健康を再定義する ―支援者は、何を手放す必要があるのか―
Your Best Solution代表、五木田穣です。
ここまで、ICFという枠組みを通して、
健康をどう捉え直すか。
人をどう観るか。
その視点を現場でどう使うか。
支援者は何を“改善”と呼んでいるのか。
誰が“ゴール”を決めているのか。
支援者はどこまで関わるのか。
※運動指導者や治療家などの専門職をまとめて、
“支援者”と表現しています。
※また、我々専門職が行うサポートすべてを
“支援”と表現しています。
そんな流れで書いてきました。
さらにもう一つ、避けて通れない問いがあります。
それは、
支援者は、何を手放す必要があるのか。
ということです。
支援者は、よかれと思って多くのものを握りしめています。
正しさ。
焦り。
こうしたほうがよくなる、という見立て。
この順番が最善だ、という経験。
早く変わってほしい、という願い。
何とかしてあげたい、という気持ち。
これらは、どれも、
相手を思う気持ちや、真剣さや、責任感の表れです。
けれど、ときにその“握りしめ”が、
目の前の人の変化を妨げることがあります。
本人のペースよりも、支援者のペースが前に出てしまう。
本人の言葉よりも、支援者の正しさが強くなってしまう。
本人の力を信じる前に、支援者が答えを持ちすぎてしまう。
そう考えると、支援の質を深めるためには、
知識や技術を増やすことだけではなく、
何を手放していくか
もまた、重要だと言えます。
今回は、そのことについて深めてみたいと思います。
支援者は、何を手放す必要があるのか。
本記事では、ICFシリーズの流れを受けながら、支援者の内側にある“握りしめ”について見つめ直していきます。
正しさ。
焦り。
コントロール。
“何とかしてあげたい”という力み。
それらはどれも、真剣さや責任感から生まれるものです。
けれど、ときにそれが、目の前の人の変化を妨げることがあります。
支援の質を深めるためには、知識や技術を増やすことだけではなく、
支援者自身が何を握りしめ、何を手放す必要があるのか、自分自身の在り方を見つめることも大切です。
今回は、そのことについて、YBSの思想と現場感を重ねながら考えていきます。
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