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~「読む側」も、こんなにしんどい~日報マネジメントの誰も言わない本音

日報について書いていると、
どうしても「書く側」の話が中心になります。

部下が忙しい。
書く時間が取れない。
何を書けばいいかわからない。

でも今日は、
あえてあまり語られてこなかった話をします。

日報を“読む側”の、正直しんどいという気持ちについて、書いてみたいと思います。



「読むの、正直しんどい」と思っていた

ある仕事が立て込んでいる日のことです。

早く自分の仕事を片付けたいのに、
目の前には、まだ終わっていないタスクの山。
そして、未読の日報。

自分の仕事は終わらない。
そして、日報も読めていない。

しかも日報は、
部下が待っているので、
翌日には必ず返事を返さないといけない。

結果、
日報の返信が、毎日の最優先事項になるわけです。

あの頃の私は、
心の中で何度もこう思っていました。

「もう、日報やめようかな」
「コメントじゃなくて、スタンプで済ませられないかな」

正直皆さんも、
部下のためにやっていることで、
正直しんどいなと思ったことが
いっぱいあるんじゃないでしょうか。


書くのが大変。でも、読むのも大変なんです

部下はよく言います。
「日報を書く時間を取るのが大変です」と。

それは、本当にその通りだと思います。

でも、
読む側だって大変なんです。

書くのは一人分。
読むのは、全員分。

それでも私は、
「読む時間がない」とは言えませんでした。

なぜなら、
日報を書くことをお願いしている立場だから。

部下の時間を使ってもらっている以上、
自分が時間を使わないのはフェアじゃない。

そんな義務感が、
ずっと心の中にありました。


義務で読む日報は、相手にも伝わる

正直に言います。

何度も、
「今日は流し読みしたい」と思ったことがあります。

自分の仕事が終わらず、
遅くまで残業して、
心に余裕がなくなっていた時期。

「やらなきゃ」という義務感だけで、
日報を読んで、コメントを書いたこともあります。

でも、あとから気づきました。

「その空気は、必ず相手に伝わる」と。

特に、紙の日報は、
相手の気持ちが伝わりやすいです。

文字の丁寧さ、雑さ。
行間。
筆圧。

書いている人の気持ちが、
不思議なくらい文字に表れます。

同じように、読む側の気持ちも、
コメントを書くときの文字で、
書いたときの感情が
伝わってしまうのです。

要するに、
読む側が疲れていると、
部下も、それを敏感に感じ取るわけです。

これは、
人が書いた文字をよく見ている人には、
共感してもらえるのではないでしょうか。


それでも、やめなかった理由

それでも私は、
日報をやめようとは思いませんでした。

理由は、
雑談をしている時に話してくれた
部下の一言でした。

「毎日のコメント、楽しみにしてるんです!」

その言葉を聞いたとき、
正直、嬉しかったし、
これまでの苦労が報われた気がしました。

「ああ、ちゃんと届いているんだ」と
思ったんです。

日報を読むのがしんどかったのは事実です。
でも、それは無駄だったわけじゃない。

続けてきたからこそ、
部下との信頼関係が、
少しずつ積み上がっていきました。

そして私は、
こう考えるようになりました。

日報は、
部下との信頼関係をつくり、
部下が仕事をしやすい環境を整えるもの。

そうすることで、
結果的にチームの仕事が回り、
いつか自分の仕事も楽になる。

日報は、
マネジメントそのものなんだなと
考えるようになりました。


疲れているのは、あなただけじゃない

もし今、
日報を読むのがつらい。
マネジメントがしんどい。
そんなふうに感じているなら。

それは、
あなたが弱いからでも、
やり方が間違っているからでもありません。

ちゃんと向き合ってきたから、疲れている。
それだけです。

部下のことを考え、
時間を使い、
言葉を選びながら、
毎日、関係を積み上げてきた。

その過程がなければ、
この疲れは生まれません。

そして、その努力は、
あなたが思っている以上に、
部下に届いています。

今はまだ、
成果として見えないかもしれない。
手応えがなく、不安になる日もあると思います。

それでも大丈夫です。

疲れているのは、
あなただけじゃない。

同じように悩み、
同じように踏ん張ってきた
マネージャーは、必ずいます。

だからどうか、
「しんどい」と感じている自分を
責めないでください。

その感情は、
マネジメントを本気でやってきた人にしか
持てないものなのですから。

また、次のお話でお会いしましょう。


📘 この連載について

このnoteは、
「日報」を通じて、部下との関係が変わっていった
実体験をもとにした連載です。

これまでのお話はこちらから読めます。

  • 第1話|たった5分の日報が、部下を自走させた。指示しないマネジメントで起きた2週間の変化
    👉こちらからどうぞ

  • 第2話|~日報は「薬」と同じ?~2週間で部下が変わる「プラシーボ効果」の魔法
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  • 第3話|日報がうまくいかなくなった理由―マネージャーの正論が招いた失敗談
    👉こちらからどうぞ

  • 第4話|~「読む側」も、こんなにしんどい~日報マネジメントの誰も言わない本音
    👉こちらからどうぞ

  • 第5話|日報が「交換日記」になった瞬間~管理をやめたら、部下との信頼が深まったマネジメントの話~
    👉こちらからどうぞ

  • 第6話|日報を続けたら、ちゃんと楽になる日が来る~日報が、上司と部下を同時に育てた話~
    👉こちらからどうぞ

  • 第7話|~部下が「文句」を書き始めた日~日報が“安心・安全な場”になったサイン
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  • 第8話|~「任せるのが怖い」から抜け出せた理由~交換日記日報が教えてくれたマネジメントの本質
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  • 第9話|~「任せるのが怖い」から抜け出せた理由~交換日記日報が教えてくれたマネジメントの本質
    👉こちらからどうぞ

  • 第10話|日報をやめようと思った日に、部下がくれた言葉~交換日記日報が報われた瞬間~
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