L2-VPN
広域イーサネットのことだよ
レイヤ2であれこれするよ
「Layer 2 Virtual Private Network」の略だよ
簡単に書くよ
L2-VPN(読:エルツー・ブイピーエヌ)とは
「広域イーサネット」のこと。
用語の中身としては
離れたところにあるLAN
(狭い範囲のネットワーク)とLANをくっつけて、1つの大きなLANっぽくすること。もしくは、そのようなことをしてくれるサービス
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として
・LAN(ラン)
・WAN(ワン)
・広域イーサネット
について結構ガッツリ説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
LANは「狭い範囲で作られるネットワーク」です。
「狭い範囲って、どれくらい?もっと、はっきり教えてよ」と思うかもしれませんけどね。
結構アバウトです。
詳細は、用語「LAN」の説明を ご覧ください。
WANは「広い範囲に及ぶネットワーク」です。
LANの反対です。
広域イーサネットは「離れたところにあるLAN同士をくっつけて1つの大きなLANにすること」です。
もしくは、それを実現するためのサービス(のひとつ)です。
例えば、そうですね。
ピヨ太君が経営するピヨピヨカンパニーの本社は東京にあります。
本社では社内ネットワーク(LAN)が組まれています。
社内ネットワークを通じて、ファイルをやり取りしたり、社内システムを使ったりしています。
ピヨピヨカンパニーには北海道支店もあります。
北海道支店の支店長はピヨ子さんです。
北海道支店も社内ネットワーク(LAN)が組まれています。
社内ネットワークを通じて、ファイルをやり取りしたり、社内システムを使ったりしています。
ただし、です。
本社の社内ネットワーク(本社LAN)と北海道支店の社内ネットワーク(北海道支店LAN)は別のネットワークです。
そのため、本社LANにあるファイルを北海道支店から見たり、北海道支店LANで使っている社内システムを本社から使ったりは、できません。
これは不便ですね。
そこでピヨ太君は、ISPさん(あなたの使っている回線とインターネットの世界をくっつけてくれる業者さん)にお願いして、本社LANと北海道支店LANをつないでもらいました。
その結果、本社LANと北海道支店LANはあたかも1つのLANであるかのような気分で使えるようになったのです。
本社LANにあるファイルを北海道支店から見られるようになりましたし、北海道支店LANで使っている社内システムを本社からも使えるようになりました。
本社LANと北海道支店LANは、かなり遠くにあります。
客観的に見れば、本社LANと北海道支店LANをつないでいるネットワークはWANであると言えそうです。
ですが、ピヨ太君たちにとっては、どうでしょう。
気分的には本社LANと北海道支店LANが合体した1つの大きなLANですよね。
このような
離れているLAN同士をつないで1つの大きなLANのようにする(ためのサービスのひとつ)
が広域イーサネットです。
LAN同士をつないでいる線は無関係な人には見えません。
専用線っぽい線でLAN同士をつないでいます。
そのため、広域イーサネットはVPN(なんちゃって専用回線サービス)の一種であると言えるでしょう。
以上を踏まえて
「広域イーサネット」の別の呼び方
が「L2-VPN」です。
「L2VPN」や「レイヤ2VPN」と表記される場合も あります。
「Layer 2 Virtual Private Network(レイヤ・2・バーチャル・プライベート・ネットワーク)」の略で「L2-VPN」ね。
layer 2(レイヤ2)は、IT用語の「レイヤ2」です。
専門的な説明をすると、OSI参照モデルにおけるデータリンク層のことです。
virtual(バーチャル)の意味は、今回は「仮想の」です。
よく分からなかったら「なんちゃって」と読み替えてください。
private(プライベート)の意味は「私的な」とか「私用の」です。
network(ネットワーク)はカタカナで「ネットワーク」で分かりますよね。
何となく くっつけると
レイヤ2の(情報をあれやこれやして作った)なんちゃって私用ネットワーク
となります。
広域イーサネットは離れたところにあるLAN同士を専用線っぽい線でくっつけています。
広域イーサネットはVPNの一種であると言えるでしょう。
VPNは、本当は専用回線ではないのですが、とある仕掛けをして専用回線っぽくしています。
この「とある仕掛け」を広域イーサネットではL2(レイヤ2、データリンク層)でやっています。
L2(レイヤ2、データリンク層)であーだこーだすることによって、専用回線っぽいことを実現しているのです。
よって、広域イーサネットは
OSI参照モデルにおけるL2(レイヤ2、データリンク層)に「とある仕掛け」をほどこすことによって実現しているVPNである
と言えます。
それが広域イーサネットを「L2-VPN」と表現する理由です……多分。
一言でまとめるよ
まぁ「L2-VPN」って単語が出てきたら「広域イーサネット
(離れたところにあるLANとLANをくっつけて、1つの大きなLANっぽくすること。もしくは、そのようなことをしてくれるサービス)のことなんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「L2」の「L」は「layer(レイヤ)」の略です。
「layer(レイヤ)」の意味は「層」とかです。
2は「2」です。
「VPN」は「Virtual Private Network(バーチャル・プライベート・ネットワーク)」の略です。
「virtual(バーチャル)」の意味は「実質上の」とか「事実上の」とか「実際上の」とかです。
ただし、今回は「仮想の」と解釈してください。
「private(プライベート)」の意味は「私的な」とか「私用の」とかです。
「network(ネットワーク)」はカタカナで「ネットワーク」で分かりますかね。
何となく くっつけると
第2層-仮想の私的なネットワーク
となります。






