要求定義書
お客さまの要望を まとめた資料だよ
簡単に書くよ
要求定義書(読:ヨウキュウテイギショ 英:requirements definition document)とは
要求定義
(お客さまの要望を まとめる工程)の結果を まとめた資料のこと。
もう少し具体的に書くと
お客さまの「こんなものが欲しいんだよね~」を まとめた資料のこと
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「要件定義」と「要求定義」について説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
要件定義は「お客さまの要望を まとめる工程」です。
システム開発における最初の工程です。
システム開発において、スタートは お客さまの「何がしたいか」です。
自社サービスの場合は、社長とか発案者が お客さまの立ち位置になります。
ゴールは「できあがったシステム」です。
システム開発というのは、スタートの「何がしたいか」をゴールの「できあがったシステム」に変換する作業です。
とはいえ、一足飛びにゴールにたどり着くことは できません。
一歩一歩進んでいく必要があります。
最初にやるべき作業は、お客さまの「何がしたいか」を まとめることです。
お客さまだって人間です。
自分の言いたいことを きちんと伝えられるとは限りません。
あるいは、お客さま自身が自覚していない「やりたいこと」もあるはずです。
ですから、お客さまの実現したいことを詳しく聞き取ります。
そして「あなたが やりたいのは、こんなことだよね?」を お客さまと一緒にまとめます。
これができれば、後から「本当は こんなことを やりたかったのに!」と文句を言われる可能性も減るでしょう。
この
やりたいことを まとめる工程
が要件定義です。
「どんなシステムが欲しいのか?」もしくは、そもそもの話として「何をやりたいのか?」の認識を お客さまと作る人たちで合わせるために やります。
あと、ついでなので書いておくと、その後は
・基本設計
・詳細設計
(・プログラム設計)
・プログラミング
・単体試験
・結合試験
・総合試験
のような工程を経て、システムは完成します。
要求定義は「お客さまの要望を まとめる工程」です。
……という説明を聞いて「要件定義の説明と同じじゃん!」と思う人もいるでしょう。
要件定義の説明では、ちょっとだけウソを書きました。
ごめんなさい。
要件定義は「要件」を定義する工程です。
要求定義は「要求」を定義する工程です。
それぞれ
要件定義:「こんなのを作ろう」をまとめる
要求定義:「こんなのが欲しい」をまとめる
工程になります。
ただし「こんなのを作ろう」を決めるには、前段階として「こんなのが欲しい」をまとめる必要がありますよね。
そのため、わざわざ工程を分けないことも多いのです。
工程としては「要件定義」しかなく、その中で要求定義っぽいことも やっちゃいます。
「こんなのが欲しい」をもとにして「こんなのを作ろう」が決まります。
「こんなのを作ろう」は「こんなのが欲しい」が反映されているはずです。
そのため、要件定義の説明も「お客さまの要望を まとめる工程」と説明しました。
「要望」という単語に「『こんなのが欲しい』(をもとにして考えた『こんなのを作ろう』)」というニュアンスを込めています。
資格試験を受ける人は
要件定義:「こんなのを作ろう」(要件)をまとめる
要求定義:「こんなのが欲しい」(要求)をまとめる
と分けて覚えてあげてください。
そうでなければ、要件定義も要求定義も、ザックリ「お客さまの要望を まとめる工程」と思っておいても困らないはずです。
以上を踏まえて
要求定義で決まった内容を まとめた資料
が「要求定義書」です。
それを見れば、お客さまのやりたいことが分かるようになっているはずの資料です。
人間様の記憶は結構あいまいです。
頭の中に置いておいても消えてしまいます。
だから、消えないように形に残すのです。
一言でまとめるよ
まぁ「要求定義」って単語が出てきたら「お客さまの要望を まとめた資料なんだな~」と お考えください。






