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つながりをつむぎ積み重ねるように

組み立てては綴る


言葉がつながる。風景が重なりあう。見え隠れ
する色。交互に関係し合う形。それらが放つ言葉。
一歩踏み出すほどに、位置を動かすほどに、視点
はずれては、深度を前後させ、焦点を変えていく。



時間の層は静かに重なり



褪せゆく色に奥行きを持つ



ざわざわと風がゆれる



島に漂う船の影



建物がまとうのは空の記憶


綴られる言葉を見上げては



青のつながりに手をかざす


空の色を帯びるアートに


いつかの空を思い浮かべる



2025年の芸術祭がつなぐ旅の色や



形や言葉。風景にひかれた線に沿い



空と海の色が連続する作品のもとへと視点をつなぐ



作者が集めたもの、島民が持ち寄ったもの



色がゆるやかにつながり


一枚一枚の布に込められた思いが幾重にも



連なっては、島の輪郭を浮かび上がらせる



積層する海と空の欠片は



揺らぎを作り出し


色のグラデーションを生じさせる



青い記憶で包まれた島には



新たな創造の種がまかれ



アートの花が咲くように、祝祭の色を帯びる
 

海と空の色を拾い集めつなげていく



続く島の道の先に



積み重なる石垣



目に留まる看板



言葉の気配を感じる



島が奏でるゆっくりとした調べに



誘われるように石畳を踏む



古びた看板に図書館の文字


ここは島の図書館で、芸術祭ともつながる場所



旅先でであう言葉の風景にひかれながら


ひとつひとつ積み重ねていく



言葉が生み出すつながりを


欠片が作りだす空間を旅しては



島に漂う時間の中に


色や形を見出して



島の痕跡に触れながら


思い出を積み重ね


島に流れる記憶に沿うように


旅での感覚と、振り返る視点。時間と場所が入り
混じる島への旅を繰り返す。形が持つ言葉の断片が
旅に浮遊する。その間をくぐり抜けるように歩いて
は、散りばめられたつながりをつむぎ組み立てる。
言葉と出会い、手に取ってはかざし、裏返したり、
角度をずらし形を変えて、文章の中に置いていく。
旅は言葉に形を得て、言葉は旅に動き出すように。


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