「リカバリ」と「リストア」の違い
予備知識
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| バックアップ | 同じ物を複製して保管しておくこと |
それぞれの用語の意味
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| リカバリ | 「やっちまった~!」な状態を何とかあれやこれやして「ドンマイ!」って言ってもらえる状態に立て直すこと。あるいは、パソコンさんを買ったときの状態に戻すこと |
| リストア | バックアップしておいたやつを突っ込むこと。あるいは「復元する」とか「修復する」とか、そんな感じの意味 |
似ているところ
どちらも、何かおかしくなった状態から正常な状態に戻すときにやる作業です。
違うところ
やることが違います。
私の理解では
リカバリ:良い感じだったときの状態に戻す
リストア:バックアップを突っ込む
です。
それぞれの用語を日本語にすると
リカバリ:復旧
リストア:復元
です。
リストアはリカバリに含まれると解釈しています。
「リカバリ(復旧)作業の一環としてリストア(復元)作業をする」と言えばイメージできるでしょうか。
※ちょっとウソをついています。ウソの内容が気になる方は、後で「備考」欄を読んでやってください。
例えば、ピヨ太君のパソコンがラリラリになったとしましょう。

幸い……と言えるかは分かりませんが、ピヨ太君の手元には昨日の時点のバックアップが ありました。
ピヨ太君はバックアップをラリラリになったパソコンさんに突っ込みます。

ピヨ太君が突っ込んだのは「昨日の時点」のバックアップです。
今日やった作業分のデータは消え失せています。

仕方がないので、もう一度データを入力しました。

これでパソコンさんはラリラリになる前の状態に戻りましたね。

この話において、ピヨ太君のやった「バックアップを突っ込む作業」がリストアです。

リストア作業も含む「パソコンさんがラリラリになる前の状態に戻す作業(=リストア+今日の分のデータ入力)」がリカバリです。

個人的な使い分け
「やべー状態を直す」作業であれば、すべて「リカバリ」と呼んでいます。
わざわざ「リストア」と言うのは「あっ、バックアップを突っ込むだけですから。他のことは、やらないですよ」と言外に強調したいときです。
あるいは「バックアップを取った対象とは別の対象にバックアップを突っ込む」ときは「リストア」と表現しています。
備考
話を単純化するためにウソをつきましたが「リストアはリカバリに含まれる」というのは違います。
リストアは必ずしも「何かおかしくなった状態から正常な状態に戻す」ときだけにやるわけでは ありません。
例えば、古いパソコンでバックアップしたやつを新しいパソコンに突っ込むのも(多分)「リストア」と言います。

データベースなんかでも多分そうですよね。
ピヨピヨデータベースVer1で取ったバックアップを新しいピヨピヨデータベースVer2に突っ込む作業も「リカバリ」とは呼ばないけど「リストア」とは呼ぶはずです。






