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tar

pointこの用語のポイント

pointファイルのまとめ方の種類だよ

point「tar」コマンドでまとめたよ

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簡単に書くよ

tar(読:ター)とは

アーカイブファイル(1つにまとめたよファイル)の作り方(ファイルのまとめ方)のひとつ
であり

「tar」コマンドでまとめるときのファイルのまとめ方
です。


image piyo

詳しく書くよ

順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として

アーカイブ
アーカイブファイル
圧縮
圧縮ファイル


について説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。

アーカイブは「複数のファイルフォルダを1つにまとめること」です。

tar

アーカイブファイルは「複数のファイルやフォルダを1つにまとめたファイル」です。

tar2

圧縮は「ファイルやフォルダを1つにまとめてキュッと潰すこと」です。

tar3

圧縮ファイルは「1つにまとめてキュッと潰したよファイル」です。

tar4

少し紛らわしいのですが「アーカイブ」と「圧縮」は違います。

アーカイブは「1つにまとめる」行為です。

tar5

圧縮は「ファイルを潰す」行為です。

tar6

ただし、圧縮するときには複数のファイルやフォルダが1つにまとめられます。
圧縮する対象が1つの場合は潰されるだけですけどね。
対象が2つ以上あると、1つのファイルにまとめてから潰されるのです。

tar7

そのため、圧縮を指して「アーカイブ」と表現する人もいます。

とはいえ、用語の意味としては

アーカイブ:ファイルを1つにまとめる
圧縮:ファイルを潰す


です。
覚えておいてください。

tar8

以上を踏まえて

アーカイブファイルの作り方のひとつ

が「tar」です。

tar9

tar形式でまとめたファイルの拡張子(ファイルの種類を表す目印)は「.tar」にするのが一般的です。

tar10

UNIX系のOSLinuxとかMacとか)には「tar」というコマンドがあります。
「tar」コマンドは、アーカイブファイルを作るときに使うコマンドです。
実行すると、ファイルをまとめてくれます。

tar11

例えば

tar cvf hoge.tar hoge1.txt hoge2.txt

を実行したとしましょう。
そうすると「hoge1.txt」と「hoge2.txt」を1つにまとめたファイル「hoge.tar」ができあがります。

tar12

このときの「hoge1.txt」と「hoge2.txt」をまとめたやり方が「tar」です。

tar13

先ほど

アーカイブ:ファイルを1つにまとめる
圧縮:ファイルを潰す


と書きました。

実は、tarでまとめたファイルは圧縮されていません。
ファイルの大きさは小さくなっていないのです。

例えば

・大きさが「10」の「hoge1.txt」
・大きさが「5」の「hoge2.txt」


の2つのファイルが あったとしましょう。

この状態で

tar cvf hoge.tar hoge1.txt hoge2.txt

を実行すると、できあがる「hoge.tar」の大きさは「15」になります……と見せかけて、実はもっと大きくなります。
おそらく、ファイルの更新日など、まとめる前の情報をあれこれ保持するのでしょう。

私の環境で実行してみたところ、以下の結果になりました。
大きさ「10」の「hoge1.txt」と大きさが「5」の「hoge2.txt」をまとめたのに、できあがった「hoge.tar」の大きさは「10240」になっています。

[root@localhost ~]# ls -alt hoge*
-rw-r--r-- 1 root root  5 Mar 15 22:42 hoge2.txt
-rw-r--r-- 1 root root 10 Mar 15 22:41 hoge1.txt

[root@localhost ~]# tar cvf hoge.tar hoge1.txt hoge2.txt
hoge1.txt
hoge2.txt

[root@localhost ~]# ls -alt hoge*
-rw-r--r-- 1 root root 10240 Mar 15 22:43 hoge.tar
-rw-r--r-- 1 root root     5 Mar 15 22:42 hoge2.txt
-rw-r--r-- 1 root root    10 Mar 15 22:41 hoge1.txt


このように、tarはファイルを1つにまとめるだけです。
潰してはくれません。

よって、tar形式でまとめたファイルは「gzip」コマンドなどで圧縮するのが一般的です。

手順としては、まず「tar」コマンドでファイルをまとめます。
例えば

tar cvf hoge.tar hoge1.txt hoge2.txt

を実行して「hoge1.txt」と「hoge2.txt」を1つにまとめたファイル「hoge.tar」を作ったとしましょう。

tar14

次に「gzip」コマンドでtar形式のファイルを圧縮します。

gzip hoge.tar

を実行すると「hoge.tar」が圧縮されたファイル「hoge.tar.gz」ができあがります。

tar15

ここまでを1セットとすることも多いです。

繰り返しになりますが、tar形式はファイルをまとめただけです。
小さくするには別途、圧縮する必要があります。
覚えておいてください。

あと、ついでなので書いておくと、拡張子「.tar.gz」は「tar」コマンドでまとめたファイルを「gzip」コマンドで圧縮したファイルに付く拡張子です。

tar16

拡張子「.tar.gz」は、場合によっては拡張子「.tar」よりも見かける機会があります。
気が向いたら、併せて覚えてあげてください。


image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「tar」って単語が出てきたら「ファイルのまとめ方の種類なんだな~」と お考えください。

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おまけ

■訳してみるよ

「tar(ター)」は「tape archive(テープ・アーカイブ)」の略だそうです。
「tape(テープ)」はカタカナで「テープ」で分かりますかね。
「archive(アーカイブ)」の意味は「書庫」とか「公文書」とか「記録保管所」とかです。
何となく くっつけると

テープの記録保管所

となります。




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