黙らないでほしい。パパ活で稼いでホストに溶かす女子大生の、嫌悪と欲望──イケメンが好きな醜いフェミニストへ
私は、うまく言えない側の女子大生
私は女子大生をしています。前の記事の人たちみたいに、頭いい言葉は使えない。
「社会構造」とか「搾取」とか、そういう難しいことは説明できない。言葉を選ぶのも下手だし、言い方を間違えて、あとから自分で自分に引くことばっかり。
でも、黙りたくない。 あの人たちが難しい言葉で殴り合ってる一番下の場所で、実際に身体を張ってるのは私だから。
うまく言えないまま、今の私の場所で見えてるものだけ書く。これは、パパ活で稼いで、ホストに溶かして、それでも息をしている私の話。

お金がない。だからパパ活をしてる
お金がない。学費も生活費も、普通に足りない。バイトだけだと無理な月がある。
実家が太くないのは最初からわかってた。わかってたのに、詰む。
だからパパ活をしてる。始めた頃は「ごはんだけ」とか、自分に嘘をついてた。でも、実際はそんなにきれいじゃない。
会って、ニコニコして、距離を詰められて、触られて、流されて、終わったら現金。それで生活が回る。回ってしまう。シャワーを浴びても落ちない「何か」が肌に残る気がする。
私はそれが大嫌い。自分が大嫌い。相手も大嫌い。全部が気持ち悪い。それなのに、またやる。金が必要だから。

オジが嫌い。でも金が欲しい
オジが嫌い。話が長い。武勇伝が長い。人生論が長い。急に偉そうになるくせに、急に優しくなって、こっちの表情を値踏みしてくる感じがする。
私のことを「若い子」という記号として扱うくせに、「俺たちは心が通じ合ってる」みたいな対等な顔をしてくるのも嫌い。
「頑張ってるね」「賢いね」って言いながら、結局欲しいのは私の身体じゃんって思う。
そう確信した瞬間、一気に冷める。 でも冷めても帰れない。笑顔を張り付けたまま、相槌を打つ。金が欲しいから。
私はオジが嫌いなのに、オジの金で生きてる。この矛盾を、私はまだ自分の中で処理できてない。

ホストに行くのは、あそこだけ呼吸できるから
ホストに行く。ホスト代を稼ぐためにパパ活してる。それはそう。
でも、パパ活のあとって、身体が芯から冷たくなる。自分が空っぽになる。その空っぽのまま家に帰ると、たぶん心が潰れる。だから、稼いだお金を握りしめて、その足でホストに行く。
自分で自分を壊して、治すためにお金を払ってる。バカみたいって自分でも思う。
でも、担当が笑ってくれる。名前で呼んでくれる。「今日来たの嬉しい」って言う。
顔がいい。声がいい。距離の詰め方が、オジと違う。
オジみたいに「買った」顔をしない。そこがずるい。
金を払ってるのは私なのに、私がちゃんと「女の子」として扱われてる気がする瞬間がある。
その瞬間だけ、自分が少しマシな人間に戻る。それが生きがいになってるのは、たぶん本当。

金欠でも行く。抑えたいのに、当たったら行く
節約しようって思う。今月は控えるって思う。
でも、担当から連絡が来たら行く。イベントが近いって聞いたら行く。機嫌が悪いって聞いたら行く。
金欠なら行けない。それもわかってる。なのに、行く方法を探し始める。 食費を削る。美容を削る。睡眠を削る。たぶん尊厳も削ってる。
それで貧乏になる。貧乏になって、またパパ活が増える。
このループを止めたいって口では言いながら、止める気があるのか自分でもわからない。
私はイケメンが好き。イケメンとセックスしたい
私はイケメンが好き。顔がいい男が好き。目がいい男が好き。笑うとこが好き。匂いが好き。手が好き。
イケメンとセックスしたい。これを言うと、軽い女って顔をされるのも知ってる。
でも、私は軽いのかもしれない。軽いまま、欲しいものを欲しいって言いたい。
金も欲しい。安心も欲しい。好きな男も欲しい。全部欲しい。

あの「イケメンが好き」の記事を読んで、私は勝手に許された気がした
[最初の記事] を読んだ。フェミニストかどうかとか、正直よくわからない。私はそういう言葉が載った辞書を持ってない。
でも、文章が強かった。言葉が上手かった。自分の汚さを隠さずに出してる感じがした。
「イケメンが好き」って書いてあった。それを読んだ瞬間、私は勝手に許された気がした。
私の欲望って、いつも誰かに消される。笑われる。叱られる。「そんなこと言っちゃだめ」って蓋をされる。
なのに、あの記事には、それがそのまま置いてあった。 私はそれが嬉しかった。
「いなくなればいいのに」を読んで、私は自分の中にもあるのを知った
その記事の中に「いなくなればいいのに」みたいな言葉があって、私はドキッとした。私も思うから。
しつこい男。距離感がおかしい男。断っても引かない男。勝手に好意を持って勝手に傷つく男。こっちの「嫌」を踏みにじる男。
そういうのが視界に入ると、いなくなれって思う。私も、それがきれいな感情じゃないことも知ってる。でも止められない。

「中年ブサメン」のトラックバックは、ただただ気持ち悪かった
[トラックバック記事] も読んだ。ごめん、私はあれを、丁寧に読めない。
頼んでもないのに、いきなり目の前で汚いものを出された感じがした。「ほら」って。隠しておいてほしい中身を、無理やり見せつけられた事故みたいな気分。
精液とか血膿とか、そういう単語が、文字じゃなくて、なんか生々しい「モノ」として飛んでくる感じが無理だった。
読んでるだけで汚い。頭の中がベタベタする。すぐに目を逸らしたくなる。
「号泣した」とか書いてあっても、私は同情できなかった。ただ気持ち悪いと思った。消えてほしいと思った。これが私の正直。嫌悪感以外の言葉が出てこない。
たぶん私は、こういうところが本当に意地悪なんだと思う。でも今は、意地悪な自分のまま書く。無理なものは無理だから。

「強者男性」のトラックバックは、現実にいる気がして気持ち悪かった
[もう1つのトラックバック記事] も読んだ。あれは、別の気持ち悪さだった。
私はああいう男をちゃんと知らない。テレビとかの世界の話だと思いたい。でも、たぶん近くにいる。
同級生の中に、そういう男を父親に持ってる子が一人いる気がする。育ちが良くて、おっとりしてて、お父さんを尊敬してるけど、家の外の顔は何も知らない感じの子。
それとは別に、そういう男に遊ばれてる同級生もまた別にいる気がする。ある日急にブランド物が増えて、生活の匂いが変わる瞬間がある子。
その二人が、私の近くにどっちもいる。確信はない。でも、ある。
だからあの文章が気持ち悪かった。奥さんとそれ以外を分けて、黙って処理して、何もなかった顔をする感じが気持ち悪かった。私はこれを説明できない。 ただただ、冷たくて怖い。

私はホストで自己肯定して、そのまま誰かを見下ろしてる
これは自覚があるようで、たぶん自覚がないやつ。
ホストに行って、ちょっと満たされると、急に強気になる。地味に真面目に生きてる子を「つまんない」と思ったりする。パパ活を「割り切ってます」みたいに言う女を見て、私のほうが本気だと思ったりする。オジに媚びてる女を見て、私は違うと思ったりする。
でも現実は、私はパパ活してるし、ホストに貢いでるし、全然違わない。それなのに、誰かを軽蔑するほうに逃げる。逃げると、少しだけ楽になるから。
こういう自分が気持ち悪い。でも、気持ち悪いまま、私は今日もやる。

黙らないでほしい
私は、うまく言えない。正しくも言えない。
でも、あの人の「イケメンが好き」は、私の味方だった。私の汚さの置き場所だった。
私は、今日も金が欲しい。今日もイケメンが好き。今日もホストに行きたい。今日もオジが嫌い。今日も、嫌な男はいなくなれって思う。
こんな低い場所の声でも、あの人たちの話の端っこに置いてほしい。黙らないでほしい。

