離島の暮らし【夏休み、木の間に…】
… …ガシガシガシガシ… …
朝ごはんに魚の味噌汁と米を食べながら
今日も魚か…
なんて罰当たりな事を思っていた
「今日も今日とて良く鳴くわ」
これは子供の頃には思わなかった事を
今になって思い返してみると
そう思わなかったのかと考えてみた事
夏にセミが鳴くなんて気にも留めないほど
当たり前だった
小学生の夏休み
さあ、今日は何しよう
海水浴は午前と午後の時間に分けられていた
小さい頃は好きな時間に泳いで
監視(大人が交代で見守りと点呼をする)
もなかったっけな
午前に泳ぎ
今、潮が満ちているって事は午後からは
干潮になる、潮が満ちていないと
泳いでてもイマイチ楽しくないから
午後からは神社に行ってセミでも捕まえて
榎木の実でも食べよう
直径7〜8ミリの熟すと黒くなって甘い実
今食べてもたぶん美味しいとは思わないだろう
この西地区の山手の方に神社があって
(あきゃさま)と呼ばれていた
その頃はなんで(あきゃさま)ってよぶのかさえ
知らなかったし
むしろ考えてもいなかった
今の年になって
(あきゃさま)は秋葉神社のことで
火伏せの神様だと知った
だから(あきゃさま)の屋根に登ると火事が起こるって言っていたのか
すみませんでした🙇
子供のした事なのでひらにご容赦ください。
ご飯食べたら
泳ぎに行く
堤防から飛び込んだり
浮き輪で漁船の波に乗ったり
潜ってサザエやアワビを取って食べたり
寒くなったら天然の岩盤浴をする
ピーッ!監視のおばさんの笛がなった
ひとしきり泳いで時間になったので上がらねば
しつこく海からあがないと
「時間て!上がれって」と遠くにいても
呼びに来て叱られるw
海から帰ると玄関出てすぐの所で
タライに水が張ってある
なぜか嬉しそうにオフクロが
「タライに入れあったかいから」とニコニコしてる
たまにしか無いけど
これ嬉しいんだよな
あったかくて気持ちいいから
長風呂?って言うのか?
タライに入って水浴びしてると
背中にチクッと鋭い痛みが走る
アブに噛まれた
イラッとしながらも
「なんで人間を噛むのかな?」なんて考えてしまう
まあ、結論は出ないんだけどw
さあ水浴びも終わった
昼ごはん食べよ
「夏休みになると給食ないから
3食世話やかなきゃならない」と
オフクロが時々こぼしている
まあほとんどソーメンか魚の味噌汁だったけど
私はこの頃ホントにソーメンが嫌いだった
「ラーメン食べたいなあ」と思ってた
ラーメンと言っても
インスタント
むしろインスタントラーメンしか知らなかった
「本物があるんだ」と知ったのはずいぶんあと
昼ごはん食べたら眠くなるから
少し寝る
エアコンなんて洒落たもんないが
潮風だけでも充分涼しかった
夜は寒いくらい
1時間くらい寝たら(あきゃさま)に向かう
海岸線を少し歩き左に曲がって中町に入る
左右に軒先が並んでいる道を
100メートルくらい歩くと
昔の鰯漁の網本の大きな家があるところを
を左に曲がると後輩の女の子の家を通り過ぎ
同級生の家の横の石を積んで造った階段を登ると道路を挟んであきゃさまが正面に見える
神社の階段を登ると社があり
社の脇からまた階段を登ると
栴檀の木や榎木が生えている林があって
そこでセミ取りしたり
榎木の実を食べる
セミも小さい頃は夢中で捕まえたが
今は「捕まえたからって何?」と思っている
カブトムシなら嬉しいがセミはいらないなあ
遊びで捕まえるくらい
網は使った事ない
木登りして手で捕まえていた
あとは竹の先を半分に割き
ブイの字に開いて木切れや竹を挟み
そこに女郎蜘蛛の巣を巻き取って
くっつけて捕まえたりした
まあ結構楽しかったがもういいや
セミはもういいので
榎木に登って実を食べよう
その林には榎木が一本しかない
登り始める
右手かけて左足かけて…右足、左手
もう少し…
あと体ひとつ分登れば座れる所に着く
広がっている少し太い枝に右手をかけて
左手を反対にかけて…もう少しだ
グイっと両手両足で体を持ち上げ
木の又の所に顔を出す
!!!!!ぎゃー!!!!(声は出していない)
顔を出した木の又に
ヘビがトグロを巻き鎌首もたげてこっち見てる
顔との距離10センチ
飛び降りた
いや
落ちたと言った方がいいだろう
一応足から着地したが
もうホントにヘビだけは
勘弁して
ホントにヘビだけは苦手なのだ
ヘビ以外なら
蜘蛛でもムカデでもフナムシでも
蜂でもなんとも思わない
ヘビだけはダメなんだよ
もう背筋がゾ〜っとしたから
帰りました。
ここまでお付き合いいただき
ありがとうございました。
ねこターボ🐈
ヘビだめエピソードは⬇︎こちら
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