質問1595:サーブが入らないとき、本当のセカンドサーブは同じ気持ちで打つしかない?
吉田様
ダブルセカンドを実践しています。
セカンドのつもりで打つサーブはノールックでボールの毛を見て打っています。
サーブが入らないとき、本当のセカンドサーブは同じ気持ちで打つしかないですか?
※※
▶「変わらない自分」でいる
はい、同じ気持ちで打つしかありません。
同じ気持ちで打つのです。
そうやって「変わらない自分」でいることです。
ファーストをフォールトしたら、「しまった」「次はああしよう」「こうしよう」と変わって(考え出して)しまいがちです。
そこを、あたかも何ごともなかったかのように、「変わらない自分」でいます。
こちらの方は、ミスしても「眉ひとつ動かさない」と言います。
「しまった」「ごめん」「悪い」などと口を衝くのは、変わってしまっているわけですね。
▶「浮く」ことを怖れない
あるいは「ヤニック・シナーに学ぶ反応しない練習」。
https://note.com/tenniszero/n/n850cf783c35c
https://note.com/tenniszero/n/n850cf783c35c
とんでもないミスを犯したとしても、反応しません。
本家『反応しない練習』(草薙龍瞬著、KADOKAWA/中経出版刊)では、「すべての『苦しみ』は、自分が『反応する』ことから始まっています」と説かれます。
これがスティーブ・ジョブズ流に言えば「Stay Foolish」なのではないでしょうか(関連記事「スティーブ・ジョブズの『ラストメッセージ』」)。
ミスしても「何かあったん?」という風情です。
「何か知らんけど」です(笑)
ミスしても、いちいち反応してしまう同調圧力に屈しない。
そうしていると、周りからは「浮く」かもしれません。
ですからメンタル中級以上であれば、派閥に群れずいられる孤独が、求められる場合もあります。
ご自身は元県3位の実力者ですから、十分該当すると思います。
一匹狼になりましょうと言っているのではなくて、「浮くことを怖れない」のです。
▶何ひとつ欠かせない、かけがえのない「宝物」
特にダブルセカンドであれば、「1本目のセカンド」と何ひとつ意図的に変える必要はないはずですよね 。
それで「本当のセカンド」が入らなかったら、それは「仕方がない」(関連記事「おまけ4・自己肯定感が高まる『実用の5文字』by明石家さんま」)。
それは、今は分からないとしても、そのプロセスは何ひとつ欠かせない、かけがえのない「宝物」です(関連記事「大谷翔平のヒットは『まるでドカベンの殿馬』が生んだ幸運」)。
▶フォールトにも「集中」する
そして失敗を糧とするには、トーマス・エジソンよろしくそれが 失敗ではなく新たな発見とするには、集中するのです(関連記事「お膳立ての成功体験vs.試行錯誤の失敗体験」)。
テニスでいえば、ミスした 「1本目のセカンド」のボールに集中し続けます。
すると脳は、サービスラインやサイドラインやネットの白帯との乖離を見て、エアコンのサーモスタットよろしく、情報をフィードバックして(関連記事「イーっすると!」)、コントロールをどんどん研ぎ澄ませます(関連記事「脳がどんどん、コントロールの精度を高める感覚を学習する!」)。
そのために「1本目のセカンド」をフォールトとした時に、天を仰いだり、しまったとうなだれたりと、反応しないこと。
天を仰いだり、うなだれたりすると、もちろんボールを見続けられないからです。
今までさんざん練習してきたのですから、今さら何かを意識しても、突然入るようになるわけではありません。
変わらない自分のまま、同じ気持ちで打つのです(関連記事「テニスが上達するには『エアコンの仕組み』を利用する」)。
▶体に働きかけるために「思い出す」
あとの話は、前回の補足です。
「思い出す」というのは、「考える」のとは違いますよ。
リラックスしようと考えるのではなく「深呼吸する」「ゆっくり動く」ことで、「体に働きかける」のです(関連記事「心を変えるには『体に働きかける』のがコツ」)。
すると、落ち着く。
「アズイフの法則」で、体験が先で、感情があとからついてきます。
まさか、悲しいから喪失体験をするのではありません。
喪失体験をするから、悲しいのです。
ちなみに「思い出す」については、こちらの著者 ・宇都出雅巳さんが記憶する上で重視していることです。
私は本回答の1行目に結論を書きましたが、「空で言える」ようであれば大丈夫。
思い出せれば、いざという時にきっと役立つと思います。
https://note.com/tenniszero/n/nf766373267bd
https://note.com/tenniszero/n/nf766373267bd
即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
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テニスゼロ代表
吉田無型(よしだ・むけい)
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スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero