【“好き”って、つまりどういうことかと言いますと――】~恋愛心理学、真面目にふざけて使ってみた~
迷言です
今回作成した恋愛ゲームシナリオ【“好き”って、つまりどういうことかと言いますと――】いかがだったでしょうか?
物語は全5章構成で進み、それぞれの章に対応した心理学テクニックが隠れています。ここでは、使用されている5つの心理テクニックをご紹介します
今回は、そんな全5章のあらすじを振り返りつつ
**「冷静に考えるとおかしい行動」と「本来の正しい使い方」**を対比してご紹介します
冷静に考えるとおかしい行動
初対面でいきなり「第一印象ランキング」を作り、主人公に『仮2位』と宣告。しかも、その理由は「声が低いから、エスプレッソっぽい」
本来の正しい使い方:アンカリング効果
最初に提示された情報がその後の評価に影響する効果。例:「最初に高価格の商品を見せると、後の価格が安く見える」など
冷静に考えるとおかしい行動
ヒロインが「物理的な距離と心の距離をリンクさせる実験」として、主人公との距離を1センチずつ近づけてくる。何も言わずに
本来の正しい使い方:ハード・トゥ・ゲット効果
簡単に手に入らない対象ほど価値があると感じさせる心理。チラ見せや焦らしテクがよく使われます
冷静に考えるとおかしい行動
ヒロインが「この教室だけの秘密」を作りたいと言い出し、わざわざ“黒板の音”をふたりで記録し始める。なぜ音
本来の正しい使い方:自己開示
自分の秘密やパーソナルな情報を明かすことで親密度が高まる心理。特に「ここだけの話」は効果的
冷静に考えるとおかしい行動
学園祭で「ドキドキの実験」として、お化け屋敷をペアで巡る。その後、脈拍を測って「私のせいかもしれない」と真顔で言うヒロイン
本来の正しい使い方:感情の二要因説
身体的興奮(ドキドキ)と、その理由づけが恋愛感情に結びつく心理。吊り橋効果とも関連
冷静に考えるとおかしい行動
和室で正座しながら、湯呑を「好きの距離メーター」として、ちょっとずつ近づけてくる。しかも何も言わずに真顔
本来の正しい使い方:ゲインロス効果
いつもそっけない人が優しくなると、そのギャップで印象が強くなる心理。逆もまたしかり
まとめ 真剣なおかしさが、恋を動かす
本作は、恋愛心理学を“あえてズラして”使った、まじめにふざけた恋愛劇です
でも、おかしな行動の裏には、ちゃんと科学的な根拠が隠れています
「ふざけてるのに真剣」だからこそ、心に残るのかもしれません
最後に、後日談とこの物語のエンディングをお楽しみ下さい
後日談:『次の“好き”を録音しておくために』
結婚式が終わって、少し静かになった夜
白無垢から着替えた私は、式場の控室で、彼――いや、夫になった彼の背中を見ながら、小さな台本を差し出した
『次の“好き”を録音しておくために』
それは、私の新作
B5サイズ、手作り製本、全6章。タイトルも目次も、全部私の手書き
第1章は「起床時の寝ぐせ確認」
第2章は「くしゃみのクセが愛おしい件について」
――ちゃんと録音ポイントも指示してある
これからの日々、好きになる瞬間がもっと増えるなら、記録しておきたいって思った
私が、私自身の“好き”に気づけるように
そして彼にも、届けられるように
ねぇ、あなたはこれからも、毎日、更新される“好き”に付き合ってくれますか?
この台本、まだプロローグしか埋まってないんだから――
↓このシナリオのEDテーマをお楽しみ下さい↓
最後に、他の東堂迷言の迷作もよろしくお願いいたします
