間隔尺度
測ったり分類したりするときの基準(尺度)だよ
間隔を判断するためのものだよ
「0」が「無」を意味しないよ
簡単に書くよ
間隔尺度(読:カンカクシャクド 英:interval scale)とは
何かを測ったり分類したりするときの基準(と測るためのルール)を「尺度」と言うのですけどね。尺度の分類のひとつ
であり
時刻や温度のような「アレとコレは、どれくらい離れているの?」を判断するための尺度のこと
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「尺度」について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
尺度は「測ったり分類したりするときの基準」です。
イメージは、ものさし(定規)ですかね。
例えば、そうですね。
ピヨ太君とアクマ君とピヨ子さんがテストを受けました。
テストの結果は、ピヨ太君が30点でした。
アクマ君は80点です。
ピヨ子さんは、なんと!100点でした。すごーい。
この話における「テストの点数」が尺度です。
「テストの結果(≒学力)」を測る基準ですよね。
ちなみに、厳密に考えると「基準」より「ルール」の方がニュアンスとしては近いはずです。
何かを測定・分類するためのルール
が尺度です。
とはいえ、あまり気にする必要は ありません。
「測定・分類するための基準」と思っていても困ることは少ないと思います。
以上を踏まえて
「アレとコレは、どれくらい離れているの?」を判断する尺度
が「間隔尺度」です。
時刻だったり温度だったりが間隔尺度に該当します。
時刻とか温度には「これくらい離れているよ」がありますよね。
3時と5時だったら2時間離れていますし、10度と40度だったら30度離れています。
そんな
どれくらいの間隔があるか判断する尺度
が間隔尺度です。
なお、間隔尺度のポイントは
「0」が「無」を意味しない
です。
「0時」は「時間がない」を意味しませんよね。
便宜上「この瞬間を『0時』ということにしよう」となっているだけです。
同じように「0度」は「温度(≒熱エネルギー)がない」を意味しません。
「水が凍る温度を『0度』ということにしよう」となっているだけです。
一方で、ケーキの値段は「0」が「無」を意味します。
0円のケーキはタダ(=金銭上の価値が「無」)ですよね。
そのため、ケーキの値段は間隔尺度では、ありません(「比例尺度」というのに該当します)。
「0」が「無」を意味するからです。
以上で尺度の大雑把な説明は終わりですが、ついでなので「名義尺度」「順序尺度」「比例尺度(比率尺度、比尺度)」も説明しておきます。
余裕がある方は頑張って読んであげてください。
脳みそから煙が出そうな人は無理する必要ありません。
ゆっくり休んでください。
あっ、読んでくださるのですね。
ありがとうございます。
それでは、いってみましょう。
名義尺度は「アレとコレは違うよ」を判断する尺度です。
例えば、性別だったり血液型だったり(を数字で表現したもの)が該当します。
性別とか血液型には「こっちの方が上」みたいなのは、ありませんよね。
単純に「『男』と『女』は違うよ」とか「『O型』と『A型』は違うよ」とかを分けているだけです。
そんな
同じじゃないと判断する尺度
が名義尺度です。
順序尺度は「アレよりコレの方が上だよ」を判断する尺度です。
テストの順位だったりピヨピヨ人気ランキングだったりが該当します。
テストの順位とかピヨピヨ人気ランキングには「こっちの方が上!」がありますよね。
そんな
どっちが上か判断する尺度
が順序尺度です。
注意点として、順序尺度で分かるのは「どっちが上」だけです。
「どれくらい上」は分かりません。
テストの1位と2位では1位の方が上です。
ただし、1位と2位で、どれくらい差があるかは分かりませんよね。
同じように、2位と3位では2位の方が上です。
でも、2位と3位で、どれくらい差があるかは分かりません。
ということは、1位と2位と3位の差は分かりませんよね。
1位と2位が接戦の可能性もありますし、2位と3位が近い可能性もあります。
順位は分かりますが、どれくらいの差(間隔)があるかは分からないのが順序尺度です。
なお、便宜上「上」や「順位」という言い方をしましたが、優劣があるとは限りません。
順序(並び順)があるかどうかです。
比例尺度(比率尺度、比尺度)は「(「無」を意味する)ゼロから、どれくらい離れているの?」を判断する尺度です。
ケーキの値段だったり身長だったりが該当します。
ケーキの値段とか身長は「(「無」を意味する)ゼロから、どれくらい離れているの?」を表していますよね。
そんな
(「無」を意味する)ゼロからの離れ具合を判断する尺度
が比例尺度です。
ちなみに、間隔尺度と比例尺度の違いが分かりにくいと思うので補足しておきます。
私も最初、メッチャ混乱しました。
間隔尺度と比例尺度の違いは
「0」が「無」を意味するか
です。
間隔尺度は文字通り「間隔」を測るための尺度です。
間隔を測るにはアレとコレの離れ具合が分かれば事足りますよね。
別に「どれくらいゼロ(無)から離れているか?」とか気にする必要ありません。
だから、本当はゼロ(無)でないところを「便宜上、ここを『0』にしちゃおう」と決めても困りません。
温度であれば、本来は熱エネルギーがゼロ(無)のところを「0度」とするべきです。
でも、水が凍る温度を「0度」として扱っています。
そっちの方が便利だからです。
そんな感じで
本当はゼロ(無)じゃないけど「0」ってことにしよう
をやっているのが間隔尺度です。
一方、比例尺度は「0」の扱いが厳密です。
「無」が「0」だよ
なのが比例尺度です。
……と言葉で説明するのは簡単なのですけどね。
「これは間隔尺度?それとも比例尺度?」を考え始めると、かなり混乱します。
例えば、テストの点数は一見すると比例尺度です。
テストの点数が「無」なのが「0点」ですからね。
ただ、一方で、知性が「無」では ありません。
「この問題を全部間違えるくらいの知性のやつを『0』にしよう」と決めているだけです。
前者の「テストの点数が『無』」と捉えたら、テストの点数は比例尺度です。
後者の「知性が『無』ではない」と捉えたら、テストの点数は間隔尺度になります。
ややこしいですね。
ちなみに、テストの点数は一般的には間隔尺度と解釈される(ことが多い)みたいです。
「テストの点数は学力を測るための指標だよね。だから、テストの点数が0点でも学力が『無』では、ないよね」という解釈なんですってさ。
そんな感じで、突っ込んで考えていくと結構ややこしいです。
個人的には
間隔尺度と比例尺度の違いは「0」が「無」を意味するか
程度に理解しておくのが無難だと思っています。
あと、実は比例尺度の本質は
かけ算・割り算ができる(比率が意味を持つ)
だったりするのですが、そこら辺の説明を今すると混乱すると思うのでスルーします。
気になる人は他のところで情報を補完してください。
一言でまとめるよ
まぁ「間隔尺度」って単語が出てきたら「『アレとコレは、どれくらい離れているの?』を判断するための基準(ルール)なんだな~」と お考えください。
おまけ
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