。
しかし本来、身体の中には自ら回復しようとする仕組みがあります。
傷口が塞がるのも。免疫が働くのも。組織が修復されるのも。
生命が本来持つ自己組織化の力です。
生命の本質には、常に秩序を回復しようとする方向性があります。
外から何かを与えることだけではなく、生命が本来持つ力が発揮される状態を作ること。
自分で自分を蘇生する力を、仕組みを持っていることを私たちは思い出す必要があるかもしれません。
宇宙から生命を見る
ここまでエネルギーについて考えてきました。
エネルギー差によって流れが生まれる。
物理法則を利用することで効率が生まれる。
情報によって世界の見え方が変わる。
そして生命は、その全てを統合しています。
情報を持ち、エネルギーを利用し、自ら秩序を作り出している。
生命とは、宇宙の法則が生み出した極めて高度な自己組織化システムなのかもしれません。
ここでさらに興味深い問いが生まれます。
生命はなぜ秩序を維持できるのでしょうか。
なぜバラバラにならず、ひとつの身体として機能するのでしょうか。
そして、なぜ人と人の間でも、共鳴や同調のような現象が起きるのでしょうか。
次回は、「生命はなぜ秩序を維持できるのか?」という視点から、生命がどのようにつながり合い、影響し合っているのかを考えてみたいと思います。
今までのテーマのバックナンバー
vol.1『観測する自己を上げること』
vol.2『見ている先の情報が入ってくる』
vol.3『空間を意識する』
vol.4『結果に反応しない』
vol.5『無思考の潜在意識がもたらす影響』
vol.6『仕方ないからの脱却』
vol.7『振り返り、カタチにする』
vol.8『アフォーダンスと観測』
vol.9『情報の地と図を動かす』
vol.10『流れは行き先を知っている』
vol.11『地下の見えない世界が地上の見える世界を守っている』
vol.12『今までの延長線上にない”これから” 』
vol.13『 回転と光の照射』
vol.14『エネルギーの流れを見ようとする』
vol.15『強みを抽出する』
vol.16『偶察力』
vol.17『”ない”に潜むチャンス』
vol.18『エネルギーとは何か?』
vol.19『エネルギーの差が流れを生み出す』
vol.20『物理法則と共に生きる』
vol.21『私たちは何を見ているのだろう』
vol.22『情報は世界を書き換える』
