見出し画像

義両親へのご挨拶(とこ)#マスクド★note第2弾関係各位へ感謝を込めて

本田すのうさん波さん主催の「マスクド★note第2弾」に覆面作家として参加させていただきました。

※宣伝です

まずは、作品を改めてお楽しみ下さい。


咲へのプロポーズが、結婚への最大関門のはずだった。しかし、咲の実家へ初めて出向いたとき、それは覆された。

ぐるりと囲まれた高い塀。
切れ目のない監視カメラ。
瓦屋根付の鋼鉄の扉。
そしてこちらを睨みつけるスーツの男。
表札には「今藤こんどう」の文字。


え、えぇ!?
マップの住所はここだ。
苗字も合ってる。
大きい家だと思っていたけど、この玄関。
どうみても、8・9・…

「失礼ですが、そこの方」


急に呼び止められた。振り向くとスーツの男のひとりがこちらに歩み寄ってくる。


「は、はぃ…」


「今藤家に何か御用でしょうか?ご回答によっては、それなりの措置を取らせていただきますが?」


言葉遣いは丁寧だが、目は全く笑っていない。
本物だ。下手なウソをつくよりも、本当のことを話すしかないだろう。


「こ、今藤咲さんとお付き合いさせていただいている、中川翔と申します。ご両親に挨拶に伺ったのですが…」


男が一瞬驚いた表情を見せた。
これはただでは帰れない。


すると、男は急に柔和な表情を見せた。


「ああ、咲お嬢の!お待ちしていました。伺っています。さぁ、中へどうぞ」


ガガガ…
鋼鉄の扉がゆっくりと開く。


「中川様、ご到着です!」


「ようこそ、おいでなすって!」


20人ほどの屈強な男達が母屋へ続く道の両サイドで、直立不動で並んでいる。その先には、にやにやしながら待つ咲の姿があった。


「ちょっと、どういうこと?」

「見ての通りよ、さ、こちらへどうぞ」


やはり。
とんでもない子にプロポーズしてしまった。
しかもひとり娘だ。婿養子になった暁には、ってえぇぇ!?

混乱する俺を咲が両親のもとへ案内した。
体格のいいお義父さんと、咲似のスラっとしたお義母さん。

「やぁやぁ、お待ちしていました。はじめまして。今藤巌です。こちらは妻の幸。以後お見知り置きを」

「は、はじめまして!中川翔です!」


俺は声を裏返しながら頭を下げた。横で咲が笑っている。


「ハハハ、まぁそう緊張なさらず。どうぞお座り下さい」

俺はカチコチになりながら席につく。
咲が横でクスクス笑って、お義父さんに目配せをした。


「ほう、勘違いさせたかね」

「な、なんのはなしですか?」

「私の正体のことだよ。実は、建築業なんだ」

「…へ?」

「外にいたのはうちの職人。娘の彼氏を見たいと集まったんだよ。でも、しっかりした真面目な青年だな。今後とも咲をよろしく」

それを聞いて腑抜けた俺を、咲は声を上げて笑うのだった。

(984字)


これをすのうさんに託したわけですが、僕はその後致命的な事実に気づいたのです。


「え、男性覆面作家、僕だけ?」
(正確にはアージさんがいらっしゃったので2人)


思い切り男目線で書いてしまった。
しかも擬態なしで。

あー、下手こいたー。

その思いを確信に変えてくれたのがマイトンさんでした。(ここから正解者紹介です)

カンッペキに当てられてる。

言うことなし。
これはもう参加賞ものの難易度だ。
覆面作家ならぬ丸出し作家だ。

あーあーあ〜〜〜🐦‍⬛

というわけで?
復職準備全振り中で大したことができないため、見事僕を当てていただいた方々の紹介(予想記事もしくは作品記事+宣伝)を持って、「とこ正解副賞」とさせていただきます。

コッシーさん

彩野リィさん

亜麻布みゆさん

ももまろうめこさん

青空ちくわさん

みくまゆたんさん

ひかりさん

紫吹はるさん

あわい雪さん

ぽん子さん

髙塚しいもさん

以上、12名の皆様でした!
多いな!
(公式記事をそのまま引用しています。抜け漏れあればこっそり教えて下さい)

しかし、さり気なく入れたつもりの「なんのはなしですか」やいつもの…のクセで見破られてしまう恐ろしさ。

これ、擬態しても同じだったんじゃね?

(というより、路地裏メンバーによく知っていただいていると捉えるべきか)

では、気を取り直して。

発案・企画・運営いただいたすのうさん、
第2回運営の波さん、
覆面作家の皆様、
予想参加の皆様、

楽しいイベントをありがとうございました!

第3回をお楽しみに!(知らんけど)

とこ

いいなと思ったら応援しよう!