クリプトジャギング
言い間違いとか書き間違い……までは言い過ぎかもだけど違和感を覚える人が多いと思うよ
「クリプトジャッキング」という言い方の方が一般的だよ
簡単に書くよ
クリプトジャギング(英:cryptojacking)とは
「クリプトジャッキング」の言い間違いとか書き間違い……までは言い過ぎかもしれないけど、違和感を覚える人が少なくないと思うよ!な表現。
クリプトジャッキングは
仮想通貨(暗号資産)
(本物のお金とか物とかサービスと交換できる(本物のお金とは違う)電子データ)の話で出てくるマイニング
(仮想通貨の仕組みにおいて、とある早い者勝ちの計算(?)問題を解いて、報酬の仮想通貨をもらえるように頑張ること)目的でやる悪いこと
であり
コンピュータウイルス
(コンピュータに入り込んで悪さをするプログラム)を仕込んだりなんだりすることによって、そのコンピュータの持ち主に分からないようにしながら無断で、そのコンピュータを使ってマイニングすること
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として
・ブロックチェーン
・仮想通貨(暗号資産)
・マイニング
・クリプトジャッキング
について説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
ブロックチェーンは、すんごい大雑把に説明すると「データベースみたいなもの」です。
ただし、データベースが1つの大きな箱のイメージなのに対し、ブロックチェーンはたくさんの小さな箱が紐でつながっているイメージです。
仮想通貨は「みんなが『これは、お金ってことにしようぜ!』と決めた電子データ」です。
「暗号資産」とも呼ばれます。
「お金ってことにしようぜ!」と決めたので、支払うときに使えます。
本物のお金と両替したりもできます。
ただし、あくまで「決めた」だけです。
本物のお金(円とかドルとか)とは違います。
全世界規模で使えるポイントカードのポイントみたいなイメージですかね。
……とチマチマ書いてみましたが、実は「資金決済に関する法律」という法律の「第一章 総則 (定義)第二条 5」で「仮想通貨というのは、こーゆーやつですよ!」と定義されています。
内容は以下の通りです。
5 この法律において「暗号資産」とは、次に掲げるものをいう。ただし、金融商品取引法(昭和二十三年法律第二十五号)第二条第三項に規定する電子記録移転権利を表示するものを除く。
一 物品を購入し、若しくは借り受け、又は役務の提供を受ける場合に、これらの代価の弁済のために不特定の者に対して使用することができ、かつ、不特定の者を相手方として購入及び売却を行うことができる財産的価値(電子機器その他の物に電子的方法により記録されているものに限り、本邦通貨及び外国通貨並びに通貨建資産を除く。次号において同じ。)であって、電子情報処理組織を用いて移転することができるもの
二 不特定の者を相手方として前号に掲げるものと相互に交換を行うことができる財産的価値であって、電子情報処理組織を用いて移転することができるもの
漢字が多くて読む気が失せますね。
この説明を書いている時点の情報ですが、日本銀行のホームページ(https://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/money/c27.htm/)には以下のような説明が載っていました。
「暗号資産(仮想通貨)」とは、インターネット上でやりとりできる財産的価値であり、「資金決済に関する法律」において、次の性質をもつものと定義されています。
(1)不特定の者に対して、代金の支払い等に使用でき、かつ、法定通貨(日本円や米国ドル等)と相互に交換できる
(2)電子的に記録され、移転できる
(3)法定通貨または法定通貨建ての資産(プリペイドカード等)ではない
こっちは、ちょっと読みやすいですね。
支払うときに使ったり本物のお金と交換したりできるけど、本物のお金とは違うやつだよ!
と言っているのでしょう。
ということで、なんとなく意訳すると
本物のお金っぽく使えるけど本物のお金とは違うデータ
が仮想通貨です。
一般的な仮想通貨の場合、取引履歴がブロックチェーンで保管されていることが多かったりします。
その結果、データの管理者的な役割の人がいらなかったり、取引履歴を書き換えて自分の分を増やしたりするのが大変だったり、あーだこーだなのです。
マイニングは「仮想通貨の仕組みにおいて、とある早い者勝ちの計算(?)問題を解いて、報酬の仮想通貨をもらえるように頑張ること」です。
取引履歴がブロックチェーンで保管されているビットコインとかの仮想通貨では、結構な頻度で「この問題を解いてみろやぁ!」な計算(?)問題が出されます。
「なんで、そんな問題が出されるの?」と疑問を覚える人もいるでしょうが、とりあえず気にしないでください。
今の時点で考えると混乱すると思います。
この計算(?)問題には報酬が付いています。
「最初に正しい答えを出した人に仮想通貨をあげるよ」なのです。
それを踏まえて「最初に正しい答えを出した人に仮想通貨をあげるよ」な計算(?)問題を解いて報酬の仮想通貨をもらえるように頑張るのがマイニングです。
ちなみに「計算(?)問題」という書き方をしているのは、個人的に「これって『計算』問題と呼べるのかな?」と思っているからです。
例えば、そうですね。
ここに何かを入れると何かが出てくる箱が ありました。
何を入れると何が出てくるかは分かりません。
ここで問題です。
何を入れるとケーキが出てくるでしょうか?
これは頭で考えても分かりませんよね。
何を入れると何が出てくるか分からないのですから。
知りたかったら、ケーキが出てくるまで目につくものを片っ端から箱に入れてみる必要があります。
あくまでイメージの話ですが、マイニングで解かなくちゃいけない問題は、これと同じような仕組みになっています。
論理的に答えを導き出す手段がないので、答えになりそうな値を片っ端から当てはめてみるしかありません。
この行為は、とりあえず地面を掘ってみて価値のある鉱物を探す作業と似ていますよね?
……と感じるかは人それぞれですが、だから「マイニング」という呼び名が付いています。
英単語の「mining(マイニング)」の意味は「採鉱」とか「採掘」とかね。
あと、人によってはマイニングのことを
・ブロックチェーンに新しいブロックを追加する作業
・取引の内容を承認する作業
などと説明している場合も あります。
これらの説明は、どこを切り取って見ているが違うだけで、実質的に同じです。
計算(?)問題を解いた人が、ブロックチェーンにブロックを追加し、取引の承認と取引記録の追記をやることになっているからです。
クリプトジャッキングは「他人のコンピュータを無断で使ってマイニングする悪いこと」です。
マイニングは「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」作戦しか取れません。
そのため、性能の良いコンピュータを たくさん用意できた方が有利だったりします。
短時間で たくさん試せるからです。
そこで悪い人は「他の人のコンピュータもコッソリ使って、たくさんのパソコンでマイニングすれば有利じゃね?」と考えました。
確かに、そうですね。
性能的にはスゴくないパソコンでも数が多ければ有利です。
「塵も積もれば山となる」です。
仮に100回試す必要が あったとしましょう。
1台でやったら100回やる必要があります。
10台でやれば1台あたり10回で済みます。
それだけ「早い者勝ち」しやすくなる理屈です。
しかも自分で10台のパソコンを用意するのは大変です。
もし用意できても、動かすための電気代とかがバカになりません。
それが他人のコンピュータをコッソリ使えばタダです、タダ。
これは、やるしかありませんね。
そんな考えでもって、他人のコンピュータを無断でコッソリ使ってマイニングする悪い人がいます。
この話における
他人のコンピュータを無断で使ってマイニングする悪いこと
がクリプトジャッキングです。
クリプトジャッキングの具体的なやり方については、ここでは触れません。
興味がある方は他のところで勉強してください。
以上を踏まえて
「クリプトジャッキング」の言い間違いとか書き間違い……までは言い過ぎかもしれないけど違和感を覚える人が多いと思うよ!な表現
が「クリプトジャギング」です。
そもそもが英語の「cryptojacking」をカタカナ読みしているだけです。
「クリプトジャギング」でも間違いではないかもしれません。
とはいえ、一般的には「クリプトジャッキング」と表現されます。
こだわりが なければ「クリプトジャッキング」と表現しておいた方が無難だと思います。
一言でまとめるよ
まぁ「クリプトジャギング」って単語が出てきたら「『クリプトジャッキング
(他人のコンピュータを無断でマイニングに使う悪いこと)』のことなんだろうな~」と お考えください。






