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まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,財団法人日本船舶
標準協会(JMSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調
査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本工業規格である。
これによって,JIS F 7202:1997は改正され,この規格に置き換えられる。
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目
次
ページ
1. 適用範囲 ························································································································ 1
2. 引用規格 ························································································································ 1
3. 種類 ······························································································································ 2
4. 流体の状態と最高使用圧力との関係 ···················································································· 2
5. 構造,形状及び寸法 ········································································································· 2
6. 材料 ······························································································································ 2
7. 検査 ······························································································································ 2
8. 製品の呼び方 ·················································································································· 3
9. 表示 ······························································································································ 3
9.1 ふた又は油こし本体 ······································································································· 3
9.2 油こし本体 ··················································································································· 3
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日本工業規格
JIS
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船用複式油こし
Shipbuilding−Duplex oil strainers
1. 適用範囲 この規格は,船の燃料油及び潤滑油管系に使用する複式油こし(以下,油こしという。)に
ついて規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の一部を構成する。こ
れらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0205-1 一般用メートルねじ−第1部:基準山形
JIS B 0205-2 一般用メートルねじ−第2部:全体系
JIS B 0205-3 一般用メートルねじ−第3部:ねじ部品用に選択したサイズ
JIS B 0205-4 一般用メートルねじ−第4部:基準寸法
鋳鉄製管フランジ
JIS B 2401
Oリング
永久磁石材料
船舶機関部管系用ガスケット及びパッキン使用基準
船用こし器の検査通則
船用油こしの金網の使用基準
船用単式油こし
JIS F 7387
船用青銅16Kコック
一般構造用圧延鋼材
冷間圧延鋼板及び鋼帯
圧力配管用炭素鋼鋼管
軟鋼線材
硬鋼線材
機械構造用炭素鋼鋼材
ステンレス鋼線
ばね鋼鋼材
ねずみ鋳鉄品
球状黒鉛鋳鉄品
銅及び銅合金の板及び条
銅及び銅合金棒
銅及び銅合金線
銅及び銅合金継目無管
銅及び銅合金鋳物
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3. 種類 油こしの種類は,本体の鋳物材料及びOリングの材料によってF形,M形及びD形とする。
また,グランド部の構造によってGP形及びOR形とする。これらの組合せは,表1及び表2による。
表 1 本体及びOリング材料の種類
種類
本体の鋳物材料
Oリングの材料
F形
JIS B 2401の1種A
M形
JIS B 2401の4種D
D形
JIS B 2401の4種D
表 2 グランド部構造の種類
種類
グランド部の構造
GP形
パッキン箱部にパッキン使用
OR形
パッキン箱部にOリング使用
4. 流体の状態と最高使用圧力との関係 油こしの流体の状態と最高使用圧力との関係は,表3のとおり
とする。
表 3 流体の状態と最高使用圧力の関係
流体の種類
流体温度
60 ℃以下
燃料油
80 ℃以下
F形
潤滑油
最高使用圧力
100 ℃以下
150 ℃以下
D形
F形
M形
D形
備考 F形使用の条件でD形又はM形を,M形使用の条件でD形を使用することができる。
5. 構造,形状及び寸法 油こしの構造,形状及び寸法は,付図1及び付図3のとおりとし,本体厚さa
+15
の許容差は,
−10
%とする。
ただし,許容差の計算値が1 mm未満の場合は,許容差は1 mmとする。また,高メッシュ(250メッシ
ュ以上又は50 μm以下)金網を装備する油こしは,その構造及び取付けについて十分注意する必要がある。
6. 材料 油こしの材料は,次による。
a) 本体,ふた,コック上部ふた,コック栓及びOリングは,付図2及び付図4のとおりとする。
b) その他の材料は,付図2及び付図4によることが望ましい。
7. 検査 油こしの検査は,JIS F 7200によって,次のa)〜e) について行う。
a) 材料検査
b) 外観検査
c) 寸法検査
d) 組立検査
e) 水圧検査 次の試験圧力で行う。
1) 本体水圧検査 0.6 MPa
2) コックすり合わせ面水漏れ検査 0.44 MPa
ただし,毎分の水漏れ量は,
6 ml
×
呼び径
以下とする。
25 mm
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8. 製品の呼び方 製品の呼び方は,規格の名称又はその略号若しくは規格番号,呼び径及び種類による。
ただし,GP形又はOR形は製造業者が生産方式を決定するため,注文時には省略してよい。
例1. 呼び径25のもので,燃料油の油温60 ℃以下に使用されるもので,パッキン箱部にパッキン使
用のものの場合。
a) 船用複式油こし 25F形−GP形
b) OD 25F形−GP形(ODは船用複式油こしの略号,25は呼び径,F形は本体及びOリング
の材料の種類,GP形はパッキン箱部にパッキンを使用を示す。)
c) JIS F 7202−25F形−GP形
例2. 呼び径50のもので,潤滑油の温度100 ℃以下に使用されるもので,パッキン箱部にOリング
使用のものの場合。
a) 船用複式油こし 50M形−OR形
b) OD 50M形−OR形(ODは船用複式油こしの略号,50は呼び径,M形は本体及びOリング
の材料の種類,OR形はパッキン箱部にOリング使用を示す。)
c) JIS F 7202−50M形−OR形
9. 表示
9.1
ふた又は油こし本体 ふた又は油こし本体の表面に,次の事項を表示しなければならない。
a) 呼び径
例 50
b) Oリング及び本体鋳物の種類
c) 製造業者名又はその略号
9.2
油こし本体 油こし本体の表面に,次の事項を表示しなければならない。
a) 出入口フランジ又は本体表面に流れ方向の矢印
b) 製造年月又はその略号
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単位 mm
Oリング式のもの(OR形)
空気抜きプラグ付きのもの
出入口フランジのボルトねじ穴は,
油こし本体の中心線振分けとする。
パッキン式で空気抜きコック付きのもの(GP形)
呼
び
径
単位 mm
フランジ
ボルト
コック及び本体
こし筒
据付け足
参考
t H1 L3 L4 H2 H3 H4 D1 a l D2 D3 t1 H5 L5 L6 t2 ボ 計算質量
ル
(参
(参
中心
数 ねじ
ト
考)
考)
円の
の呼
こし筒 こし
穴
径C
びd1
を含む 筒
25 25 167 196 78角 75 4 M10 14 235 90 105 52.5 80 250 70 7 100 48 67 5 100 128 100 10 12 15.5 0.5
32 32 211 240 95角 90 4 M12 16 315 112 130 75 100 295 90 8 140 67 88 8 120 156 132 14 15 25.0 0.6
備考1. 呼び径25及び32のフランジのボルト中心円の径及び呼び径40のフランジは,JIS B 2239の呼び圧力5 Kの規
定による。
2. ねじは,JIS B 0205-1〜-4の規定による。
3. 空気抜きコック及びプラグは,注文者の指定による。
4. こし筒穴の総面積は,入口面積の約16倍とし,穴の径は8 mm,ピッチは10 mmとする。
5. こし網の網目は,注文者の指定による(JIS F 7207参照)。
6. こし筒の予備は,注文者の指定による。
7. 磁石の要否は,注文者の指定による。また,形状及び取付方法は他の形式としてよい。
8. 部品番号(付図2参照)2,8〜20及び22〜24の部品は,JIS F 7209の規定と共通である。
9. こし筒の構造及びこし網の取付方法は,他の形式でもよい。
10. 計算質量は,GP形のものを示す。
付図 1 呼び径 25〜40の構造,形状及び寸法
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空気抜きプラグ付きのもの
空気抜きコック付きのもの
Oリング式のもの
部品
番号
部品名称
材料
部品
番号
部品名称
材料
18 空気抜きコック
JIS F 7387の規定による。
2 ふた
JIS G 5501のFC200(1)
JIS G 5502のFCD400-15(2)
19 空気抜きプラグ
JIS G 3101のSS400
3 コック栓
JIS H 5120のCAC406
20 ガスケット
JIS F 7102の規定による。
4 パッキン押さえ
JIS G 5501のFC200
21 植込みボルト・ナット JIS G 3101のSS400
5 コックハンドル
JIS G 3101のSS400
22 プラグ
1 本体
6 パッキン
JIS F 7102の規定による。
23 ガスケット
JIS F 7102の規定による。
7 はめ輪
JIS H 5120のCAC406又は
JIS H 3250のC3771BD+
24 Oリング
JIS B 2401の1種A又は4
種D
8 こし筒
JIS G 3101のSS400
25 植込みボルト・ナット JIS G 3101のSS400
9 こし網
JIS H 3260のC2700W又は
JIS G 4309のSUS304
26 空気抜き管
JIS H 3300のC1100T-O
10 こし筒はめ輪
JIS G 3101のSS400又は
JIS G 3141のSPCC
27 パッキン押さえ
JIS G 5501のFC200
28 コックハンドル
JIS G 3101のSS400
12 こし網押さえ板
29 Oリング
JIS B 2401の1種A又は4
種D
13 取っ手兼こし筒押さえ JIS G 4801のSUP3
30 ストッパー
JIS G 3101のSS400
14 十字穴付きなべ小ねじ JIS G 3101のSS400
31 十字穴付きなべ小ねじ
15 ばね座金
JIS G 3506のSWRH42B
32 ボルトナット
16 ふた押さえ
JIS G 4051のS25C又は
JIS G 5502のFCD400-15
33 磁石
JIS C 2502の規定による。
17 ふた押さえボルト
JIS G 3101のSS400
34 ボルトナット
JIS G 3101のSS400
11 底板
注(1) F形及びM形の場合
(2) D形の場合
備考 部品名称で太字のものの材料は,6. a) に規定する材料を示す。
付図 2 呼び径25〜40の部品名称及び材料
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切換表示板を
コック棒に設けたもの
切換表示板を
コック上部ふたに
設けたもの
パッキン式で空気抜きコック付きのもの(GP形)
出入口フランジのボルト穴は,本体の中心線振分けとする。
付図 3 呼び径50〜100の構造,形状及び寸法
コック上部ふたの
パッキン箱部に
Oリング使用のもの(OR形)
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単位 mm
呼
び
径
フランジ
ボルト穴
ボルト
のねじ
の呼び
全体の
高さ
(参考)
本体及びコック
(参考)
中心円
の径C
数
単位 mm
呼
び
径
こし筒
ねじの
呼び
据付け足
ボルト
穴
こし筒
穴の面
積比
(約)
こし筒
を含む
こし筒
備考1. フランジの寸法は,JIS B 2239の呼び圧力5 Kの規定による。
2. ねじは,JIS B 0205-1〜-4の規定による。
3. 空気抜きコック及びプラグは,注文者の指定による。
4. こし筒はそれぞれ穴の径8又は12 mm,穴のピッチは10又は15 mmとする。
5. こし網の網目は,注文者の指定による(JIS F 7207参照)。
6. こし筒の予備は,注文者の指定による。
7. 磁石の要否は,注文者の指定による。また,形状及び取付方法は他の形式としてよい。
8. こし筒の構造及びこし網の取付方法は,他の形式でもよい。
9. コック上部の構造は,図で示した形状を組み合わせてもよい。
付図 3 呼び径50〜100の構造,形状及び寸法(続き)
参考
計算質量(kg)
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コック上部ふたの
パッキン箱部に
Oリング使用のもの
付図 4 呼び径50〜100部品名称及び材料
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部品
番号
部品名称
1 本体
2 ふた
材料
JIS G 5501のFC200(1)
JIS G 5502のFCD400-15(2)
3 コック上部ふた
部品
番号
部品名称
材料
33 取っ手兼こし筒押さえ JIS G 4801のSUP3
34 磁石
JIS C 2502の規定による。
35 磁石取付金物
JIS H 3250のC3771BD
4 コック栓
JIS H 5120のCAC406又は
JIS G 5502のFCD400-15
36 磁石押さえ
JIS H 5120のCAC406
5 パッキン押さえ
JIS G 5501のFC200
37 位置決めピン
JIS G 3101のSS400
6 コック棒
JIS G 3101のSS400
38 十字穴付きなべ小ねじ JIS H 3260のC2700W
7 コック切換ハンドル
JIS G 4051のS25C
39 六角ナット
JIS G 3101のSS400
8 座金
JIS G 3101のSS400
40 割りピン
JIS G 3505のSWRM12
41 植込みボルト
JIS G 3101のSS400
9 六角ナット
10 割りピン
JIS G 3505のSWRM12
42 六角ナット
11 カラー
JIS G 3101のSS400
43 植込みボルト
12 コック引上げハンドル JIS G 4051のS25C
44 六角ナット
13 揚程ねじ
45 植込みボルト
14 ねじはめ輪
JIS H 5120のCAC406
46 六角ナット
15 回り止め小ねじ
JIS G 3101のSS400
47 パッキン
JIS F 7102の規定による。
16 ふた押さえ
JIS G 4051のS25C又は
JIS G 5502のFCD400-15
48 Oリング
49 Oリング
JIS B 2401の1種A又は
4種D
JIS G 3101のSS400
50 切換表示板
JIS H 3100のC2600P
51 止め板
JIS H 3100のC2801P
52 ガスケット
JIS F 7102の規定による。
53 プラグ
JIS G 3101のSS400
17 支えボルト
18 ふた押さえボルト
19 こし筒はめ輪
20 こし筒
JIS G 3101のSS400又は
JIS G 3141のSPCC
21 こし筒底板
22 こし網
23 こし網押さえ
24 こし網押さえ
54 ふた用取っ手
JIS H 3260のC2700W又は
JIS G 4309のSUS304
55 ガスケット
JIS F 7102の規定による。
56 空気抜きコック
JIS F 7387の規定による。
JIS G 3101のSS400又は
JIS G 3141のSPCC
57 空気抜き管
JIS G 3454のSTPG370又は
JIS H 3300のC1100T-O
25 こし網押さえ
58 十字穴付きなべ小ねじ JIS G 3101のSS400
26 十字穴付きなべ小ねじ JIS G 3101のSS400
59 十字穴付きなべ小ねじ
27 六角ナット
60 ネックワッシャ
JIS G 4051のS45C
61 Oリング押さえ
JIS H 5120のCAC406
62 Oリング
JIS B 2401の1種A又は
4種D
63 切換表示板
JIS G 4309のSUS304
64 ダブルナット
JIS G 3101のSS400
28 六角ボルト
29 ばね座金
JIS G 3506のSWRH62B
30 ばね座金
31 磁石取付棒
32 磁石取付棒支え板
JIS G 3101のSS400
65 平座金
注(1) F形及びM形の場合
(2) D形の場合
備考 部品名称で太字のものの材料は,6. a) に規定する材料を示す。
付図 4 呼び径50〜100部品名称及び材料(続き)
関連規格 ISO 5208 Industrial valves−Pressure testing of valves