「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典イメージぴよ画像「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

NAND演算【論理演算】

pointこの用語のポイント

point論理演算だよ

pointAND演算したのをNOT演算するよ

pointひとつでも偽なら真、そうでなければ(すべて真なら)偽になるよ

スポンサーリンク

簡単に書くよ

NAND演算【論理演算】(読:ナンドエンザン 英:logical NAND operation)とは

「真(true)」と「偽(false)」のどっちになるかな?を判定する演算(論理演算)のひとつ
であり

「1つでも『偽』だったら『真』になるよ。全部『真』だったら『偽』になるよ」なやつ
です。


image piyo

詳しく書くよ

順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として

論理演算
AND演算
NOT演算


について説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。

論理演算は「true」と「false」のどっちになるか判定する演算です。

NAND演算

普通の足し算とか引き算では数字が出てきますよね。

NAND演算2

論理演算では数字は出てきません。
出てくる値は「真(true)」と「偽(false)」だけです。

NAND演算3

ただし、コンピュータの世界では

1:真(true)
0:偽(false)


と見なすことが多かったりします。
例えば

1 AND 0

であれば

真 AND 偽

を意図しています。

NAND演算4

※あくまで「見なすことが多い」というだけで実際には決めの問題です。例えば「0:真」「1:偽」として扱うという独自ルールを決めていることもあり得ます。

論理演算で出てくる値は「真(true)」と「偽(false)」だけです。
計算結果も「真(true)」と「偽(false)」のどちらかになります。

NAND演算5

「演算」というと値に対して何かするイメージを持つでしょうけどね。
あまり、そのイメージにとらわれない方が良いと思います。

何かがあります。
それに対して何かをします。
その結果が「真(true)」になるか「偽(false)」になるか判定するのが論理演算です。

AND演算は「複数の命題のうち、すべて真であれば真、そうでなければ偽と判定する論理演算」です。
「全部正しくないとダメだよ」と100点満点しか認めてくれないやつです。

NAND演算6

試しに2つの値の組み合わせで考えてみましょう。
論理演算において、2つの値の組み合わせは

1.「0(偽)」-「0(偽)
2.「0(偽)」-「1(真)
3.「1(真)」-「0(偽)
4.「1(真)」-「1(真)


の4パターンあり得ます。

NAND演算7

それぞれのAND演算は

1.「0(偽)」AND「0(偽)」→「0(偽)」
2.「0(偽)」AND「1(真)」→「0(偽)」
3.「1(真)」AND「0(偽)」→「0(偽)」
4.「1(真)」AND「1(真)」→「1(真)」


です。

NAND演算8

すべて「1(真)」の場合のみ「1(真)」になります。

NAND演算9

NOT演算は「命題が真であれば偽、偽であれば真と判定する論理演算」です。
身も蓋もない言い方をすると「逆にするよ」なやつです。
0点(NG)だったら100点(OK)になります。
100点(OK)だったら0点(NG)になります。

NAND演算10

試しに「1(真)」と「0(偽)」で考えてみましょう。
NOT演算すると

1.「0(偽)」→「1(真)」
2.「1(真)」→「0(偽)」


に なります。

NAND演算11

逆になっていますよね。

以上を踏まえて

複数の命題のうち、ひとつでも偽であれば真、そうでなければ(すべて真なら)偽と判定する論理演算

が「NAND演算」です。
全部正しかったらダメ、100点満点は認められないやつです。

NAND演算12

パッと見では難しく思えるかもしれませんけどね。
実際には、そこまで難しくありません。
NAND演算は

AND演算をNOT演算したやつ

です。

試しに2つの値の組み合わせで考えてみましょう。
論理演算において、2つの値の組み合わせは

1.「0(偽)」-「0(偽)
2.「0(偽)」-「1(真)
3.「1(真)」-「0(偽)
4.「1(真)」-「1(真)


の4パターンあり得ます。

NAND演算13

それぞれのAND演算は

1.「0(偽)」AND「0(偽)」→「0(偽)」
2.「0(偽)」AND「1(真)」→「0(偽)」
3.「1(真)」AND「0(偽)」→「0(偽)」
4.「1(真)」AND「1(真)」→「1(真)」


です。

NAND演算14

これをNOT演算するのです。
「1(真)」と「0(偽)」を逆にします。

そうすると

1.「0(偽)」AND「0(偽)」→「0(偽)」→「1(真)」
2.「0(偽)」AND「1(真)」→「0(偽)」→「1(真)」
3.「1(真)」AND「0(偽)」→「0(偽)」→「1(真)」
4.「1(真)」AND「1(真)」→「1(真)」→「0(偽)」


に なります。

NAND演算15

いかがでしょう。
「0(偽)」を含まない

4.「1(真)」-「1(真)

の組み合わせのみ「0(偽)」になりましたよね。

NAND演算16

このような

AND演算をNOT演算したやつ

がNAND演算です。


image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「NAND演算」って単語が出てきたら「ひとつでも偽であれば真、そうでなければ(すべて真なら)偽になるんだな~」と お考えください。

一番上に戻るよ
スポンサーリンク
書籍画像074
書籍画像070

おまけ

■訳してみるよ

「NAND(ナンド)」は「not and(ノット・アンド)」の略です。
「not(ノット)」の意味は「~でない」とかです。
否定を意味します。
「and(アンド)」の意味は「そして」とか「~と」とかです。
「演算」は日本語ですね。
何となく くっつけると

「『そして』……ではない」演算

となります。





書籍画像
わわわ説明術コラム
宣伝だよ
「分かった!」と思わせる説明の技術 知識ゼロの相手にも伝わるようになる本【Audible】
タヌキとキツネ
マンガでわかるITパスポート